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ラグビーワールドカップRWC2019の思い出

   気がつけば、開幕から1年。
   盛り上がった。とにかく盛り上がった。あんなに楽しい「祭」はなかった。

   廣瀬さん(つまり浜畑)が↓この動画で一文字で書いた通り、本当にRWC2019は「祭」でした。楽しかった!

   この感激は今年、東京五輪で上書きされると思っていましたが、まさかのコロナ禍と五輪延期。おかげで、過去一年の中で最高のイベントとしての位置づけが、なおのこと強固なものになりました。

   これだけ密な大イベントが、コロナ禍の前に無事終わっていたことが奇跡とすら思います(もし開催期間がコロナ禍と重なっていたらと思うと恐ろしい…)。

   チケットが取れず、主にテレビ観戦で終わったRWC2019でしたが、それでも十分楽しめました。その記憶を拾い上げて、とりとめなく書いておこうと思います。

開催期間中の新宿が面白すぎた

   別の用事で新宿に行った妻からLINEが。
   今、新宿がすごいことになってると。
   いろいろな色のジャージ着た外国人がいっぱいいる。
   ラグビーボール片手にニコニコしながら突っ立っている英国紳士っぽい人がいる。
   ビール片手に談笑しているラグビーファンがあちこちにいる。

   何そのめちゃくちゃ面白そうな光景!

   オレも行く!ってんで、別の日に新宿へ。

   新宿にはメガストアという、RWC2019公式ショップがありまして、そこに足を踏み入れてみましたらば、いきなり、元日本代表、山田章仁選手のサイン会が!

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   しっかりサインいただいてまいりました。

   NZサポーターのおじさま方と鉢合わせした時には、めちゃくちゃ喜ばれました。
   「YEAH! JAPAAANNN! GREAT!
   ガッツポーズして挨拶してくれました。

   その時、日本代表は既にアイルランドとスコットランドを破って決勝T進出を決めて世界のラグビーファンを驚かせており、更にその日は、オールブラックスが調布で、アイルランド戦を控えていた時だったので、NZサポーターのテンションも上がりまくってました。

   「明日の日本戦は見に行くのかい?」
   (↑こんな日本語では言ってないが、脳内でこう変換されました)
   「いえ、チケットが取れなくて、家でテレビで」
   「そうかい!オレたちはこれからスタジアムに行ってくるぜ!じゃあな!」
   みたいな感じで、颯爽と去って行かれました。

   一瞬の交流でしたが、嬉しかったですね。
   見ず知らずの外国人と、新宿のど真ん中で会った瞬間に打ち解けてしまう(しかもかなりのハイテンションで)。これもRWC2019ならでは。

週明けに訪れるプチラグビーロス

    日本代表の試合が毎週末に組まれていました。これは無理なく見られてラッキーさすが開催国特権、とか思ったんです、当初は。

   始まってみると、間の一週間のメンタル保つの大変でした。今思い返してみても、日本代表が勝ち続けた4週間はメンタル異常でした。

   週末は試合観戦を楽しめます。日本代表も勝ちますから、気分よく平日を迎えられます。

   で、月曜日、職場に出勤して仕事を始めると、「プチラグビーロス」に襲われるんです。
   次の週末の日本代表戦まで待ち遠しくて、それまでの平日の勤務が乗り切れるかどうか不安になるんですね。

  火曜、水曜…と日が進むと、徐々にラグビーロスは収まっていきます。
  木曜、金曜となると、試合が近づいてきますから、仕事しながら、テンションはうなぎのぼり。
   金曜の仕事上がりの瞬間がMAXです。
   心の中で、
   「ぬあぁぁぁぁぁ!!!
   と雄叫びをあげ、帰路につきます。

   そして、週末は日本代表戦最優先です。外出してても、キックオフ時刻の1時間前には確実に帰宅します。
   試合が始まれば、テレビの前で大応援です。また、勝ってくれます。大喜びで平日を迎えられます。

   で、月曜日、職場に来るとまた、プチラグビーロスです(笑)。

   このメンタル乱高下を4週間繰り返したのは、さすがにキツかったようです。
   最終的に、準々決勝で、日本が南アフリカに負けた瞬間、むしろホッとした自分がいました。そのくらいメンタル限界だったのです。
   同時に、日本代表ありがとう、お疲れ様、とストレートに思えました。
   ひとつのスポーツイベントに、ここまで一意専心に集中したことはありませんでした。こんな熱い経験をさせてもらえて、本当にありがとうと。

思い出の場面

   常に注目していたのは、やはり自分と同じ大学OBの福岡堅樹選手。
   彼には多くの名プレーがありますが、個人的に最も記憶に焼き付いたのは、アイルランド戦の終盤
   相手のパスをインターセプトして、50m近い独走
   テレビの前で「行け〜!」と絶叫しましたね。
   RWC2019で最も期待していたのが、こういう彼の独走。それを最初に見られたのがこの場面でした。
   直前の南アフリカ戦でケガをして、開幕ロシア戦を回避して、やっと23番で出場してきた試合なので、本当に待ち焦がれていたシーンでした。
   また、NHK豊原アナの「福岡だ〜!!」の実況も耳に焼き付いています。試合後の「奇跡とは言わせない!」と並ぶ名実況だと思っております、個人的に。
   トライには結びつきませんでしたが、最終的にアイルランド勢をインゴールに釘付けにしたまま、ノーサイド・勝利の瞬間を迎えるお膳立てをしました。それだけでも十分に意義のあるプレーでした。

   その他、日本代表の思い出の場面は、あちこちで語り尽くされておりますので、日本戦以外の思い出を。
   それは、予選プールでの、ENGvUSA戦。
   米国といえば、あらゆる競技で「帝王」と呼んでもいいと思えるスポーツ大国ですが、ラグビーに関してはまだまだ挑戦者ですね。
   イングランドにボコボコにやられるわけですが、最後の最後、80分過ぎてからの粘りがすごかった。何度もターンオーバーを繰り返した末に、ようやく奪ったアメリカのトライ。
   テレビの前で思わずバンザイしてしまいました。
   これほどの国際大会で、こんなにアメリカを応援したことないですよ。珍しい。これもRWC2019ならではの思い出。
   でも、アメリカはあっという間に強くなる気がするな〜。

RWC2023へ

   東海大の近くに住んでいたことがあり、時々ラグビーを見に行っていました。
   その当時、学生時代のプレーを生で見ていた選手が、日本代表に選ばれるというのは嬉しいものです。

   アタアタ・モエアキオラ選手。

   残念ながら、RWC2019ではピッチに立つチャンスはありませんでしたが、RWC2023では主軸に居てほしい。

   そして、彼がいるなら、同じく東海大出身のこちらも期待。

   テビタ・タタフ選手。

   RWC2019では日本代表選外でしたが、RWC2023ではNO8として出てほしい。アタックもディフェンスも、あの豪快なフィジカルでガンガンぶちかましてほしいです。

   ラグビーワールドカップRWC2019の思い出、まだまだ語り尽くせませんが、ひとまずここまでを公開します。
   まだ語り足りない事があれば、少しずつ書き溜めていこうと思います。

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