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2024年12月のおすすめ

【心温まる物語を読もうー家族がテーマの小説ー】


与えられた境遇を受け入れ、陰に陽に家業を支える鈴之助。〝婿どの〟の秘めた矜持とひたむきな家族愛は、やがて逢見屋に奇跡を呼び起こす。

婿どの相逢席

小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、大店の仕出屋『逢見屋』の跡取り娘・お千瀬と恋仲になり、晴れて婿入り。だが祝言の翌日、大女将から思いもよらない話を聞かされる……。与えられた境遇を受け入れ、陰に陽に家業を支える鈴之助。〝婿どの〟の秘めた矜持とひたむきな家族愛は、やがて逢見屋に奇跡を呼び起こす。直木賞作家、渾身の傑作人情憚。


ある日、僕は認知症と診断された。まだ、39歳だった――。実話をもとに描く、夫婦の9年間の軌跡。

オレンジ・ランプ

僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知と診断された。
車の営業として働き盛りだった僕はその事実を受け入れられない。
だが、ある日、顧客の顔を忘れ、会議を忘れ、とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。

「人生、もう終わり」。そう思っていたが……。
実在の人物をモデルにした感動の物語。


小学三年生の勇翔の夢は、プロのサッカー選手になること。でも、思うようにいかないサッカーの日々。スポーツを通じて家族の成長を描いた、汗と涙と夢いっぱいの物語。

サッカーデイズ

小学三年生の勇翔の夢は、プロのサッカー選手になること。でも、試合にはあまり出られず、レギュラーへの道は険しい。かつて同じ夢を抱いていた父の拓也は、そんな息子がもどかしい。お風呂での反省会、早朝の自主練、共に頑張る二人だったが、思うようにいかないサッカーの日々。スポーツを通じて家族の成長を描いた、汗と涙と夢いっぱいの物語。


暗雲垂れ込める一家に「当たり前の日々」は戻るのか? 誰かの幸せを願い切に生きる人々を描いた、家族の再生物語。

雨上がりの川

出版社に勤める川合淳は、中学生の娘・春香がいじめをきっかけに不登校になったことに悩んでいた。さらに、妻・杏子がこの現状を打破しようと怪しげな霊能者に心酔。淳は近所の釣り好きな心理学者の千太郎に相談するが……。暗雲垂れ込める一家に「当たり前の日々」は戻るのか? 誰かの幸せを願い切に生きる人々を描いた、家族の再生物語。


62歳になる父から突然聞かされた再婚話。それを機に、バラバラだった四姉妹が集うことに。それぞれが、互いに言えぬ秘密を抱えていた。家族ってやっかい。でも、だから家族は愛おしい。

咲ク・ララ・ファミリア

母が若い男と駆け落ちした後、結婚して早々に家を出た長女、代わりに家庭を支え続けた次女、引きこもりの三女、お調子者の四女。それぞれが、互いに言えぬ秘密を抱えていた。そこに父の再婚相手が現れて……。家族ってやっかい。でも、だから家族は愛おしい。