映画「余命10年の花嫁」とはなんの関係もありません。
夏休みの途中だけど、娘の友達がママと離れてアメリカへ行った。
「産まれて初めて離れて暮らすんだもの・・・」って涙。
周りのママたちも「わかるー」の大合唱。
そういえば、僕もまた去年同じようなことがあった。
長女の留学である。
しかも長期。
(今は夏休みで日本にいるけど)
空港にて。
妻は泣いていた。
娘も、たぶんちょっと泣いていた。
次女も、ちょっと泣いている風だった。
僕は、笑っていた。
うれしくてしょうがなかった。
念願の留学だし。
いいところっぽいし。
何より学費が安い!
そして、長女の自立を感じることができてうれしかった。
まあ、これは理解できる人もいるかもしれない。
一方、19年前。
オヤジが亡くなった。
でも、なぜか一回も泣かなかった。
なんでだろう。
うちの家族はほとんど誰も泣いてなかった。
出棺の時に母ちゃんが泣いていたかもしれないけど。
ちょうど49日後。
うちら夫婦の結婚式だった。
最後のあいさつを読む予定だったオヤジがいなくなったので
自分で読んだ。
列席者は泣いていた。
でも、泣かなかった。
なんでだ?
涙もろくないわけじゃない。
甲子園、高校サッカー、オリンピック、受験のドキュメント
泣く。
映画、ドラマ、小説、
泣く。
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
めっちゃ泣いた。
「とんび」も泣いた。
全俺が泣いた。
でも、実際にリアルな時に泣かない。
泣けないのかもしれない。
それは子どもの頃、ナキムシだったからかもしれない。
散々「泣くな!」と言われたし。
もしくは
すごく薄情なのかもしれない。
まあ、そんな自分も嫌いじゃない。
さあ、仕事しよう。