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季節の始まりは「断服式」をして、新しい自分を見つけよう #2 一年3セットの服で生きる
クローゼットに服があふれているのに、「着る服がない!」「コーディネートが決まらない!」……そんな悩みをお持ちの方は多いはず。人気スタイリスト・あきやあさみさんの初著書『一年3セットの服で生きる』は、着るものを「制服化」することで迷いがなくなり、おしゃれで自信にあふれた自分になれる本。そのスピリッツとノウハウを、少しだけご紹介します。
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好きだけど着ない服
「この服、とても好きだけど、なぜか着ないな……」という服には何か理由があるはずです。「生地が大好きだけど太って見える」とか「洗濯が難しい」とか「冬物だけど薄手で寒い」など理由はさまざまです。
もちろん無理に手放す必要はありませんが、私は服自体を愛しているので「私が上手く愛せない(着こなせない)のであれば他の人に愛して(着て)もらってほしい!」と手放すことにしています。服も、いつ来るか分からない出番を待つよりも他の人に着てもらったほうが嬉しいと思うのです。
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手放す勇気を持って新しい風を
以前愛していた服も、あまり着ていなくてまだきれいな服も、手放すのにはとても勇気がいるものです。「もうこんなに着心地の良いニットは見つからないのでは……?」「こんなに素敵な柄は二度と買えないのでは……?」と不安がよぎります。
長年服のことだけを考え続けているスタイリストから言わせていただけば「時間はかかるかもしれませんが、探せば必ず見つかります!」というのが答えです。勇気を持って手放すことができた人だけに新しい風が吹くのです。
定期的にクローゼットを見渡して「好きだったけど今は着なくなった服」があったら手放す勇気を持ってくださいね。
服を手放すタイミング
季節の始まりである3月1日、6月1日、9月1日、11月1日には着なくなった服を手放す「断服式」をするのがおすすめです。
「次の季節にはもう着なくてもいいかも」「しばらく着ていないな」「もう満足するぐらいたくさん着たな」と感じた服は、潔く手放しましょう。
どんなにシンプルな服でも2~3年周期でトレンドは大きく変わるので、全ての服が入れ替わるまで大体2年くらいを目安にしています(もちろん期間はご自身の気持ちがいいサイクルでいいのです)。
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なぜ季節の初めなの?
私はできる限り服を古着屋さんやリサイクルショップに買い取ってもらうようにしています。それは「服が好きだからまた誰かに着てほしい」という気持ちがあるからです。前の年に着た春物を3月1日に見直して、さっと買取(リユース)に出せば、そのシーズンの春物として必要な方に着てもらえます。
以前は、フリマアプリでのやりとりをしていましたが、個別での交渉や配送作業が面倒になってしまい最近では古着屋さんの店頭買取に出すようにしています。
購入して2年以内で大切に着ていた衣服を持っていくと、「こんなにきれいな最近の服を……次に使うお客さまが喜びます! ありがとうございます」といつもお礼を言ってもらえるので、とてもいい気分です。
古着屋さんにも、次に着てくれる人にも喜ばれるので、「季節の初め」の見直しがおすすめです。
手放すときは新しい自分になるチャンス
昨年買った服を見たときに「違うな」と感じたら「新しい自分になる」チャンスです。ブラッシュアップされた価値観に合う服を身に纏った自分は、とてもいきいきしているはずです。
いい服が見つかるか不安な方は、次の服が見つかるまで残しておいてもいいのですが、手放したことで初めて新たな自分を見つけることもできるはずなのです。
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一年3セットの服で生きる
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