「モノの居場所」を決めると暮らしがこんなにスッキリする! #5 実家スッキリ化
捨てられない父、片づけられない母、モノであふれかえる部屋……。これぞ「実家あるある」でしょう。堀川波さんの『実家スッキリ化』は、不要なモノの分類から、捨て方、収納法、親を説得するコツまで、使えるノウハウをほっこりするイラストとともに教えてくれる一冊。冬の帰省シーズン、そして大そうじシーズン、本書を読んで「実家スッキリ」を実現しませんか?
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日々の掃除は好きだけど……
母は毎日掃除機をかけるし、炊事も洗濯もまめです。いつ帰っても実家は、きちんときれいです。
ただ、収納や分類が明らかに苦手です。リビングやキッチンの棚には、父が日常使うタオルや時計、たばこ、ライター、母の化粧品、アクセサリーなどが並べられています。
例えばトレイに、決められた種類、分量を置くなら「見せる収納」になるでしょう。でも、わが実家の棚の上にはあらゆるモノが置かれて、どんどん繁殖します。よく使うモノと、たまたま使って出しっぱなしのモノ、さらにはしまいきれずにあふれたモノとが混在し、雑多に並べられている。
こういうところに所帯じみた生活感が表れるというもの。
両親は、この「見える収納」がわかりやすくて使いやすいと思いこんでいるのです。
解決法は、モノの居場所を決めることに尽きます。
要るモノ、要らないモノ。使うモノ、使わないモノ。
分類するだけで、暮らしはすっきりします。イケアや無印良品の小引き出しにラベルを貼ってモノの住所を決めます。
耳かき、はさみ、爪切り、ペン……あちこちに散在していた小物を一カ所に集めて、分類・整理。使いたいときにすぐ見つかります。定期的に引き出しの中身を見直すとよいと思います。
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