【小説】消えた島の秘密③|地球図書館1
地球図書館。それは、この星が紡いできた無数の物語が眠る場所。
大地の裂け目に刻まれた時の流れ、風が運ぶ文明の記憶、そして人々が生きた証。
地理はただの知識ではなく、世界に秘められた無数の物語を読み解く鍵。
さあ、地球が秘める語られざる物語の続きを旅することといたしましょう。
第二章 ーー 沈んだ伝説
水平線の彼方に、透真とアリサの乗る小さな漁船は静かに進んでいた。穏やかな波が続くかと思えば、突然のうねりが彼らを揺らす。
「ここが……地図に載っていたはずの場所か。」
透真はGPSを確認しながら、古い海図と照らし合わせる。しかし、どこを見てもただの青い海が広がるばかり。
「本当に沈んだのかな……」
アリサが呟いた瞬間、漁師の男が口を開いた。
「このあたりには古い言い伝えがある。ある夜、海が燃え、島が沈んでいったと。」
「燃えた……?」
透真が疑問を口にしたその時、アリサが急に叫んだ。
「ねえ、あれ!」
遠くの海面に、奇妙な影が浮かんでいた。
(続く)
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