エリカ・アンギャルもハマった? サウナのすごい健康効果 #4 最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン
社会現象にもなったベストセラー、『世界一の美女になるダイエット』で知られるエリカ・アンギャルさん。そんな彼女の近刊『最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン』は、食べものから、生活習慣、メンタルマネジメントまで、私たちのカラダが持つ天然の最強ワクチン「免疫システム」を、より強化する方法を教えてくれます。その中から、ぜひ今日から試してみたいメソッドをいくつかご紹介しましょう。
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風邪をひいたら熱い風呂に入る
温泉や露天風呂は最高ですよね! 日本ほど入浴の習慣を愛してやまない文化は他にはありません。お風呂を楽しむことは、単に気持ちがよいだけでなく、健康と美容、そして免疫に無限の効果をもたらすヒートセラピー(温熱療法)でもあります。
風邪やインフルエンザになった時に熱が出るのは、病原体に対する体の自然な防御反応です。体温が上がると体内が病原体にとって住みづらい環境になります。
さらに熱の刺激でヒートショックプロテイン(HSP)というタンパク質が増加し、免疫細胞が活性化され、病原体を攻撃する力が強まります。ですからこのような時は、必要でない限り解熱剤を飲んだりして無理に熱を下げようとしないでください。
HSPは、病原体が侵入した時だけでなく、お風呂やサウナなどの熱による刺激でも増加します。
日本では昔は風邪をひいたら入浴しない方がいいといわれていました。しかしこのHSPの研究が進んだことで、風邪をひいたらむしろ熱め(40~42℃)のお風呂で体に熱刺激を与えた方が回復が早まるという考え方が広まりました。
私は風邪気味の時、バスソルトを入れた熱めのお湯に浸かり、人工的な熱の刺激でHSPを増産します。そして熱々のお茶を飲んで、さらに汗をかいて病原体を撃退します!
サウナで免疫力を高めよう
免疫力を高めるヒートショックプロテイン(HSP)は、お風呂だけでなく、サウナの熱刺激でも増加します。75℃で30分間サウナに入ると、HSPが50%増加するという研究があります。
また、サウナを週に数回、3カ月間定期的に利用することで、風邪をひく率が50%減少したという研究結果もあります。
サウナはHSPを増やす効果の他に、一酸化窒素も増やし、呼吸器系疾患のリスクを下げるという効果も明らかになっています。
通常のサウナよりもさらに一酸化窒素を増やすには遠赤外線サウナブランケットがおすすめです。一酸化窒素は血管を柔らかく保つ効果があり、全身の血流をよくします。
遠赤外線サウナブランケットは減量やデトックスを謳っている商品が多いですが、免疫力を高める意味でも非常に効果的です。わざわざサウナ設備があるところまで外出せずに自宅で手軽にできるのも嬉しいポイント。オンラインショップで購入可能ですので、見てみてください。。
サウナはもともと北欧のフィンランドが発祥ですが、日本でも最近ブームになっていますよね。近くにサウナがあるなら週に数回楽しむとよいでしょう。
ただし、高温のサウナは体の負担も大きいので、病気で発熱している時は控えるようにしてください。
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