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一年3セットの服で生きる…「制服化」で服選びの苦しみから抜けだそう #1 一年3セットの服で生きる
クローゼットに服があふれているのに、「着る服がない!」「コーディネートが決まらない!」……そんな悩みをお持ちの方は多いはず。人気スタイリスト・あきやあさみさんの初著書『一年3セットの服で生きる』は、着るものを「制服化」することで迷いがなくなり、おしゃれで自信にあふれた自分になれる本。そのスピリッツとノウハウを、少しだけご紹介します。
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心から気に入っている服だけをまず1セット
私は「一年3セット」の服だけで生活しています。「一年3セット」といっても全く同じ服を複数枚持っている訳ではありません。「心から気に入っている違うスタイリング」を「3セットだけ」選んでいるのです。
こんなにたくさんの選択肢がある中からどうやって3セットに抑えているのか疑問に思う方は、こう考えてみてください。「まずは365日、毎日着たくなるような1セットの服を選び抜くこと」。そしてその考え方で「プラス1セットずつ増やしていくこと」。そんな風に考えると、途端に選びやすくなりませんか?
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きっかけは1着のワンピース
実は、私も制服化をする前は「そんなに少ない服で過ごしていけるはずがない!」と思い込んでいました。しかし、実際に1着の服で過ごしてみるとその考えは杞憂でした。
私が制服化をしたきっかけは「1着のワンピースだけで100日過ごしたこと」から始まっています。真剣に考え抜いて見つけたワンピースを着たときに「もうこの服しか着たくない」と感じたのです。
その1着を見つけたことで心が満たされて、「今までなんとなく着ていた服」を全て手放すことができました。「このワンピースよりも好きだと思える服しか買わない」という基準が明確になったので、自然とたくさんの服を所有したいと思わなくなりました。
お気に入りを1セットずつ増やしていく
そこから同じように気に入ったものを1セットずつ増やしていって、「一年3セットあれば、不便なく心が満たされた生活ができる」という状態になりました。
3セットは絶対ではないのですが「自分の中でのミニマムな服の数」で生活がしたいと考えたら、私の中での最小の数がたまたま3セットになったのです。どの服も心から気に入っていて毎日不便なく過ごしています。
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3セットの内訳は?
例えば、(1) パンツスタイル (2) スカートスタイル (3) ワンピーススタイルにしてもいいですし、(1) 黒のワンピース (2) 赤のワンピース (3) 花柄のワンピースとワンピースだけで3セット選んでもいいのです。インナーやアウターの合わせ方で温度調節すると、一年中快適に過ごせます。ぐっと「3セット」のイメージが膨らんだと思いませんか?
本当に3セットは少なすぎ?
もちろんその方の状況によって「一年3セット」は少なすぎて難しい……という方もいらっしゃいます。そんな方は「週3セットのスタイリング」で考えたらどうでしょうか? 週に2~3日同じ服を着ても困ることはほとんどないと思います。
私のお客さまには「女優、医師、会社員、学生から主婦まで」さまざまな生活環境の方がいらっしゃいますが、「制服化してみたら週3セットのスタイリングで十分でした」と口を揃えておっしゃいます。
慣れてきたら月3セット、4ヶ月で3セットという少ない数の服で過ごせるようになります。ただこの3セットというのはあくまでも目安です。
例えば、「どうしても週に1回しか洗濯できない!」「子供が小さくて毎日カットソーを3回着替えている!」という状況の方には心地よく暮らせる最低限の着数をおすすめしています。自分に最適な数量を理解しているというのも大切なことなのです。
実際にはたくさんの数の服を持っていたとしても「自分の定番スタイリング」を3セット決めることで服選びがとても楽になります。
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一年3セットの服で生きる
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