効率厨の末路

昨日はよく寝ました。10時間ぐらい。
しっかり寝ると、頭がスッキリして仕事に集中できる気がします。
だからといって調子に乗ると痛い目を見るんですよね…
昨日は遠方で仕事だったんですが、片道70kmをカブで行きました。
疲れたので帰って昼寝したのはナイショの話です。
時間を無駄にしたーと思う方もいるかもしれませんね。
そしてよく寝過ぎて、昨日投稿しようと思っていた記事を今書いております。


世の中ではコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスってのが大事にされてるようだ。
何を隠そう私も効率厨だったので、自営業になってしばらくはコスパとタイパを重視して活動していた。
そして価値観の近い人間が集まるのが人間社会、周りも自分に近い効率厨だらけとなっていく。
その結果起こるのが、人との関わり欠乏症だ。
これが起こる条件として、
・履き違えた効率化
・この世の全てをデータとして観測する
・自分一人で生きて行ける自負
間違った効率厨は効率のことしか頭にない。なので、他人と関わる時間は無駄であると排除してしまう。
人との情報を得ないといけない時は、メール、LINEで済まそうとし、対面となると時間がもったいなく感じてしまうのだ。
会うための移動時間、対面で話す雑談、帰るまでの移動時間などなど…
考えてもみたら、当然人との関わりにはそれ相応の時間が必要だ。

しかし、活動には必ず目的がある。
その目的を達成するために手段があり、手段を目的としてはならないのだ。
行きすぎた効率厨は効率を上げることが目的になり、なぜ効率を上げねばならないかを忘れてしまう。
目的と手段を履き違える例は数多くあるし、営業という人種は度々これをやらかす。
おそろしいね。

車に乗ってると、質の良し悪しはあれど、さまざまなあおり運転に遭遇する。
この事例において、加害者の心理は怒り、焦りに包まれている。
人間この状態がとても危ない。
怒り、焦りに包まれた人間はIQが下がる。
そうすると、なぜ自分が煽り運転をしていたかを簡単に忘れ、目の前の車に腹いせをすることが目的となってしまう。
運転中に限らず、何か作業をしている時には冷静さが何より必要だ。
冷静さを欠いて失敗した例なんて掃いて捨てるほどあるし、私も何度も失敗した。
どんな時でもそうだが、自分が何をしているのか、それは何のためか、考えておきたい。

つまるところ、効率厨に限らず目的を忘れた人間というのはとても危険だ。
目的は常に心の中に、行動の中心に。


最後に、効率厨をやっていた時と比べて仕事のパフォーマンスは落ちているかもしれないが、売上、利益、楽しさ、全て上回っていることを考えると、効率厨なんて自分には合わなかったんだなと実感するものだ。

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