岐阜旅行3日目「ニューパロマ」「ディレディレカリー」「赤鰐」
三連休最終日。夕方の高速バスで東京に帰る予定だった。
「新岐阜サウナ」で目覚めて朝風呂に入る。
人が少ない分、お湯もサウナも熱い気がした。
9時ぐらいにサウナを出ると、前日と同じくモーニングに向かった。
覚悟はしていたが祝日という事もあり、私の好きそうな純喫茶は軒並み休業だった。
そんな中でも開いていたのが「ニューパロマ」だ。
レトロモダンな外観にそそられるし、今は営業していない2階席が賑わっていた様子なども、想像してニヤついてしまう。
半地下にある店舗は、今では見なくなった本棚に漫画がギッシリと詰まったタイプの喫茶店だ。
モーニングはカフェオレを注文。大垣で食べたモーニングに比べるとシンプルで、半分にカットされたトーストに、それぞれ玉子とジャムが乗ったものだった。
ただ当然ながら味が違うので飽きずに食べられたし、カフェオレもクリームが乗ったウィンナーコーヒーのようなもので豪華でよかった。
1時間ほどゆっくりさせてもらうと店を出て歩き始めた。
昼飯まで特に目的がなかったので、20分ほど歩いてブックオフに行った。
そしてブックオフに入る予定だったのだが、同じ施設内にTSUTAYAが入っており、地方のTSUTAYAと言えば…と思って探すと、案の定、レンタル落ちCDの中古販売100円コーナーがあった。
私は音楽が好きで未だにCDを購入しているような人間なので、旅行中にもかかわらず28枚もCDを買ってしまった。
重いビニール袋を手に提げると、早く東京の家に帰りたい気持ちが高まってきた。
結局、CDを買いすぎたのでブックオフは大して見る事もなく、昼食を食べにカレー屋に向かった。
行った先は「ディレディレカリー」。古民家風な内観で、岐阜でスリランカカレーが食べられる珍しい店だ。
スリランカラムカレーを注文。提供されたカレーはパパドが真ん中に突き刺さっておりインパクトのある外観だ。
食べやすい辛さだったが、ラム肉やカレーのルーの味には結構なクセを感じた。
東京で食べるスリランカカレーとは違って、地域性が出ているのかなと思った。
カレーを食べた後は「赤鰐」と呼ばれる茶屋に行った。
元々は行く予定はなかったのだが、何やらかき氷で有名な店らしいし、冬なら並ばずに入れるかなと思ったのだ。
案の定、並びは出ておらず、1名だった事もありすぐに入れた。
注文したのはピスタチオミックスベリーのかき氷だ。
これがすごい食感で、氷を食べているという感覚ではなく、ピスタチオとミックスベリーの味が舌にダイレクトに伝わってくる感覚で驚いた。
かき氷は東京の有名店のも何軒か食べた事があるが、ダントツで美味しいと思えるかき氷だった。食べに行ってよかった。
その後、バスに乗るために名古屋駅に戻ったのだが、小一時間余裕があったので、昔に会ったことがある名古屋の友達に声をかけた。
有り難い事にすぐに名古屋駅まで出てきてくれたので、ドトールコーヒーで談笑した。
会うのは3年ぶらいぐらいだろうか?積もる話もあったが、すぐにバスに乗る時間になってしまった。
その後はバスに乗って帰った。行きのバスとは違って帰りのバスは混んでおり、席も狭く感じた。
どうにも苦痛で、今度こそは帰りだけでも新幹線にしようと思った。
私は高速バスに乗るたびに後悔しているのだが、お金もないし、次の旅行はまた半年後ぐらいだと思うので、半年後にはバス車内の苦痛も忘れて、また高速バスを予約してしまうのだった。