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「骨で立てない」ことで生じるリスクとは?(後編)

「骨で立てない」ことで生じるリスクとは?(前編)からの続きになります。


■なぜ骨で立てないのか?
どうして骨で立つことができないのか?その原因は「骨格の形状」にあります。

さきほど、私は人体を建物に例えて「骨格は人体を支える『柱』の役割を果たしている」とご説明しました(前編「骨で立つ」とはの冒頭をご参照下さい)。建物の柱が曲がっていたり傾いている場合、その建物は屋根や天井の重さに耐え切れず、いずれは倒壊してしまうでしょう。

骨格も柱と同様です。本来、骨格は体重を支えられる形状にできています。ですから、さきほどのセルフチェックで「骨で立ていない」に該当した方の骨格は、体重を支えられない状態に変形しているいうことになります。

歪んだ骨格では、どうやっても体を支えきることはできません。必ずどこかの筋肉が骨の役割をフォローして、体を支えています。


■骨で立てないと「骨が弱くなる」
骨格の代わりに筋肉が体を支えていると筋肉が常時緊張状態になり、本来起こるはずの筋繊維の伸縮が行えなくなることで運動機能が制限されるほか、血行やリンパの流れの悪化にもつながります。

血液は体中の細胞に栄養を送る役割を、リンパ液は細胞から出た老廃物を排出する役割を担っています。骨も細胞でできており、細胞に栄養が行き届かなければ、骨は弱くなってしまいます。

また、骨は圧力が加わることで密度が高まり、強度が向上する性質を持っています。瓶に砂を入れて上からギュッ圧縮すると、砂が詰まってカチカチに硬くなるイメージを持って頂けるとわかりやすいかと思います。

骨に圧力を加えるには、骨が体重を受け止めることが必要です。宇宙飛行士が地球に帰還した際、無重力下で長期間生活することで骨密度が低下してしまうという話を聞いたことはありませんか?それだけ強い骨の形成には圧力が不可欠だということです。

体重を支えにくくなった骨は強度が低下し、骨折のリスクが高まります。


■年配者に多い大腿骨の骨折
ご年配の方が転倒した際に骨折が多い箇所として「大腿骨頸部」が挙げられます。大腿骨頸部とは、大腿骨(太ももの骨)の上部に位置し、股関節(大腿骨頭)の真下に位置している部位です。

股関節は、人体のなかでも体重による負荷が最も大きい関節です。歩行時には体重の2~3倍の負荷がかかると言われています。そのため、股関節周りの骨、特に大腿骨は太く強固な構造をしています。

それにも関わらず大腿骨が折れてしまう理由の一つとして、大腿骨の強度不足が挙げられます。体重の負荷が最も大きい部分だからこそ、強度不足が骨折につながりやすいのです。

老後に健康で豊かな人生を送るには、日ごろから「骨で立つ」習慣を身に付けることが大切です。


■どうすれば骨で立てるのか?
これまで、骨格の歪みが原因となって骨で立てなくなり、骨に体重の負荷がかかりにくくなることで骨の強度が低下する、ということをお伝えしてきました。こうしたリスクを回避するには、歪んだ骨格を矯正することが有効です。

当サロンで提供している「ボーン・アジャストメント」では、全身の骨を手技によって調整し、全身の骨格を骨で立つことができる状態に整えます。背骨や骨盤だけではなく、足や手など全身の骨を整えることができるのがボーン・アジャストメントの特徴です。

骨格の歪みは、放置された期間が長いほど酷くなるため、早めのケアが大切です。当サロンでは、ボーン・アジャストメントによる施術を通して、皆様がより素晴らしい人生を歩むためのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。


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