車無しでも千葉県僻地のスリランカ料理屋に行く
元々、千葉県富里市のエリアには「JAPAN ARALIYA」などのスリランカ料理店がある事を知っていて、行きたいと思っていた。
しかし私は車の運転ができないペーパードライバー。交通機関を調べてみたものの、電車もバスも走っていない。
一番近いのは公津の杜(こうづのもり)駅から歩く方法なのだが、駅から片道1時間ほどだ。
それでも他に手段がなければ歩こうと思っていたのだが、Google Mapを見ていると、近隣に「湯楽城」と呼ばれる施設を発見した。
調べて見ると大型の銭湯施設のようだ。
大型の銭湯施設という事であれば送迎バスが出ているのではないか…と思って調べたら、これが大当たり!
なんと成田駅から本数は限られるが無料シャトルバスが出ていた!
これでスリランカカレー屋の近くまで交通機関で行けるという事で、喜び勇んで行ってきた。
家から2時間ほどかけて成田駅まで行くと、12時半にシャトルバスに乗って13時頃に「湯楽城」前に到着した。
まずは「湯楽城」を脇目に10分ほど歩いて「JAPAN ARALIYA」に行った。
ちなみに近隣には「THAI CITY」というお洒落なタイ料理屋さんもあった。
「JAPAN ARALIYA」は外から中が見えづらく、中々に入りづらい外観だと思っていたのだが、意外な事に店内は地元の方で賑わっていた。
他のお客さんが口々に「美味しい」と言っていて期待が高まる。
私はチキンのライス&カレー(800円)を注文。土日はドリンクサービスがあるのでクリームソーダを付けてもらった。
このクリームソーダが見慣れない缶で、飲んでみたら甘くて強烈な味。「ドクターペッパー」に近いと感じた。
原産国を見たらマレーシアとのこと。世の中には知らない飲み物がたくさんあって痴白い。
そして提供されたライス&カレーは800円では申し訳なくなるほどの盛り付け具合。
サラダもコショウがかかって濃い目の味付けだ。
混ぜて食べるとタコライスを思い出した。
店を出ると「湯楽城」に戻った。一見すると銭湯施設には見えないような巨大な建築物で圧倒される。
更に中に入ると高級ホテルのようなロビーで、再び、度肝を抜かれた。
ロビーで館内着をいただいて、いざ入館。
最初は洞窟風の足湯を通っていく。
更に、その中はプロジェクションマッピングを利用し、昭和の街並みをイメージした飲食街となっていた。
そこを通り脱衣所を経由して入浴スペースに入った。
正直に言うと、銭湯施設としてはいまいちな部分も多かった。
館内が広い割には入浴スペースはこじんまりとしており、温泉どころか、ジェットバスもない。
露天スペースも屋根が微妙な位置にあり、どうにも開放感を感じられない。
サウナは凡庸で、ややヌルめ。ただ清潔でセルフロウリュできるのはポイントが高い。
水風呂は18度ぐらいだろうか。内湯側のベンチは近いが、外気浴をしようとすると外に出るまでが結構遠くて導線はいまいちだ。
色々と書いたが、本領発揮はエンターテインメントショーだ。
日替わりで様々なショーをやっており、この日はベリーダンスだった。
大きなステージを使って、美しく楽しそうに舞うダンサー達の姿は圧巻だ。
また噴水ショーもあったのだが、これも噴水自体が大きくて見栄えがよかった。カップルで行ったら盛り上がりそうだ。
都心部では中々に経験できないものが見れたし、施設には申し訳ないが、土日とは思えないほどに空いているので快適に楽しむことができた。
そして19時半頃に施設を抜け出すと、徒歩20分ほど移動して、スリランカ料理店「シリラカ レストラン」に到着。
明かりが灯っていたので営業していると思ったら、店主が出てきて、まさかの臨時休業を告げられた!
なんと…スリランカ料理店に行きたいがために東京から片道3時間ほどかけて行ったのに…。
しかし転んでもただは起きない!
「麺者屋 ちくわ」という近くのラーメン有名店に向かった。
(残念ながら2022年6月30日現在は次回店舗開店のために休業中)
この日は偶然にも限定ラーメンの日で「雲丹と海苔のラーメン(1200円)」を注文した。
少しお高めのラーメンだが、たっぷりと乗った雲丹に笑みがこぼれる。
スープは濃厚ドロドロ系で、硬めの麺が絡み合う。
口の中で雲丹と海苔の味が絡み合い絶品。かなり濃い目のスープだったが完飲。
値段に見合った美味だった。
今後は屋号を変えて更に個性的なラーメンを提供していくらしく、それも楽しみにしたい。
21時頃に「湯楽城」前に戻って帰りのシャトルバスに乗って成田駅に到着。
電車を乗り継ぎ帰路に着いた。
食べたものはどれも美味しかったし「湯楽城」も楽しかったが、「シリラカ レストラン」は臨時休業だったので後悔も残る。
他にも行きたい店を見つけたので、また近々、この地域にはお邪魔したい。
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