君はニューイングランドIPAの輝きを見たか
ニューイングランドIPAというビールをご存じだろうか?
物の本によると2015年あたりよりこっちで爆発的に版図を広げつつ新手のビールであるらしい。
IPAといえば、透明感のあるやや濃い色と圧倒的苦みが特徴だ。現在日本を席巻しているクラフトビールブームの原動力の一つと言っても良いだろう。ちょっとしたビアフェスなんかを覗いてみても、IPAがラインナップに無いなんてことは滅多にないように思う。
このニューイングランドIPA、あるいはヘイジーIPAなどとも呼ばれるビールは、しかしながらIPAとは随分印象が異なるビールである。
ヘイジーIPAとはよく呼んだもの。まず見た目からしてクリア感など一つも無い。鮮やかな黄色がとにかく目につく。何故そんなにも鮮やかに見えるのかというとクリアさが無いからだ。このビール、まるでオレンジジュースのごとく濁っている。
次に味。一般的にIPAに思い浮かべるような苦みのラッシュは無い。フルーツの爽快感にも似たさわやかな口当たり。だが決して甘いわけでは無い。ある種ビールの完成形とでも言えるかもしれない飲み心地を味わうことが出来る。
市場に流通している種類としてはまだまだあまり見ないかも知れないこのビール、最近私がよく行くびあらぼで繋がった。事の起こりはGWに上大岡で開催されていたビールフェスタである。出すつもり無かったのに他のビールが気持ちよく売れすぎた所為でお披露目になっちゃったとのことで当然飲みに行きました。
【京急ビアフェスタin上大岡、4日目】
— 南横浜ビール研究所 (@beerlabo) May 5, 2019
ついに、出す予定じゃなかった超隠し球「ニューイングランドIPA」がつながります。まじかよ
ウエストコーストIPAが終わり次第、お披露目です。
受賞のウエストコースト、これが終わったら当分飲めなくなるので、早めに来て両方飲むべきですぜ? pic.twitter.com/LGahdPpGtr
そして現在本店でつながってます。いやこれがまためちゃくちゃ美味い。製造にホップを大量に使う関係上お値段は通常のビールより少々お高め(グラス680円、ジョッキ880円)となっていますが、むしろ「えっ、これ900円で飲んでイイの?」となるようなやつです。
無くなる前にもう一回飲みに行きたいですね。というか行く。