留学予定の社会人が退職した流れ
新卒入社した職場を2年で退職し、ヨーロッパに留学中のカップルのナナとジュウです🐥
今回は仕事の辞め方と意識すべき点を、わたしたちの経験をもとにお伝えします!
職場への伝え方
社会人として留学を目指す場合、退職に関して最も意識すべきは「伝え方とタイミング」だと考えています。
当人にとっては人生の転換点ですが、職場にとっては採用した人材の流出。英語力や貯金の目処がたち、入学時期が確実になったら、なるべく早いタイミングで上司に伝えることがおすすめです。
円満退職のためには、取引先に影響が出ないことと、業務の引継ぎがスムーズにできることが大切です。役職や職種によっては新たに採用活動も必要になる場合もあるため、上司が見通しをたてられるよう、明確な退職時期を伝えましょう。
一方で、あまり早く伝えすぎると、人事評価が思ったより低くなってしまう可能性があります。評価面談や昇給、賞与のタイミングも気にしながら伝えるタイミングを決めると良いかもしれません。
わたしたちは、出願に際し上司の推薦状が必要だったため、退職の半年前には頭出ししていました。合格通知が出て確定したときに、正式に退職する意思を伝え、人事とも連携し始めたようなスケジュールです。
通常の転職だとギリギリの1か月前に伝えることもあるそうですが、職場との関係が良好な場合は、ポジティブに送り出してもらえるよう、可能な限り早めに伝えましょう!
事務的な面
わたしたちは初めての退職だったため、事務的な手続きに試行錯誤がありました。
まず、退職する旨を職場に伝える前から、就労規則を確認して必要な手続きや条件を見ておきましょう。有休消化や夏季休暇などの特別休暇を使ってから退職するかどうかも、退職時期に影響します。同じ職場で先に退職した方に話を聞くのもおすすめですが、噂で人事に伝わってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ナナの職場の場合は、まず直属の上司に口頭で伝えて退職日に合意を得られた後、ネットのテンプレで作成した退職願を白封筒に入れて手渡しで提出しました。
その後は人事部が手続きに関して指示を出してくれるので、問題なく進められました。
疑問や不安ごとは、直属の上司ではなく人事に相談した方が確実だと思います。
退職の時期
最後に、留学する場合の退職時期ですが、留学前に余裕をもって準備したい人は、わたしたちのように渡航の数か月前に退職すると思います。
そこで、実体験をもとに、退職〜渡航までの期間が適切だったかどうかを振り返ってみました!
ナナの場合
ナナは渡航月の2か月前の月末に退職しましたが、有休消化もあったため、仕事をしなくなってから出国までの期間は2か月半ほどでした。
その間は、職場のあった関東から実家のある関西に帰り、家族や友人、ジュウと時間を過ごしたり。役所の手続きや、勉強をしていました。
今振り返ると、ギリギリまで貯金できるようにもう半月ほど働いても良かったと思います。
それ以上はちょっとバタバタしてしまいそうなので、おすすめしません。
ジュウの場合
ジュウは渡航月の4か月前に退職し、実家で渡航の準備を進めました。
当初は程よい期間と思っていましたが、思ったより暇だったため、短期バイトをいくつか経験することにしました。
社会人を経験してからのアルバイト経験は、さまざまな業種に触れるいい機会だったと感じています。
貯金が最優先であれば、4か月は長すぎるかもしれませんが、短期で経験を得るには適切な期間だと思います。
直前まで働く場合
なるべく貯金したい人は、出国当月まで働くことも検討されるかもしれません。
その場合の留意点としては下記のようなものがあると思います。
給与を受け取る口座の、非居住者に関する決まり・・・銀行によっては、海外居住者にサービス提供していないことがあります。出国後に給与を受けとる場合は、口座の規約を確認しましょう。
住民税の支払い・・・住民税の支払いが残っている場合は、退職後しばらくしてから、請求書が郵便で届きます。出国前に手続きが可能か役所に相談したり、家族に対応をお願いするなど、注意が必要です。
年金の免除・・・退職後は職場の厚生年金から外れるため、国民年金の支払いが必要になります。失業者の場合は免除の申請も可能ですが、審査に数か月かかる場合もあるので早めに確認しましょう。
以上が、わたしたちが退職した流れと意識すべき点です。
わたしたちも初めてばかりで情報収集が大変だったので、誰かの参考になれば嬉しいです🐣