見出し画像

最新ARグラス「XREAL One」が発売。完全なるSoCを搭載し過去最大のアップデートを解説


2024年大躍進のARグラスのパイオニア XREAL(エックスリアル)から新製品「XREAL One」が発表された。

今回は東京で開催されたXR Kaigiにお邪魔し、新製品発表会の様子も含めて「XREAL One」の魅力を紹介していく。

ジョージです。TwitterYouTubeTikTokもやってます。【お問い合わせ自己紹介

XREAL Oneの特徴【XREAL ARグラス史上、最大のアップデート】

               ▼特徴
3 DoF対応グラス
・XREAL X1 チップ
・遅延【最低3msに向上】
・FOV【50°】
・ディスプレイ【SONY 0.68インチ マイクロOLED】
・高視認性【TÜV Rheinland新基準認証】
・最高輝度【600 ニット】
・音質【Boseによるチューニング】

前作XREAL Air 2から大幅な進化を遂げた今作。
簡単に言えばチップが内蔵されたことで別売りのXREAL Beamに接続しないとできなかった単独で空間ディスプレイを保ったまま表示ができるようになる。
さらに最低3msの低遅延を実現したことで、車酔いのような感覚になる可能性が大幅に低減された。

XREAL OneとXREAL Air 2 Proの比較

比較するとその差は大きい。あえてXREAL Air 3 Proと製品名を踏襲しなかったのも、単なるバージョンアップではなく、フラッグシップモデルとして自信を持って2025年に挑む気持ちがうかがえる。

XREAL X1チップは処理速度も大幅にアップ

今までは接続したホストデバイス(PCなど)のチップを使って処理をしたあと、ARグラスに投影する仕組みだったものがXREAL OneにX1チップを搭載したことにより、ホストデバイスとの往復処理分がなくなった。

それにより、一部のXREAL製品では最大40msだった遅延がXREAL Oneでは最低3msまで低減された。

XREAL Oneはスピーカーも4つに拡張

XREAL Oneではマイクが4つへ拡張された。これは登壇してたプロダクトマネージャーの高天夫氏が発言していたのだが「将来的にAIの機能が付与される可能性がある」とのこと。

さらにBoseによる音響調整もあって、映像だけではない関わる全てに拘ったのXREAL Oneと言える。
ARグラスは没入体験が素晴らしく、音響による相乗効果は計り知れない。

【発売が待てない】楽しみ過ぎる要素3つ

32:9のワイドスクリーン

現在、自宅で使用しているモニターが湾曲の32インチであるため、それがわずか82gのARグラスで代用できるなら最高に良いと思った。

XREAL X1チップ搭載でARグラス単体の価値が爆上がり

先述したXREAL X1チップ搭載によりホストデバイスに関係なく画面をセッティングできるので、気兼ねなくスマホと接続したり、PCと接続して仕事や遊びに没頭できる。

長時間使うために重要な「TUVアイコンフォート認証」

AR業界初のTÜV Rheinland認証を取得しているため、目への負担(ブルーライトなど)を考えた設計となっている。どうしてもARグラスの歴史が浅いため、長時間使用で数年後に視力への影響がないか気になっていた。
映像遅延による疲労と視力への影響は今後も注目していきたい。

XREAL Oneの発売日と価格

XREAL Oneは2024年12月11から公式サイトで予約を開始。
公式サイトの発送予定日は2025年1月17日となっている。

価格は69,980円(税込)となっており、会場では思っているより安かったのかどよめき立った。
個人的にも「おっ、案外安い」と好印象を持った。

ユーザーの希望に応え「近視用フレーム」も販売する

ユーザーから要望の多かった近視用のフレームをXREAL Oneでは別売りする。
ただし、XREAL AirやAir 2シリーズとの互換性はないので注意。

いいなと思ったら応援しよう!