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なこなこランドへの招待状


はじめに

今回は
最近お世話になっている麻雀プロを紹介しようの回
佐伯菜子プロ編です!

もう知っている人も多いと思いますが、
菜子さんの魅力を私なりに書き綴りますので
ぜひ読んでいってくださいね!

以下、
文脈上敬称略になることがありますので
ご容赦ください。


佐伯菜子とMC

MCへの情熱

佐伯菜子
最高位戦日本プロ麻雀協会
46期後期入会の麻雀プロである。

麻雀をよく見る人ならば知っている人も多いと思う。
渋谷にある麻雀bar Citrusの常勤プロであり、
最近では自団体である最高位戦日本プロ麻雀協会の放送対局ではMC(実況)を務めることが多く、
いま勢いに乗る若手女流プロである。

さて、
佐伯菜子を紹介する上で
切っては切り離せないのがMCの話である。

多くの媒体で麻雀プロになるきっかけは?
という問いに

「MCがやりたくて麻雀プロになりました」

と答えている。

麻雀の放送対局を見ている中で、
実況と解説が対局を盛り上げている側面をみて、
「自分もやってみたい」と感じるようになり、
放送対局のMCをやるには、
麻雀プロになるしかどうにもならない。
と思い立ち、麻雀プロの門を叩く。

お会いした際には、
「毎日MCの仕事をやってもいい」と話していたり、
先日行われた、
U-NEXT Piratesが企画した「トレジャーハント」という対局にてMCを務めることになったことを嬉々として話していたり
MCへの気持ちの大きさをひしひしと感じる。

そして何より、話していて
団体問わず、麻雀の大会やリーグ戦のことや
所属する麻雀プロについてよく知っているという印象を受ける。
それだけ放送対局をよく見ているということの裏返しだと感じた。
それも良いMCになるための研鑽を積んでいる証に思える。

プロ試験の際にも、プロになってからも
MCをやりたいと言い続けた菜子さん。
それを受け入れて、起用した最高位戦という団体。
双方の想いがいい方向に向いていき
今や、自団体の幅広い対局で登場するだけでなく、
団体を越えて活躍を広げている。
この情熱が、彼女のパワーの源に見えてならない。


若手MCを引っ張る存在

最高位戦という団体のMCは層が厚い。

浅見真紀、日向藍子、中里春奈、安達瑠理華、小宮悠と菜子さんより少し上の世代には絶大な実績を誇るMC陣がいる。

そして、
菜子さんの世代にも
これからを担うMC陣が何人もいる。
こういった厚いMC陣が最高位戦の放送対局のクオリティを支えているのは間違いない。

ただ、贔屓目なのかもしれないが
若手MC陣の先頭を引っ張っているのは佐伯菜子だと思っている。


MC佐伯菜子の魅力


そんな「MC佐伯菜子」の魅力を少しだけ挙げてみる。

まず何より声がいい。
長時間聴いていても心地よい「声そのもの」は
MCをやる上でどんなテクニックよりも重要なものだ。
いつでもこちらを包みこんでくれるような声は1番の魅力である。

そして長時間の対局でも楽しみ続けられるように
様々な言葉をチョイスできたり、
声に抑揚をつけたりすることができたりするのも強みだと感じる。

麻雀の進行をしっかり伝えるだけの知識や言葉を備えていることは大前提として、
「雀士の心情」であったり、
「対局の盛り上げどころ」というところで
少し砕けた言葉をチョイスしたり、抑揚をつけたりすることを自然にできるようにみえる。

麻雀は競技者が感情を露わにすることを許されていない。会話をすることもない。
淡々にゲームが進行していく中で、
実況と解説が心情や、大事な場面をこちら側に様々な方法で伝えてくれることは、放送対局のみやすさに大きくつながると思う。

きっと菜子さんは
そういう部分に惹かれてMCを志したと思うのだが、今や本人がそんなMCに足を踏み入れているのではないかとさえ思っている。

さらに
どんな人と解説を組んでも対局を盛り上げられる柔軟性も魅力だと思う。

前述の言葉のチョイスや抑揚にもつながるが、
解説がユーモア溢れることを言うことで盛り上げるタイプならば、ツッコミをいれつつ場の状況を冷静に伝え続ける。
逆に、麻雀の技術や展開について深掘りして、奥深さを伝えることで盛り上げるタイプならば
卓内での出来事を砕けた言葉を織り交ぜながら雰囲気を柔らかくする。
そのどちらの役割も柔軟にこなすことができる。

だからこそ
トレジャーハントで仲林圭と組んでも
最高位戦のリーグ戦で坂本大志と組んでも
Classicで平賀聡彦と組んでも
抜群の安定感が出せる。
それは大きな武器に思える。

本人はMCに大きな目標を持っているし、
それに対して努力を続けている。
そんな熱い想いを受け取りながら今後も菜子さんのMCをみていきたいと思う。


佐伯菜子の人としての魅力

なこなこランドとは

「なこなこランド」
菜子さんを応援することに関連してよく出てくるキーワード的存在になっている。

個人的になこなこランドを
幼児向けのテーマパーク的なものをイメージしている。
ゆるく、ほんわかした、みんな笑顔でいるような空間だ。

幼児向けとは書いたものの
菜子さん本人は
声のトーンがすごく高いわけでも、
すごくゆったり話すわけでもない。
仕事はポンコツと自称するが、
こちら側からみる分には、Citrusのメンバーができすぎなだけで、普通に仕事ができる。
話していても、天然味はないし、
普通の世間話をしている分には、
知識がなくて話が進まないなんてこともない。

では、なぜこんな空間が生まれるのか。
それは菜子さんが纏う
ご機嫌で、楽しそうなポジティブなオーラが作り出しているものだと思う。

私が初めて会った麻雀大会で
菜子さんは
初心者の私たちを優しくサポートしつつも、
楽しそうに麻雀を打つ姿がみられた。
そんな姿に惹かれて、菜子さんのゲストに遊びに行くようになった。
先日のおしえて!パイレーツでの対局でも
ご機嫌に麻雀を打つ姿が見られて、
この姿に惹かれたんだよなぁと感慨深い気持ちにもなった。

会うからこそ、感じることができる
全てを包みこんでくれるような暖かいオーラをみなさんにも感じてほしい。


笑顔のカメラロール

菜子さんのところに遊びに行かせてもらうと
いつもツーショットを撮らせてもらう。

その写真は菜子さんがかわいいのはもちろんだが、
一緒に写ってる自分もなんだか良い表情をしているような気がする。
きっと菜子さんの楽しそうなポジティブなオーラを受けて表情が柔らかくなってるんだろうなと思う。

日々のあれこれで疲れた時
度々カメラロールの菜子さんとのツーショットみて元気を出すことがある。
これからも会える時に会いに行って元気の源をいただきたい。

ちなみにヘッダーに設定させていただいた写真は
個人的にカメラロールの中で1番素敵な菜子さんだったので、本人に許可をもらってヘッダーにさせていただいた。
みなさんにお裾分けの気持ちである!(笑)


麻雀プロとしての矜持

最後に、
相変わらず麻雀の技術については語れないが、
一局だけ麻雀について取り上げようと思う。

2024年5月24日
シンデレラファイトシーズン3
グループC 予選final #2
対局者
鴨舞、佐伯菜子、松本ちづる、高橋慧
レギュレーション
トップは本選通過、2着、3着は#3へ、4着は脱落

この半荘
菜子さんは奮闘するも、なかなか良い手が入らず4着で脱落となってしまう。
一方トップは、
立直七対子ドラドラの跳満ツモをオーラスにあがる劇的な展開をものにした鴨舞さんであった。

さて、本題は対局後に行われたインタビューでのシーンである。
着順が下の選手からということで、
菜子さんからインタビューが始まった。

劇的なトップを掴んだ鴨さんが泣いているのをみて、気遣うところから始まったインタビューは
この半荘の振り返りへと話が続いていく。
その合間に鴨さんの涙が他の2人にも伝播していることを気づいた菜子さんは、すかさず

「みんな泣いてるやないか、泣きたいのはこっちじゃ」

と軽快にツッコミを入れ
また粛々と半荘の振り返りと
視聴者への感謝を述べた。

途中、涙を堪えているような表情もあった。
おそらく泣きたかったし、悲しさと悔しさに全てを委ねたい気持ちであったと思う。
それでも、気丈に振る舞い
自分を応援してくれた人に伝えなければいけないことをしっかり自分の言葉で紡ぎきった。

軽快なツッコミも、
卓内の内輪だけで起きている出来事で
画面の向こうの大多数の人間を置いていってはいけないと考え、エンターテインメントとして機転を利かせたもののように思える。

麻雀プロとして応援してもらっている立場である
という意識を強く持っていることを感じさせたシーンであった。

熱い戦いであったが雰囲気の良さも印象的だった。
対局中も笑顔が見られるシーンもあった。
終局後、トップをもぎ取った鴨さんに菜子さんがハイタッチをし始めたことで、ハイタッチの輪が卓内に広がった。
そんな4人の雰囲気の良さは放送後のXのポストでの写真でも伝わってきた。
菜子さんの対局者へのリスペクトがこの空気感を作り出したように見えた。

応援している人と向き合う強い気持ちと
対局者へのリスペクト
佐伯菜子の麻雀プロとしての矜持みたいなものを感じた。

インタビュー中
Citrusの店長である柚花ゆうりさんが
「菜子の魅力がみんなに伝わった」
と、言ったように
「麻雀プロ佐伯菜子」
の魅力が詰まった半荘であった。


さいごに

魅力が多すぎて
かなり長い文章になってしまったが、
ぜひここまで読んでくれた人と
なこなこランドでお会いできる日を待っている!


参考資料

タチアイニーン
ゲスト:佐伯菜子
メンバーシップ限定


おしえて!パイレーツ vol.45


シンデレラファイトシーズン3
グループC 予選final #2
メンバーシップ限定

終局後のポスト