沼津・1日目「欧蘭陀館 下河原店」「びゅうお」「どんぐり」「駿河の湯 坂口屋」
静岡県の沼津に行ってきた。
目的は「ラブライブ!サンシャイン!!」というアニメにハマって聖地巡礼のために訪れたのだが、このnoteはアニメについて語るものではないので、観光地と食事の情報をメインに、アニメには特に興味のない方に向けて極力私情を挟まずに紹介していこうと思っている。
ただ「ラブライブ!サンシャイン!! 」は素晴らしいアニメなので、興味を持たれた方は前作にあたる「ラブライブ!」から是非見てほしいと思っている。
まずは沼津駅に降り立ったのだが駅からして「ラブライブ」のポスターだらけだ。
最初は北口に降りたのだが、すぐに「ラブライブ!シリーズ PremiumShop」と呼ばれるグッズを半谷している店舗があり、嫌でも「ラブライブ」関連の物が目に付く町だ。
最初は聖地巡礼のために「プラサ ヴェルデ(HPを見たのだが、いまいち何をする施設なのかよくわからない)」の屋上庭園に行ったのだが、朝からトースト1枚しか食べていない私は腹が減って倒れそうだった。
色々と見て周りたいところもあったのだが、まずは最初の目的地である「欧蘭陀館 下河原店(オランダカン シモガワラテン)」で食事を摂ろうと思い沼津駅の南口に出た。
駅中の売店「ベルマートキヨスク沼津」に立ち寄ると「のっぽパン」を買って、これを食べながら目的の喫茶店に向かった。
この「のっぽパン」は静岡発の菓子パンで基本的には静岡県内でしか買えないものだ。
細長いコッペパンなのだが食べやすかったし、私が買った「レモンチーズケーキ味」は清涼感があり後味サッパリで美味しかった。
駅から20分ほど歩くと目的の「欧蘭陀館」に到着した。こちらはアニメのキャラクターの実家のモデルになったということで行ってみたかったのだ。
店内に入るなりアニメのTシャツを着たオタクと思われる男性達で、ほぼ満席。戦々恐々とした雰囲気だ。
周りにいる人が全員、恋のライバルだと思うと震え上がった。
それはともかくアニメキャラクターに関連したハンバーグのセットランチを注文した。
かなり家庭的な味で、良くも悪くも外食っぽくない味付けだ。
またボリュームがすごくて腹がパンパンになってしまった。
正直、食事は及第点だったが「珈琲専科」と看板にあるだけあって食後の珈琲は特別に美味しかった。
店を出ると、そこから更に20分ほど歩いて「びゅうお」と呼ばれる水門に行った。
この水門もアニメに登場しており展望台を兼ねた観光地となっていた。
子供騙しのトリックアートや沼津の歴史について書かれた少数の展示があったが、やはり水門そのものの外観や、中から見る景色に気持ちが上がった。
入館料が100円と安いのも好印象だ。水門内にベンチもあるので風景を眺めながらゆっくりと休んでもよかった。
30分ほど中を探索すると外に出た。一旦はバスに乗って沼津駅に戻ると、思ったよりも早い時間だったので、余裕があったら寄ろうと思っていた喫茶店に行った。
その店「どんぐり」は桶に乗ってスイーツが流れてくるという特異な店だ。
食券でスイーツを注文するというのも新鮮だ。
私は抹茶クリームあんみつを頼み、食券を桶に載せて流すと、注文した品が桶に入って戻ってくる仕組みだ。
あんみつが流れていってしまっては大変だと慌てて桶を止めたが、水流は思ったよりも弱く容易に止められた。
味は期待していなかったのだが630円と安価にもかかわらずメロンまで乗っていたし、色々なものが入っていたので最後まで飽きずに食べられた。
店内も昭和レトロな雰囲気で古いポップスがかかっており風情があった。
店を出ると先ほどとは反対方向に行くバスに乗り「駿河の湯 坂口屋」というスーパー銭湯に向かった。
この「坂口屋」は個人経営のスーパー銭湯という珍しい施設だ。
料金を払って中に入ると3Fの脱衣所に移動して服を脱いだ。
内湯は広いとは言い難いが露天スペースが充実しており、3Fにある事もあり眺望がよかった。サウナも露天スペース内にあった。
サウナは少しヌルめだったが10分ぐらい入っているとしっかりと温まった。
水風呂は壺型の浴槽に1人で浸かる五右衛門風呂スタイルだ。
既に陽も暮れて寒かったの、めちゃくちゃ冷たかったらどうしようかと思っていたのだが、寒空の下でも入れるぐらいの温度でよかった。
寝転がれる畳があったりと外気浴スペースが充実していたのだが、何せ寒くて5分も寝転んでいられなかった。
星空も眺められて、暖かければ素晴らしいシチュエーションに思えた。陽の出てる日中か、春先にでも改めて行ってみたいと思った。
なんだかんだで4セットサウナをキメると、脱衣所の自販機で「あさぎり牛乳」というブランドのコーヒー牛乳を飲んだ。200円もしたけど値段相応に美味しかった。
そして2階の食堂に移動した。実はHPを見て料理が美味しそうだと思って、この食堂を楽しみに行っていたのだ。
注文したのはカキアジ御前(1300円)。アジフライとカキフライの乗ったゴージャスな定食だ。
これが本当に美味しくてカキフライなんてフワフワでとろけるような味わいだ。アジフライも衣がサクサクしていてよかった。
副菜も充実していたし、お麩が浮いた味噌汁も美味しかった。銭湯で沼津らしいものが食べられてよかった。
この後は漫画喫茶「快活CLUB」に泊まろうと思っていたのだが、アプリで調べると鍵付き個室の空室は残り1室のみだった。
この店舗は少し特殊で、鍵付き個室以外はオープンスペース(カウンターの椅子に座って漫画を読むだけ)しかないので、この個室が埋まってしまったら私は宿泊場所を失うことになってしまうのだ。
急いで銭湯を出ると30分かけて歩いて「快活CLUB」に移動した。
運良く部屋は空いており宿泊場所を確保することができた。
到着したのは21時頃と早い時間だったので3時間ぐらい漫画を読んでから寝た。
鍵付き個室は快適な環境ではあるのだが、布団替わりのブランケットは少し肌寒いし、沈み込まないシートは布団の寝心地には敵わないので、少し家が恋しくなった。
それでも、たまの外泊は私生活から気持ちを切り替えるのに悪くないなと思った。
2日目に続く
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