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本業が充実しているのは大前提。

こんにちは、ジョージ・アンド・ショーン営業企画の松橋です。

さて、今回は小野幸村さんのインタビュー後編です!(前編はこちらをご覧ください。
後編は、G&Sのデバイス開発・Webシステム開発等を担当されている、小野幸村さんに本業・兼業とそれぞれ異なるお仕事をされている中で心がけている事を中心に、またG&Sの魅力についてもお話を伺いました。

その時に自分が面白いなと思う仲間と、その時に夢中になっていることを続けるカタチで兼業を始める 

―兼業でのおもしろさがある反面、やはり気になるのはお休みはあるの?というところです。

当然、日中は完全に本業に専念しています。なので、平日の夜と土日が兼業にあてられる時間になります。納期が近い時など忙しい時は20時間/週やる時もあれば、落ち着いていれば10時間弱だったり、本業が忙しければ一時的にその週は業務を休ませてもらったり、G&Sではチームで事前に擦り合わせればフレキシブルな働き方ができると思います。

また、コロナ過の前は海外の展示会にも積極的に参加していました。これは当然本業の方は夏休み等の休暇を頂いている間に行くことになるので、兼業するとバケーション期間も働き続けなきゃいけないの!?と考える人もいるかもしれませんが、もちろん準備は大変で、会期中も展示会で忙しくしているのですが、合間時間にはしっかりサグラダファミリアやカンプノウも観に行って、夜は飲みに行くし、ナイトクラブにも繰り出します(笑)このように気の知れたメンバーと行く修学旅行みたいな部分もあるので、ずっと仕事が続いている感覚とは違い、ただ旅行にいくよりもさらに充実感があります。

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(2019年2月 4YFN展示会にて inバルセロナ)

―海外の展示会前には英会話スクール、新しい事業のためにコーディングスクールにも通うなど常にアップデートしつづけている小野さんですが、どのようにモチベーションを保っているのですか?

目標が明確になるとモチベーションを保ちやすいというのが大きいです。恐らく英語ができない人が2か月後までにお客様に英語でサービスを説明しないといけないとなれば、誰でも一生懸命に取り組むと思います。なので、目標が自然と定まりやすい環境に積極的に身を置くことは大事だと思います。あとは凝り性なのもあって、兼業をしながら、毎日30分フィリピンの方と英会話して、通退勤中はシャドウイングしながら歩いて、週1.2回は英会話カフェに通うような時期が1年くらいありましたが、それも全然仕事という感覚ではなくて、その時その時で自分がたまたま熱中していたことがそれという感じです。

―熱中すると仕事とそうでないことの境も曖昧になってくるのですね。

兼業をやる前はおそらく、今よりももっとお酒を嗜む時間も多かったと思いますが、その時間があったから当時、会社を立ち上げる前の井上との仲も深まったわけだし、足繫く通う飲み屋の友達も、今は同じG&Sのメンバーとして活躍していて、毎年旅行に行く本業の同期の悪友も、今ではG&S役員としてすっかり僕より活躍しています。
なので、たくさん遊ぶ時間ももちろん無駄じゃなく、その時々で自分が面白いなと思う仲間と、その時に夢中になっていることを続けている感じで、兼業を始めたから遊んでいた時間を仕事に切り替えましたという感覚はありません。

また、もしそういう仲間が今は身近にいなかったとしても、まずは自分が興味のある環境に身を置いてみることで、自然とモチベーションが上がったり、自ずと同じような仲間が集まる環境になる可能性はあると思います。

―兼業を考えられている方のなかでは、本業でのお仕事にやりがいを感じられないから兼業を始めるという方もいらっしゃると思うのですが、小野さんは本業もG&Sでのお仕事も充実されていて楽しまれているように感じます!

G&Sで働く方の大前提として、みな本業も充実して取り込んでいるということが共通で挙げられます。やりがいを感じられないからそれを副業に求めるというのは、やはり違うかなと思います。今取り組んでいる仕事でしっかり足場を固めて、その場所で自分のスキルや仕事の進め方を磨いていないと、兼業した先でいきなり何かを成すというのは難しいだろうと思います。人間関係に悩んでいたり、やりたい仕事ができていないならば、まずは転職して、自分が仕事に打ち込める環境を作って自分の力を磨くべきだと思います。その上でさらに新たな刺激が欲しい、自分のスキルを掛け算してきたいという時に兼業を始めるのがよいと思います。

特別なスキルだけではない、大事なのは新しい環境でもいかに時間を費やすことができるか

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―やはり兼業は、本業のお仕事が活かせる仕事内容でなければ難しいですか?

兼業を始める人の大半は、G&Sのメンバーも含めて、即戦力になる特別なスキルがある人のほうが多いし、あるに越したことはないと思います。では、特別なスキルがなければ兼業はできないのか、というとそれは違います。僕もどちらかというとG&Sにおいて必要とされるエンジニアリングのスキルと本業におけるスキルが少し離れている側の人間だったので、自分のどんな価値が提供できるか不安になる気持ちも分かります。

ですが、どんなにスキルのない人でも持ち合わせていて(実際にはスキルのない人なんていないのですが)、相手も欲しがる武器があって、それが自分の「時間」を費やすことだと思います。

これは本業・兼業関係なく、例えば本業でも、異なる部署や全く異なる研究テーマに移り、新しい仕事をする場面はあると思います。そんな時、僕は自分の方がポジションが上であろうと関係なく、自分が一番の素人であること認識し、丁寧な姿勢でまわりのサポートをお願いしながら、誰よりも時間を費やして勉強して、泥臭く拾える仕事をできるだけ拾い、自分のポジションを築くようにします。
兼業でも基本的な考え方は同じで、今の仕事とは領域が異なるし、スキルが活かせるかが不透明という人も、興味があるならばまずは新しい環境に身をおいて時間をどんどん使ってみることが大事だと思います。

―これから兼業workerを目指す方にアドバイスはありますか。

おそらくスタートアップなどは手落ちになっている仕事がたくさんあり、自分の時間を割けばできることがたくさんあります。また、新しいコミュニティなので相手にも興味をもって、コミュニケーションを積極的にとる時間も作る必要があると思います。新たなコミュニティに飛び込み、慣れ親しんだものとは異なる仕事に触れることは、とても刺激があり、楽しい仕事になります。

それを継続していくうちに自分が頼られるような得意領域が出来てきたり、新しい環境での仕事の地盤が固まってくると思います。そうなると、スキルの合致はそこまで関係なくなり、仕事の本質的に重要な部分である、課題を見つけて仮説を立ててそれをいかに早く検証するかのサイクルをまわす、みんなが本業で繰り返し経験する仕事の進め方が活かせる環境が出来上がっているのではないかと思います。

決意を支える代表へのリスペクトと熱いビジョンへの共感

―現在のG&Sでのお仕事で課題に感じていることや、これからやってみたいことを教えてください。

本業でも同様にPMとプレーヤーを兼務しているのですが、圧倒的に現場主義を大事にしていて、自分の場合は顧客にあたる工場に足しげく通い、開発した装置を一緒になって評価します。現場で得られることは本当に多く、リアルタイムでニーズを拾いあげて開発にFBすることはもちろんですが、こまめに現地の方とコミュニケーションをとって関係値を築き、信頼感をえることが、次の開発の依頼や新たな研究テーマの発掘に繋がるので、事業所の中でも特に出張が多い方かと思います。

当然、G&Sの仕事においても、現場主義でありたいのですが、兼業であるがゆえにどうしても時間的な制約があり、施設の方と直にコミュニケーションをとる機会が少なくなってしまうところに兼業の難しさがあります。コーディングや資料作成はいくらでも夜に時間を作れますが、この部分に関しては他のメンバーに任せるしかなく、歯がゆさはありますがここはもう割り切ってお願いして、その情報をできるだけ速く詳細に把握して開発にFBするしかありません。

一方で、本業においては仕事を任せることがあまり得意でない部分もあります。出来ることは、ちょっと無理をしてでも自分でやってしまった方が早いし、全体を把握するうえで楽なので、と自分でやってしまうことも度々ありますが、そこはもう少し他のメンバーにお願いする部分を増やして、僕自身はメンバーが苦手な業務や、後回しにしている重要度の高い業務に取り組むようにしていきたいと感じています。

そういった意味では本業とG&SどちらのPMも経験していく中で、もっと自分のバランス感覚を養い、いかにしたら開発スピードをもっと高められるかを常に意識して、G&Sにおいては「兼業」で事業を推進する役割をいかにしたら担えるかを模索して行きたいと考えています。

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―最後に、G&Sならではのいいところや、G&Sに対して感じるところを教えてください。

最近は若い人も増えてきましたが、G&Sはスタートアップの中では年齢層は若干高めかと思います。みな大人で代表の井上の考えをよく理解して、意図を汲んでアクティブに動けるメンバーが集まっていると思います。
また他のスタートアップの会社の方とも関わりを持つ中で思うのは、圧倒的に一番動いていて、重要な仕事を取ってくるのはやはり代表で、どのスタートアップも代表が会社の顔であり、心臓だなと改めて強く感じています。そしてそこには代表へのリスペクトとビジョンへの共感がみんなあると思います。

以前、その年の年間アワードを社員全員の投票で決める企画をやったことがありました。この場合、暗黙のうちに自然と代表は選択肢から外して考えてしまいがちだと思うのですが、いざじゃあ誰にしようかなと考えた時に、あ、これ代表の選択肢もあるじゃん。と気づいて他のメンバーと代表とを書いたんですね。さてこの結果どうなるのかなと思って蓋をあけてみたら、大半のメンバーが代表と他のメンバーとの複数名を記載していて、結局その年のアワードはメンバーの他に代表も同時受賞することになって。なんかいい会社だなと感じたことがあります。

―私も代表に投票した記憶があります(笑)

みんな、そんな代表の意図を汲んで、「今はこのスピード感でこれが必要なのね」という感じで各々が自発的に仕事をこなしているように思います。これを一番高いクオリティとスピード感で実践しているのが共同創業者でCTOの副社長です。副社長は飄々としていて、おおらかで取り繕いのない天才肌のエンジニアで、代表とはまた全然違うタイプの性格なのですが、この二人のバランスが良く、そこにいい感じの大人が集まっているなと感じます。

また、例えばとんでもないカリスマ性や技術がずば抜けていてというタイプの代表もいて、それはそれで素晴らしいとは思いますが、僕の場合はやはり人がいい人が好きで、メンバーの気持ちによく気づいてくれる思いやりがあるタイプの代表が良くて、そんな人格に惹かれて揃うメンバーのコミュニティに楽しさを感じています。

最近は20代中盤の若い勢いのあるメンバーの活躍も目立ち、明らかに会社にいい刺激を与えているし、とんでもない熱量のお医者様もメンバーに加わったりと、さらに楽しみな感じになってきています。そんなG&Sに興味がある方、兼業に取り組んでみたいという方は、G&Sも人手不足なのでぜひご連絡を頂けたらと思います。


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