留学なんてキラキラしてない。
私の留学経験
皆さん、こんにちは。ドイツ大学留学中のジョージとマーガレットです。
まず留学についてお話しする前に私の留学経験について軽く説明しておきます。
2018 大学進学後に初めて海外旅行へ。タイ、カンボジア、シンガポール、台湾を訪問し「海外」というものに興味を抱き始める。
2019-2020 大学の交換留学制度を利用して1年間カナダ留学へ。最初は大学付属の語学学校に通い、半年後から学部にてネイティブの学生と共に授業を受講する
2022~ 日本の大学を卒業後に英語で受講可能なドイツの大学院に進学する
多くの人が抱く勘違い
留学は旅行とは異なり、異国の地で現地の人々と共存しながら慣れない環境の中で勉学に励みます。
ソーシャルメディアやウェブサイトに出てくる留学の記事や投稿はどれも煌びやかな物ばかりで、学生の皆さんが憧れるのは無理はないと思います。
しかし一度留学生として海外の学校に足を踏み入れると誰も我々を「外国から来た特別な学生」としては扱ってくれません。
これにはメリットとデメリットがあると考えています。
メリットとしては現地の学生と平等に接してくれるのでコミュニティに所属できているという実感が湧くこと。さらに日本人としてではなく一人の人間として評価が下されるということです。
デメリットとしてはお客さんとして接してもらえないので特別待遇は全く望めないということです。異国の地でルールもわからない中自分で一つ一つ解決していくのは非常に忍耐力が必要なことです。
つまづいてばっかりの毎日
私を含めて多くの日本人留学が一度は抱える問題としては言語能力の問題でしょう。
いくら正規留学をしているとはいえ、ネイティブに比べれば我々の言語能力は劣る訳で、それがプレゼンテーションやディスカッションに大きな影響を与えることがあります。
さらに日本教育の特徴として自らの意見を表に出す訓練をあまり受けていないため、言語能力のみならず自己表現能力も足らないと感じ、凹むことが多々あると思います。
そんな毎日の連続で、復習しては予習をし、学校と家を往復する毎日にメンタルがもたない人が出てくるのも不思議ではありません。
僕なりの留学マインドセット
そんな失敗に凹む時、2回の留学を経て得た僕なりの教訓があります。
それはこの留学前の自分を客観的に見た時、自分は少しでも成長しているかという事です。
要するに軸を「過去の自分より今の自分が成長できているか」に置き、「他人の能力と自分の能力の差」に置かないということです。
そんな思い詰めなくても大丈夫です。異国の地でチャレンジしているだけでも素晴らしいことなのです。
Appleの創業者スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式で卒業生に向かって言ったこの言葉が僕を何度か助けてくれました。
“Sometimes life's going to hit you in the head with a brick. Don't lose faith. I'm convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did.”
皆さんの心に少しでも助けになればと思います。
いつかきっとこの挑戦を肯定する日がくる
ここまで留学のネガティブな部分を話してきましたが、実際に自分自身も留学をしている身であり、もちろんネガティブな事ばかりではありません。
僕自身、一度目の留学での自分の成長がなければ今ここで大学院に進学していることはあり得ません。
こんなにも沢山の国にバックグランド持つ人々に囲まれて、賢い人々と勉学を共にできる機会は今後の人生にそう多くはないでしょう。
今辛かったとしてもいつかきっとこの挑戦を肯定する日が来ます。それは我慢をしろと言ってる訳ではないのです。時には逃げてもいいのです。それでも挑戦した自分をよくやった、もう一度あんな挑戦がしたいと思える日が来ると思います。
自分のペースでできることをできるだけやっていきましょうよ。
記事を書いているのは自分自身ですが、自分への訓示でもあると考えています。
皆さんの留学生活が実りのあるものとなりますように!
このブログのもう一つのテーマである家族について、家族での闘病経験を綴った本を出版しています。皆さんの少しばかりの勇気になればと思いますのでぜひご購入の程よろしくお願いします!
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