商品を無料で販売するとこんなメッセージが伝わります!
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
今日も伝わる力をテーマにちょっとお話をしていければと思います。
さて、私はコンサルタントでもあるので経営者さんの相談に乗ることが多いです。そんなときに「無料サービス」について聞かれることがあるんですね。
無料サービスをやった方がいいの?やらないほうがいいの?って。
でもね。これ大事な話なんですが、値付けってお客さんへのメッセージの一つなんですよ。
例えば、
一泊3000円のカプセルホテル、一泊9000円のビジネスホテル、一泊2万円の旅館、一泊5万円のリゾートホテル
同じホテルでも価格が全然違うでしょ?
これは、こういうお客さんに来てほしいんですというメッセージが値段に込められているわけですね。
家族で贅沢してゆっくり旅行しよう!というときに3000円のホテルは選びませんよね?
その一方、出張であれば3000円のカプセルホテルでいいかなってなります。
値段によって使い分けをお客さんはしているわけです。
同じようなものでハンバーガー店の話があるんですが、こちらは『値段の使えるメッセージ性』がよりよくわかると思いますよ。
マクドナルドさん、モスバーガーさん、個人店のハンバーガー屋さん、高級なハンバーガー屋さん
どうです?使う場面がそれぞれ違いませんか?
まぁ、最近モスバーガーさんとマクドナルドさん値段あんまり違わなくなってきたんですが、ちょっと前の低価格路線のマクドナルドさんは、非常に客層が混とんとしてましたよね?
高校生が騒いでいたり、若い人がたむろしていたり、なんか家族連れが使いにくい雰囲気でした。
幸い私が若いころ住んでいた柏市は、マックとモスが近くにあったので、私はうるさい雰囲気が嫌いでモスバーガーばかり行ってました。
ところが、いまマクドナルドさんは方針を変え高価格商品を中心にしたので客層がだいぶ落ち着いてきた感じがします。
最近のマックなら私も入れます。
この事例からもわかるように、価格って大きなメッセージで、安いと『質の悪いお客さんが集まりやすい』なんてよく言われます。
この質の悪いという表現はあまりよくないんですが、うるさかったり、マナーが悪かったり、クレーマーだったり、そういうめんどくさい人が集まりやすいんです。
安い価格設定にするというのは、そういう人が来ても大丈夫という覚悟をしてますというメッセージになり『伝わる』こともあります。
では、無料サービスってどうでしょうか?
この無料こそ非常に危ない価格メッセージを持っていると私は思ってます。
だって無料と聞いて飛びついてくる人ってどんな人だと思いますか?
無料でやってくれるなら無料でやってほしいという依存度の高いお客さんが集まってきそうじゃありませんか?
事実、私が過去にいた行政書士の世界で無料相談をやっていた人が、ドンドン無料でやってくれという人が現れて廃業しかけた事例などがあります。
それに誰かに無料でやってしまうと、今度は真面目にお金を払って人が怒りだします。
何だよ!無料でできるくらい価値がないものにお金を出させたのかよ!!ってね。
無料でやればやるほど、そのサービスは価値のないものとなっていきます。最終的にはあなた自身が価値のないものとしてお客さんに伝わるようになるので、仕事が来なくなってしまうわけです。
もちろん、無料サービスの上手な使い方もあります。それが条件付きの無料、もっと言うと満足させない無料サービスです。
分かりやすいのがスーパーの試食。
あれは「満足できない量限定」という条件で無料で試食してもらって、もっと食べたければお金出して買ってね。という仕組みです。
あるいは、塾の無料体験。「1日だけ」という限定で授業を受講でき、もっと受けたければお金を払ってね。という仕組みです。
塾も一日だけ参加したって成績あがりませんから、満足できない量できちんと制限を設けているわけです。
このように、満足できない量を限定で無料で提供するのは「お試し」となるのでそのせいであなたのサービスの価値がなくなることはありません。
あなたの商売でも、そういう満足させない無料サービスを提供できるのであれば、それは試してみてもいいと思うんですよ。
でも、満足させてしまうサービスを無料でやるのは絶対にダメ。
それはあなたに価値がないって自分でお客さんに伝えてしまっていることになるからね。
もうちょっと高度な無料サービスの作り方もあるんだけど、それは玄徳庵の授業やコンサルを受けて勉強してみてくださいね。
ということで今日はこのあたりにしましょう!
追伸:ヘッダーの写真は人形劇三国志の諸葛孔明の写真です。大事に保管していたフィギアを引っ張り出し、画像に使わせてもらうことにしました。
玄徳庵の玄徳。そして私の名前のこうめいは、実は三国志には関係なくたまたま師匠から私がいただいたお坊さんとしての名前なんですが、三国志が好きな私としてはその縁に結構ビックリしました。
ですので、同じ名前を授かった縁を大事に、私も三国志の玄徳や孔明に負けないように志を大事に生き抜いていければなって思ってます。
ということで、今日から追伸コーナーも始めたので、よかったら合わせてごらんください。(こうめい)
伝わる力を発揮したいんだけど具体的にじゃあ、どうすればいいの?というヒントは、私が一緒に考えるので一度相談に来てみてくださいね。
毎週金曜日発行の『あなたの思いを伝えるお坊さん』からのメッセージが届く無料メルマガです。