収入の半分はどこへ消える?
初めまして。
にいがた減税会の牧口と申します。
私は今年になって「減税会」の存在を知り、加入しました。
理由は単純です。
収入が増えてほしいからです。
いきなり生々しい話で恐縮です。
しかし、そうはいっても、皆さんも収入が増えてほしいと思うことはあるのではないでしょうか?
(ないという方は私の口座番号をお教えしますので是非ご連絡ください 笑)
冗談はさておき、(減税会)加入の理由については本音です。
どんな税金があるの?
皆さんは、日頃、どんな税金を納めていますか?
税金はもちろんのこと、社会保険料や○○手数料といった、明確に「税」という用語はなくとも、強制的に徴収され、またはその滞納をすると国家権力により取り立てられるという性質の支出について、みなさんは心当たりがあるのではないでしょうか、
自動車を例に取ってみましょう。
私が住む新潟県では、中高生や高齢者を除き、ほぼ全ての世代において車を使用していることと思います。
自動車を維持するだけでも自動車税/軽自動車税、自動車重量税、ガソリン税、石油石炭税、温暖化対策税、消費税(前述のガソリン税、石油石炭税、温暖化対策税にもかかる!)、自賠責保険料が掛かります。
年間の走行距離が1万キロで燃費がリッター10㎞、レギュラーがリッター150円と仮定した場合、ガソリンにまつわる税金だけでも年間7万5千円となります。
それに前述のそのほかの税金を合わせたとき、自動車にかかる税金は年間で10万~15万円となります。
大卒の初任給の手取り程度は自動車の維持で消えるイメージがわいたでしょうか?
詳しい話はまた次の機会にするとして、他にも税金があることは、皆さん身をもって体験していることと思います。
税金、どれくらい払っているの?
ここで、少し気になりませんか?
自動車の維持だけで1月分の給与が飛ぶのならば、他の税金も合わせたとき、いったいどれだけの税金を払っているのだろう、と。
実は、日本の優秀な官僚さんは親切にもその答えを公表してくれています。
その答えは、「潜在的国民負担率」といいます。
最新のものは、令和4年2月17日に財務省が発表しており、財政赤字分を加えたとき、その値は56.9%となります。
どういうことかといえば、1年のうち、6~7ヶ月は税金を払うためのタダ働きということです。
ゾッとしませんか?
週に5日も6日も働いてクタクタになり、得られた週末でロクに疲れもとれないまま、働いた結果、その半分は税金です。
もちろん、賢明な皆さんはこうおっしゃるでしょう。
「でも、地域情勢がきな臭いし、コロナもあるし、デフレだし、税金がないと暮らしは維持できないからしょうがないのだ!」
「みんな苦労しているのだからワガママ言うな!」
「税金がなかったらどうやって行政サービスを維持するのだ!」と。
私の中の天使も、そう言っていました。
でもあるとき、私の中の悪魔がこうささやいたのです。
「あなたが甘んじて受け入れているその税金によって維持している行政サービス、あなたはどれだけその恩恵を受けていますか?」
「あなたが思い描く通りに税金は使われていますか?」と。
行政の無駄遣い
もちろん、私は全国に1718もある市区町村の全ての行政サービスについて理解しているわけではありませんし、それを理解するつもりも有りません。
しかし、悪魔の声に耳を傾けた私はパンドラの箱を開きます。
箱の名前は「決算書」あるいは「事務事業評価」といいました。
しかし、その箱を開いた結果は、失望や絶望でした。
・誰が使用しているのかわからない市民活動センターへの補助金5000万円。
・非核化宣言都市のモニュメントの建立費用60万円、
ふるさと納税の宣伝費用1億5千万円。
・誰が受けているのかわからない市民講座費用180万円
… などなど。
私にメリットが感じられず、わざわざ民業を圧迫、あるいは民間が進出するほどの需要がない事業に垂れ流される事業の数々が、そこに記録されていました。
さて、まんまと悪魔に魅了された私が見つけた最後の希望が「減税会」です。
善良で賢明な皆さんは、収入の範囲内で日々の生活を営んでいることと思います。
(そうでない方は弁護士かファイナンシャルプランナーに相談してください)
行政サービスも同じです。
税金を減らせば、役所も無駄遣いはできません。
税金を減らせば、働く私たちの手取りが増えます。
残業をして苦しんでいる公務員の皆さんも、定時で上がって家族と過ごすことができるはずです。
議員のみなさんも、定例会議で100も200もある支出について、予算や決算の審議で夜19時まで審議しなくてもよくなります。
三方よしです。
少し長くなりましたが、結論は一つです。
「減税してほしい」と声を上げましょう。
今年は地方統一選挙があるそうですので、議員さんの街頭演説に出くわすことがあるかと思います。
そのときはこの記事を思い出し、「減税してほしい」と話しかけましょう。
今日も減税!明日も減税!令和の大減税!
にいがた減税会
寄稿 牧口
編集 ゆざわ