その税金の使い方、あってる?
令和4年3月3日。
新潟市観光・国際交流部国際課より、報道各位に向け、「NEXT21を紛争国の国旗カラーにライトアップする」という内容の資料が配布されました。
それをニュースで聞き、新潟市の財政支出に対する緊張感のなさはここまできているのか、と、私は絶望に近い違和感を覚えました。
理由と疑問は以下、3つ。
① 外交は国家の専任事項であり、一地方公共団体が口をはさむのは必要最低限にすべきだと思うから。
特に軍事侵攻のようなデリケートな問題に対して新潟市として旗幟を鮮明にする必要があるのか。
国外からの敵対反応などデメリットをきちんと検討した結果なのか。
② この事業を行う経緯に「戦争が平和裡に解決されることを願い」とあるが、この事業が本当にこの問題の解決の一助になると考えているのか。
考えているとしたら国際状況、国家間の紛争についての認識があまりにも甘すぎるのではないか。
③ 考えていないとしたら税金の使い道としてあまりにも安易でなはいか。
2月24日の露軍軍事侵攻以来、マスメディアは一斉にその話題で持ちきりになり、それを見て心を痛めた人が多かったのは事実でしょう。
しかし、その状況に新潟市としてネクスト21のライトアップという対応をすることに、いくばくかでも意味があるでしょうか。
また、この件で垣間見えたのが、行政は常に財政支出する機会を探しており、そのために安易に税金を使える状況が整っているということです。
財政の逼迫とか、冗談ですよねといった感じです。
あらためて「税金は余っている」と確信しました。
減税で市民の裁量を増やし、自由な経済活動の範囲を広げることで、新しい産業が生まれ、経済成長を促すことができるよう、私は、今後も訴えていきたいと思います。
寄稿者 : タケ
編集者 : ゆざわ
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