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書店離れを防ぐ

 書店離れについて少し考えたい。週に数回は都心の書店を周遊している身としては、書店が減っているのは残念な話だからだ。本の迷路を歩く楽しみは無くなってほしくない。

 ここで現代メディアの王者テレビについて考える。テレビは視聴者の時間をインターネットに奪われ、視聴率が年々下がってきているという。令和2年より前の情報通信白書を見ると、テレビの視聴時間の減少とインターネットの視聴時間の増加について触れられている。

 紙のメディアも同じだろう。紙からインターネットへ。人々の可処分時間はどんどんインターネットに移動している。

 話は飛ぶが、マドンナなどのスターミュージシャンはライブに移行しているという。ストリーミングサービスが流行る中で独自の価値を生み出すための戦略である。ハイパーメディアクリエイター!高城剛さんもそんなことを言っていた。

 テレビの視聴率のように発行部数を競うようなビジネスモデルでは、インターネットに喰われるだけだ。今後、メタバース的なものが普及してくればこの傾向はますます強まる。ライプ的なものですら、電子の世界に取り込まれていくのだろう。『レディ・プレイヤー1』などわかりやすい例はゴロゴロしている。

 紙でしか手に入らない(※)書籍などがあれば、これはスターのライブと同じで価値を持つ。しかも、ネットで流通してなければなおのこと。リアル店舗は『そこでしか得られないものを提供する』ことにこだわってみてはいかがだろう。ちょっとした思いつき。

 ユーロ紙幣のようにプラスチックでも良いが

松丸本舗は面白い試みだった。


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