見出し画像

弓桁朱琴へと続く?「赤」の後日談


はじめに

今日は、ハロプロの
特にモーニング娘。に関してのお話。

そう。今日は加賀楓さんのお誕生日。
表舞台からは去ってしまったけれど、幸せな日々を過ごしていることを祈っています。
Happy birthday!!

その記事は自分の交友関係も含めての
大分個人的な備忘録にはなるので、
いつも通り興味のある人だけお進みください。


モーニング娘。との距離感

さて、今回は上の記事の続き
加賀楓(かえでぃー)が卒業した後の、後日談的なお話になります。

かえでぃーが卒業してから、
モーニング娘。はほぼ見ていませんでした。
かえでぃーがいない姿を受け入れられないというよりは、
モーニング娘。よりも
BEYOOOOONDSや、つばきファクトリーが見たい気持ちが大きくて、時間を割くことができなかったのがひとつ。
そして、
仕事でメンタルがやられていたことも挙げられます。
時代に合わせた働き方をしてくれと上司には仕事を任される。
しかし、古き良きを守り抜くことに固執した先輩には、ずっと問題児のような扱いをされる。
そんな板挟みに誰にも助けを求められず、ただただ自分の身体と心をすり減らす毎日。
そんな中で、
ハロープロジェクトの歴史を重んじ、
古き良きあり方を大切にし、
楽曲とパフォーマンスの強さを示すことで観客を魅了するモーニング娘。は辛い仕事がフラッシュバックしてしまうことも理由としてあげられました。

かえでぃーは、卒業後
「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」に
ニニ役として出演することとなりました。
ちょうど何もかもに忙殺されて、半分心あらずのような日々を暮らしていましたが、
この晴れ舞台を観なければ後悔すると思い、
重い体を引きずり観に行ったのを覚えています。
大きな舞台に躍動し、
ハロプロにいた時とはまた違うスキルを身につけた、かえでぃーのパフォーマンスに感動しました。
もっと、ムーラン・ルージュ!の世界観に浸りたい気持ちはありつつも、時間も体力も何もかも、それを果たすほどの余力は残っていなく、この1回だけに終わりました。

卒業コンサートからは約2年ほどの時間は、
もともと離れかけていた距離感に明確な距離ができたそんな時間になりました。


異質であったであろう私

あるメンバーが卒業すれば、
「そのメンバーを推すこと」を共通点に仲良くなったオタク仲間とも疎遠になる。
私とかえでぃーオタクも例外ではありませんでした。

とはいえ、私とかえでぃーオタクとの関係性はそもそも少し不思議な関係性で、仲良くできていたこと自体がラッキーだったのかもしれません。
当時のかえでぃーオタクは
かえでぃーが大好きなことに一筋な人たちで溢れていました。
包み隠さず言えば、
一筋すぎて、他を見る余裕がない。
他のメンバーを認めないとか他のグループを認めないとか、そういう意識を持っているわけではないけれど、結果として余裕のなさがそう映ってしまう。
そんな熱くて不器用にまっすぐな人たちの集まりでした。
(なんか、かえでぃーに似てるなとも思って微笑ましいですが…)

そんな中で、
私は、サッカー観に行ったり
平井美葉!BEYOOOOONDS!!
福田真琳もいい!つばき!!とか言っているわけです。
今考えても異質な存在です…。
けれど、私がかえでぃーのことも好きで会いに来ていることや、
他と比べて誰かを下げたりすることをしなかったから仲良くしてくれたのかなと思います。

そんな異質な存在である自覚はあって、
家業を継ぐことを生業としてきた家に産まれながらも、都会で自由気ままに遊んで、
機があるごとに帰ってきてヘラヘラしてる放蕩息子のような気分でいました。
それくらい他の人たちは、
由緒正しい家業を織りなしているかのように、かえでぃーのことを一筋に推す人たちでしたし、
私はいつまでも好奇心のまま行動して、大人になれないドラ息子のようでした。
年齢的にも周りのみなさんが年上で優しくお世話してくれたのもあるのかなと思います。

というわけで、
想像通り私は、かえでぃーオタクSNS上のやりとりはあれど、顔を合わすことはほぼなくなりました。

ただ、ひとつだけ。
かえでぃーを推している時代から
「ゲンツさんが、あれだけ言うから、福田真琳ちゃんが気になります。ちょっと色々教えてください」
と言ってきてくれた2人とは、この2年の間はちょこちょこ遊んでもらっています。

変な世界に巻き込んでしまった罪悪感があったり、
異質なものに近づいてまでも、好きなものに正直に生きようと踏み出すには勇気を振り絞ったんだろうなとか
色々思ったりすると、2人には特別な気持ちがあります。
とってつけたような文書ですが、
ちゃんと残しておきたいと思わせてくれる2人です。


突然の同窓会

そんな日々を過ごす中、
11月18日
BEYOOOOONDS 2024年秋ツアー
DISCOOOOOTHEQUE 武道館公演に赴いていました。

「武道館の休憩所で待ってるよ」
いつものBEYOOOOONDS仲間からの連絡を受けて入った休憩所には、懐かしいかえでぃーオタクの顔がありました。
びっくりして2度見どころか3度見くらいしたように思います。

その後もう1人来たかえでぃーオタクの方とともに
武道館公演を観に来たという妙な巡り合わせで久しぶりの再会を果たしました。
そこから3人で
あの頃の思い出話やら、これから始まるBEYOOOOONDSが楽しみだという話やら
止まることなく入場までの時間話し続けました。

かえでぃーが卒業した後
オタクたちはそれぞれの生き方を進み始めていて、
私みたいに好奇心のままに生きている人もいれば、
引き続きモーニング娘。を追う人もいて、
ハロの違うグループに推しを見つけた人もいる。
ハロ以外に生きる道を見いだした人もいるし、
もう何かを推すことすらやめてしまった人もいる。

この3人ももちろん
それぞれの道を歩き始めていて、近況報告する感じも不思議な空間でした。
めちゃくちゃ良く言えば、
「グータンヌーボ」とか「僕らの時代」に切り取れそうないい表情をしていた気がします。
まあ、端からみればただの井戸端会議なのですが…(笑)

BEYOOOOONDSでも、多くの友達ができました。
けれどそのほとんどは私より年下で、
今までみたいに年上のかえでぃーオタクの中で世話を焼いてもらった立場からは大きく変わりました。
久しぶりに年上の2人の元で話していて、
あの時の放蕩息子の感覚も戻ってきたようでした。

オタクって長く続けていると、
いろんな出来事に出会って、
いろんな感情になるんだなと改めて感じた時間でしたし、
この時間を楽しいと感じられたことは
かえでぃーを推していた時間は素敵な時間だったという裏付けのようでした。

同時に今、BEYOOOOONDSを一緒に推してる仲間ともこんな素敵な関係性を作り上げられれば幸せだなと思います。


また動き出すか…?赤の後日談

2024年の年明けに行われた。
冬のハロコン「THREE OF US」では、
モーニング娘。
つばきファクトリー
BEYOOOOONDS
の3グループが同じコンサートで共演することになりました。

そこでみた、モーニング娘。は
今まで距離をとっていたのが信じられないくらい楽しかった。
先輩メンバーも経験を重ね、
元気な後輩たちが新しい風を吹かせて、
グループ自体が良い方向にまとまり始めてるようにみえて、あの時みたいに仕事がフラッシュバックすることもありませんでした。
かえでぃーの活動中に多かった、
楽曲の強さを噛み締めて受け取る楽曲だけでなく、
コールや、振りコピなど、こちらも一緒に楽しめる楽曲もまた増え始めた。
個人的な好みと言われれば、それまでだけれど、
ツアーまた行きたいな。そう思えた機会でした。

そして、この冬あたりから明確に
モーニング娘。なら
弓桁朱琴だ!
というのが決まったように思います。
右手に掲げるのは、あの時と同じ「赤」になりました。
パフォーマンスの全力さ、表情。ダンスが映えるスタイル。
そんな姿に惹かれました。

2024年の春ツアーは都合がつかなかったものの、
秋ツアーの山梨公演に参戦しました。
卒コン以来の単独公演。
そんな単独コンサートでのあこちゃんは、
冬見た時よりも歌もダンスもレベルアップしているように見えました。
しかも、ダンスのニュアンスとかすごく私好みで、ずっと目が離せなかったです。
あこちゃんと一緒にモーニング娘。を見守る。
そんな生活も幸せなんだろうなと思わせてくれるほど、私の心に刻まれるパフォーマンスでした。

ちょっと脇道にそれると
つばきファクトリーの秋ツアーを見た時に
村田結生さんのダンスにめちゃくちゃ心惹かれました。
動くところで、動くけれど、がむしゃらすぎない。
そしてその中でもちょっとした動きのアクセントが心地よい。

あこちゃんも含めて
ダンスの表現に対して、心惹かれるようになったこと。
それは、かえでぃーやみよちゃんという
ダンスにこだわりを持って表現を続けてきた2人を見続けてきたからなんだなと
自身のオタクの歩みを感じ取れたような気もしました。

そして、「あこちゃんのパフォーマンスが好きだ!」
それを伝えたい一心で、
11/24に個別お話会へ行きました。
モーニング娘。の個別イベントなんてそれこそいつ以来なのでしょう…?

ブースにならんでいると聞こえてくる
あこちゃんの笑い声。
声の高さも、声量もなんとなく
かえでぃーに似ていて、
髪型も、長い手足を活かして踊るパフォーマンスも
なんとなく面影が似ていて、
しかもメンバーカラーも「赤」
「別にかえでぃーに似ているからって理由で好きになったわけじゃないのにな…」
と変な笑いを堪えながら、列が進むのを待っていました。

実際にお話するあこちゃんはめちゃめちゃ元気で、
色んなお話をしてくれました。
特にコンサートに来てほしい気持ちがすごく強いようで、何度も横浜アリーナや仙台の公演に来るか聞かれました。
そんなパフォーマンスに飢える姿勢もまた好きになりました。
山梨での感想もしっかり伝えられ、
初めてのサインももらい、会場の渋谷を後にしました。

さて、
今後私のスケジュールや、心境など
これからどうなるかはわかりません。
ここまで書いて、次にモーニング娘。を観に行けるかもわかりません。
けれど、
かえでぃーの卒業でプツっと切れるかと思った様々な縁は、まだまだ私に色んなものをもたらしてくれる素敵な縁なんだということだけは分かりました。

この後に続く後日談は、果たして弓桁朱琴によって彩られるのか?
また面白い出来事に出会えることを祈って、記事を締めたいと思います!

それでは!