ハンドフルートで舞台出演してきました
どうも、せんときゅん(玄徳)です。
突然ですが、自分はハンドフルートという楽器をやっています。
手を祈るように組んで息を吹き込んで〜と、説明しだすと大変なので、ぜひ一度動画をご覧ください。(宣伝)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLTsDG3LBdHkTH-z8Gy1iybv4nezyg34jZ
さて、タイトルの話ですが、去る5/7(日)にprojectORIGINさんの第1回主催公演 「ふしぎの国のアリス」にハンドフルート演奏者として出演してきました。
より正確には、異色演奏(普通の楽器以外のものによる演奏)アンサンブルの一員としての参加になります。
出演時間は1公演2時間弱の中でたったの3分程度。ですが当然舞台出演は初めてという中で、色んなことを考えるきっかけになりました。今回感じたことを書いていこうと思います。
“舞台”というものに触れて
自分の主な活動場所はYouTubeやニコニコ動画に代表される動画サイトです。
ありがたいことに、近年はぽつぽつ人前で演奏する機会をいただけるようになりましたが、それも大体はアウェーなわけです。
その中でも「(ライブ)ステージ」ではなく「舞台」というのは、普段インターネットに閉じこもっている自分にとって当然初めてのことばかりで、大変に、大変でした…(言語能力を失う)。
そもそも普段演劇とかそういったものを観に行かないもので(すみません)、多くの人にとっての当たり前も、自分にとっては当たり前ではなかったんですよね。そういった中で自分が今まで培ってきた力を発揮するというのは、やはり難しかったです。
アマチュアな自分を見て
今回得た新鮮な、刺激的な経験は挙げればキリがありませんが、強いて一つ言うならば様々な肩書きをお持ちの共演者の皆様についてでしょう。
俳優、ダンサー(とここでは一言にまとめてしまいますが、実に数多くの、各々違ったジャンルの方が参加されました)、演奏家などなど…。
しかもスタッフさん含めて自分と同世代くらいの方が多かったようで、それも大変衝撃的でした。自分はメンタル弱めなので「あの人もこの人もこの若さでこんなに人間的にスキル的にもすごいなんて」と圧倒され続けていました。
無理もありません。…と文章を繋ぐのはあまりに悲観的なのかもしれませんが…。
今回の共演者の方々一人ひとりのことは存じ上げませんが、それなりの割合でその道のプロフェッショナル、つまり職業として活動されている方がいらっしゃったようです。
自分は活動歴こそ長いものの「ハンドフルート一筋」でやってきた年など全くありません。今だって会社員としてあれこれしながら、余暇のうちごく限られた時間、体と心と時に外部的な都合が合う時にだけ活動しているのです。自らのスキルに向き合う時間も、本番に臨む気持ちも全く違うわけですから、自分が圧倒されるのはある意味当然のことです。
プロ(やそれに近しいアマチュア)の方を見ていると、自らのスキルに対する自信はもちろん、他の共演者へのリスペクトやお客様への意識というものが自分とは根本的に異なる、と思いました。
振り返れば、自分は動画投稿を通して見る人に感動を…とかは今はほとんど考えていなくて、自分が楽しく、納得できるようなものがシェアできればいいな、くらいでやっていました。つまりは自己満ですね。
その意識から大きく変わらないままに、この舞台の場に来てしまったことを申し訳なく、恥ずかしく思ったものです…。もちろん、その場その場でできる最大限は頑張りましたけれども。
終わりに
今回は、自分のハンドフルート奏者としての演奏以前のマインドについて書いてみました。
自分がこれまでやってきた動画投稿で得られるコメントのような反応と、客席から舞台上へ送られる拍手のような反応とでは得られる感覚が全く違ってくる、といった当たり前のことを学ぶに至りました。
今までと変わらずアマチュアとしてではありますが、今回の経験を糧にハンドフルート奏者として活動を続けていきたいと思います。
本公演のスタッフの皆様、共演者の皆様、そして当日公演に足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
(本記事は玄徳の主宰サークル「AsTobe」とのクロスポストです。
基本的に投げ銭待ちスタイルです。 よろしくお願いしたりしなかったりしています。