彦根市の事務事業評価票①花火フェス
彦根市の担当課による事務事業評価票の解説会を、8/8 14~16時に市役所で行うことになりました。
教えていただく事務事業評価票は今回は2時間で3つ程度です。
一つずつ説明していきます。
当日来ていただける彦根市減税会メンバーや滋賀県減税会メンバーは是非事務事業評価票と施策評価票に目を通してから来てください。
彦根市の事務事業評価はどの分野の事業も成果があやふやなものが多いように思います。成果を図ってない事業も多いだけでなく、成果を数値などで図っている事業についてもその数値や成果に対する評価が高いように見えて疑問を感じる事業があります。
花火フェス事業概要
事務事業名 : 花火フェス開催事業
彦根市総合計画の位置付け
章名 : 生涯学習・産業
政策名 : 魅力ある交流の場の創出
施策名 : 観光の振興
主要な事業 1 : イベントの充実
主要な事業 2 :
主管課 観光交流課
これは令和3年3月20日に彦根市で行われた花火事業です。
滋賀のバーチャル知事と呼ばれるTM Revolutionの西川さんのイベントで、企画段階では地元企業からの協賛金なども集め、有料でこたつ席などが用意される予定でした。私は関係者が知り合いだったので、開催は知っていました。
ですが、コロナ禍もあり、西川くんも来ず、湖上で花火を打ち上げただけでした。
しかもシークレット開催。
たった20分間
の花火の模様をYoutubeでアップし、終わりました。
施策評価調書
これは恒例の花火大会の通りに
市民が無料観覧可能のイベントとして予算が通りました。
その後から、
→有料イベント化
→無料イベント(シークレット開催)
と変更となったことも重要です。
市だけでなく県にも問い合わせる必要のある内容ですが、市民からの疑問の声があることと、県と市の施策決定の繋がりがどうなっているかも興味があり、モデルとして取り上げました。
事務事業評価表
市の事務事業評価表では、事業費600万、人件費174万円と書いていますが、実際ここに県からの補助として600万円がイベント事業者に支払われていますので、実際は1200万円もの税金がイベント事業者に入金されています。
疑問:市民からクレームがあったのに記載なし
シークレット開催にされたことで一部の市民からは
市民が見られない花火大会に多額の税金を使うな
シークレット開催にするなら動画配信をしたとしても観光誘致効果は薄い
市民への利益はほぼなし。事業者が儲かっただけ
といったクレームがあったと彦根市議会で伊藤よう子議員より質疑がありましたがそれについて評価に一切記載がないのがとても気になります。
こういうことがあるから行政による評価は信用しきれきないと思ってしまう市民がいることも、分かっていただきたいところです。そして、このような情報は一般市民ではなかなか把握できません。市議会議録検索を利用して調べる必要があります。議員さんと情報交換をしているうちに教えていただることもあります。
会議録検索はたいていの行政のホームページにあります。
「花火フェス」と入力すると伊藤よう子議員の質疑が出てきます。
市議のホームページは情報が満載でそれで知ることが出来ることも。なのでたまに議員さんのHPは閲覧するとその方の視点によるものであれ、とても参考になります。
疑問:彦根市に決定権はない
議会の質疑応答によると有料イベントとして「県の実行委員会が承認」し補助金を交付することを決定したもので、彦根市には開催の決定権はないという話だったのですが、税金が投じられるのに「彦根市に決定権はない」とはどういうことなのでしょうか?
疑問:PRを実施できたと思う根拠
Youtubeの動画は2023年7月時点で1.4万回再生はありますが、これが観光誘致効果があったという根拠でしょうか。見られない花火大会は動画が再生されたところで観光誘致にもほぼなりませんし、動画再生を効果として挙げるには根拠として薄いと思うけどどう評価したのかな、と会員が疑問に思っていました。
ちなみに私は非常に楽しめました。開催日について私は知り合いからたまたま聞いていたのにすっかり忘れておりましたが、打ち上げた浜の近くにいたので・・・すごくきれいでしたよ。
ただ、シークレット開催だから打ち上げた浜付近に住む住民にも何も知らされることなくドン!ドーン!!!と、大きな音がいきなり鳴り響きました。ウクライナ侵攻直後のことでもあり、町民が北朝鮮や中国あたりが便乗してきた?!とか、焦って家から飛び出していました。
それも一応、市にクレームがあったと聞いています笑
私もイベント業者に地元民からクレームがあったことは伝えておきました。
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