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市役所にて事務事業評価説明会

遅くなりましたがご報告。

当日までの準備としては、以下を行うことで市民に参加する前に最低限の知識をつけていただきました。
1事務事業評価勉強会を開催した。
2事務事業評価のYouTube動画を作った
3ノートでターゲットの事務事業をアップした

質問はほぼ私が考えた事前に伝えておいた質問ですが、参加者がその場で伝えた質問もあります。
開催参加者の感想として記載している内容は、実際は市役所には半分くらいは伝えてりますが、話を聞いていて「行政に文句言っても仕方がない感」がかなりに出てきたので、半分は伝えていません。

自分のメモをそのままアップしているので、ですます調ではありませんがご了承くださいませ。

当日
彦根市役所にて 8/8 14時より会議室を用意していただいた。
各課2名からの説明→こちらから追加質問。
次の課にバトンタッチという流れ。

参加者:私、彦根市減税会長まおん、彦根市減税会メンバー3名、守山市議会議員立候補予定者の6名

■交流事業(人権課)

「パソコンと同和がどう関係あるの?」⇒同和地区でパソコン教室を開催し、同和地区の人と、隣接する地区とが交流することにより「ああ、差別地域の方も普通の人間なんだなあ♪」という感じで差別意識をなくしていくための事業。彦根市全域での事業ではない。こういう交流事業は生花とかスポーツとか、他にも存在する。こういう知的な教育的な面の事業もあったほうがいいと思う
・同和のパソコン教室の始まりは、70年代。当時、パソコンが使える人がほとんどおらず、パソコンが使えたら職になるはずと国の指示で全国で始まったもの
・「経費詳細は?」⇒経費のうち、103万がパソコン20台とプリンタのリース代、残り20万くらいが講師代
・パソコンは5年のリース契約にしたのであと2年はこの事業は行う
・スマートフォンなら経費が掛からないと思う
・「動員はあるのか?」⇒同和のシンポジウム的なイベントには市がお願いしての動員は存在する(全事業ではない)
・「同和問題の実情は?」⇒同和問題の被害者からの相談は現在はゼロだが差別意識はまだ存在している
・同和問題は「寝た子を起こすな論」もあるが「寝た子を正しく起こす」ことがベスト
・人権意識が改善したという成果指標は取ってない、把握していないが、たまにアンケートは行っている

【参加者の感想】
・事業開始理由が70年代!?
・参加も60代以降の高齢者メインなら、結婚も就業も関係ない。それに今はパソコン出来たくらいで仕事を得られる時代じゃない。事業開始自由との間の隔たりがある
・パソコン20台のリース代が5年間で515万かかるなら、買ってる方が絶対安いのでは?
・やっぱ動員あるんや・・・
・人権意識向上の成果を確認せずただやってるだけ
・「寝た子を正しく起こす」よりやっぱり忘れた方が良いような。


■花火フェス事業(観光課より)

・「観光事業として成果があったとする根拠」⇒「動画により観光誘致になったと思います」「成果に繋がっているはずです」みたいな回答。そういう言い方をするしかないからそう言ってるという風なので、突っ込もうにもゴル子は言葉に詰まってしまった
・人を呼ぶと1~2億円かかる経費を、動画撮影のためだけのシークレット開催にすることで1466万(うち市600万、県600万)くらいに抑えたんだ
・明石の花火大会の件があってから、来場者の安全管理のために警備費が激増している
・ゴミ処理も人件費がかかる
・「県との協議はどうなるのか?」⇒こういったものは実行委員会が立ち上がってそちらが動かしていくのに従う形になる
・「シークレット開催にするならやらなくても良いのでは?」⇒それも一つのご意見としてたくさんの人から聞いている。行政がどこまで関わるかなども検討しているところ
・「市議の質疑を事務事業評価表に反映させていない理由は?」⇒その時には事務事業評価表の作成を終えていたから
・以前は観光協会などが協賛金を集めてくれていたが、集めてくれていた人が引退してから思うように資金が集まらなくなった
・去年は花火大会はやってない
・「観光誘致事業の成果はどのように図っているのか?」⇒図ってない。アンケートするにも経費がかかる
・「場所はシークレットでも、彦根のどこかで3/20に花火があがるというアナウンスだけでもしてくれたら良かったのに」→いろいろな意見はいただいているのでしっかり考えたい

【参加者の感想】
・「動画撮影のためだけの花火にしたからこの金額で済みました」じゃないよ。開催止めたら1200万円浮いたという意見は変わらない。
・企業や市民にお金の余裕があったら花火の協賛金も集まるんだろうなあ(減税してほしいな)

■男女共同参画(子育て系の課が担当だが企画課より説明)

・「彦根城ライトアップ経費は?」⇒はほぼお金かかってない(通常電気代→不明)
・ライトアップの色は、ピンクリボン運動みたいにテーマカラーと繋げている
・ライトアップやビラ配りによる成果はどのように図っているのか?⇒図っていない
・「その他の経費は?」⇒男女推進委員が7名いて1人月1万円、年間84万円。
・男女参画センターの運営は、外部委託している。選定委員会でその外部委託先を評価している。

・「事業の成果はどのように測っているのか」⇒4年に1回くらいアンケートを取って市民意識を調査している
・行政に関わる委員などは女性の登用率4割を目標にしている
・彦根市では東京のとある区のように女性用トイレを潰す話は全く出ていない


■その他

・体育館はアスベストの為使用禁止中。直すために最低3000万の見積もりが来ているが、いま止まっている状況。
・彦根市は、市政モニターを以前していたが、やめてしまった。 彦根市の規模で市政モニターするのは難しい。


■全般(企画課より)

改善要望

*すべての事務事業評価に「事業の開始理由や原因」と「目的」をそれぞれ別に記載して欲しい
・一緒に記載すればいいですかね?→嫌だとは言ったけど分かったとは言われていない、メモされただけ

*お話を聞いてやっと全容が分かった事業が多かったのでもう少し、皆さんが正しく評価されるためにも、事業内容や経費についての市民目線で分かりやすい詳細等の記載をお願いしたい

*アウトカム指標は取らないのか?
・成果を確認するにもお金かかるから厳しい。それに、市のせいでうまくいったのか、県や国の政策のおかげや時代の流れでうまくいったのかというのもあるかもしれない。
参加者※じゃあどうやって成果を測って事業改善するのよ・・・測ってないってことよね?事務事業評価、ほんとに意味なくない?

*令和5年になって令和3年の事務事業評価を見ても市民は過去に意見を言うだけ。もっと公表スピードを上げることは出来ないか。
・事務事業評価は内部評価が終わるのが翌年の10月ごろ(予算議会前)
・そこから外部評価が入って、公表するのが翌々年の2~3月ごろ
・進行形の施策や事業については議会録を見て欲しい

*議会録を見ても全部の事業について触れているわけではない。市民が素早く事業内容と予算だけでも把握できるようにするっていうのは大変ですか?
・事業情報だけを早めにアップするなどは無理。途中で公表して途中で非難されるより終わってから評価して欲しいし、国からKPI(重要業績評価指標)をセットで伝えるよう言われている
・リアルタイムに把握したい場合はホームページにも今行っている施策についてはアップしているのでそちらを見て各課に問い合わせて欲しい

*彦根市は破綻目前の財政難だと聞いているが本当か
→他の市町も油断するとそうなるからうちだけの話じゃないと思う

*それなりの公費の使い方をしてほしい
・自分たちもどうやって予算をうまくやりくりするかなども考えていないわけではないし、工夫は頑張っているつもり。市のお金ではなく国からどうやって持ってくるかなど相当に考えながらやっている。
・市長がとにかく歳出削減しようとしている(実際、彦根市は年間数十億削っている)

【総合的な感想】

まずはとても嫌だったであろうこの会にお付き合いいただいた行政の方には心からのお礼を申し上げたい。14~16時の2時間の予定を20分ほどオーバーした。2時間以上話し続け聞き続けたので私も疲れた・・・

「事務事業評価をしているのにまともな評価はしていない」

守山市の市議会議員の立候補予定者の感想
守山市では事務事業評価が公開されておらず、その方も事務事業評価をしっかり見たことがなかったようですが、「今回の説明会により今まで解らなかったことや知らなかったことをたくさん知ることが出来て本当に勉強になって良かった」とおっしゃっていたのは本当に良かった。

みんなの感想

ほぼ全部の事業について目標や意義を確認しないまま事業を継続し進めている。KPIの話は本当なのかな?疑わしく感じてしまう。

ただ、元市職員だった議員を通して作られた機会だったのもあってか、丁寧に接していただいたと思う。説明して下さった方はとても真摯な感じで、みなさま、良くも悪くも決められた仕事をきっちりしているんだなと思えた。
自分の身内に起こった出来事や市内の事例を話しながら一生懸命話されていた方もいた。市職員で出来ることはやろうとしているということは訴えてこられたし伝わってきた。実際かなり複雑そう。

小川たかし市議から「喧嘩や口論は避けておきましょう。そうすれば自分がいなくても話を聞いてくれるようになるから、教えてくださいという姿勢を忘れずに」と言われたのもあり、サラリーマンである市職員に対して言うべき最低限だけを伝えて、それ以上は説明をそうですかそうですかと聞いたら少し突っ込む程度でにした。

各課の方がお帰りになられる時には和気あいあいと笑いながら話せるように話を合わせていき、最終的に和やかに。安心して課に帰っていただけるように終わりの雰囲気は気を付けた。

今回のことで何かが変わることはなかったとしても、集団がやってくることで何か行政に対する圧力になっていればいいなと思う。

何より、参加した彦根市減税会メンバーには、市政に対して「事務事業評価をしているのにまともな評価はしていない」という大きな理解があったからそれで良い。私ももちろんそれは分かっていたんだけど、実際に市役所の方とお話して市役所の市政や考え方をしっかりお伺いすることによってリアルに理解できた。私はこういう現場での体験を、減税活動では特に大事にしたいと思っている。

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