地理総合⑧ 日本の位置や領域、領土問題
最近、隣国との国際関係が悪化しており領土問題への関心が高まっている人も多いだろうと推測される。
現在の日本の領土は、何によって定められたのか?
この質問に答えられる人は少ない(当社比)
今の日本の領土は、1951年に結ばれたサンフランシスコ平和条約で定められた。
特に現在の領土問題に通じるところとしては、
「日本は朝鮮の独立を承認、台湾・澎湖諸島、南樺太・千島列島を放棄する。とされた。
この時の千島列島とは択捉島よりも北にある島のことを指し、択捉島以南の島は対象になっていない。
そして現在の領土が確定し、北海道・本州・四国・九州の4つの大きな島の他、大小さまざまな島からなっている。
日本には、広大な排他的経済水域があり、豊富な水産資源に恵まれているほか、大陸棚には天然ガスやメタンハイドレードなどの海底資源があることが確認・予測されている。
北方領土は、北海道に属する日本固有の領土であるが、ロシアが不法占拠している状態にある。
竹島は、1905年に島根県に編入された日本固有の領土であるが、1952年から韓国が不法に占拠している状態が続いている。日本は国際司法裁判所で話し合いをすることを求めているが韓国が応じていない状況である。
尖閣諸島は、1895年に沖縄県に編入された日本固有の領土であり、領土問題は存在しないというのが政府見解である。1970年代から中国が領有権を主張しており、日本は2012年に国有地化した。