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「広告」じゃなくて「PR」?のお話

玄徳です。

今日はインターンにいっておりました。

自分は基本的にメガネかけてるだけのバカなので、インターン先の企業のことはほとんど調べずに臨んだのですが、結果としてしてそれが驚きと気づきに繋がったので、備忘録的に書き残したく思います。

「広告」ではなく「PR」会社

流石に具体名は伏せておきますが、その会社は「PR会社」なんだそうです。
広告関係だと思って申し込んだインターンでしたが、「広告会社」や「広告代理店」では決してなく、「PR会社」。

「何がちゃうねん?」という話ですが、ここでの「PR」とは、「パブリックリレーションズ」の略だそうで、いわゆる「PR活動」のそれらしいです。
時に「PR」は「プロモーション」の意でも使われますが、似て非なるものだというからややこしい。

そして「PR」は「広告」とは違う
ということが一番のポイントでしょう。

それは、「一人称の情報発信であるか、三人称の情報発信であるか」の違いである、という話でした。つまり、広告は企業の自己プロモーション、ポスターや、テレビCMのような一人称的なものであるのに対し、PRはテレビ番組や雑誌、ネットニュースなどのメディアに取り上げられたり、SNSで「バズる」ようなことも含めた、三人称的なものである、ということです。

ここの説明がおそらくキモなので補足すると、例えばある商品があったとして、企業は普通それの宣伝のためにお金を使って広告を打つわけですよね。
テレビCMとか、新聞の下にある枠とか、今ならTwitterとかYoutubeにあるプロモーション枠とかもそうです。そこで、「こんな商品ありますよー!」と言って回るわけです。しかし、「その広告、本当に意味ありますか?」という指摘が入ってくる。自社の商品やサービスの「存在」をアピールしたり、「使用用途」とか「類似品との違い」をアピールしようとしても広告ではなかなか難しい。また大企業ならともかく、あまり有名でないところでは予算も少なく、十分な認知を得るのは難しいという問題もあります。
じゃあどうするんだ、というところで出てくるのがPRです。
PRはその企業ではない第三者からの支持を得ようとすることが特徴です。例えば各メディアに取り上げられることや、フォロワーを多く持つインフルエンサー、ユーチューバーに拡散してもらうように働きかけるというやり方です。PRの利点は、第三者を通して話されるということによって、情報の信憑生、つまり情報の「質」が上がること、と説明されていました。この辺りの説明は確かに説得力があると言えるでしょう。
つまり、メディアからの取材などを実現するために、企業の商品やその良さから、メディアが取り上げたくなるような情報を抽出、加工し、メディアに扱ってもらえるよう働きかけるらしいのです。

「PR会社」どう思う?

個人的に、これはなかなかえげつねーことやってるな、と思います。
しかし、同時にこれほど効率的で合理的な策もない、と思ったことも事実です。その企業に関してはここ数年かなり調子がいいそうで右肩上がりのグラフを見せてもらいましたが、同業他社もある程度似たような感じなのではないかと勝手に推測します。

具体的な動きとしては、メディアが取材したくなるような話題性のあるイベントを打ったり、コラボを計画したり、専門機関に調査を依頼したりと様々だそうで、まあ面白そうだなと思いました。責任感やべーけど。

でも何だろう、社会のニーズを生み出す源泉になるという試みは、なかなかにやりがいはありそうです。正直、話を聞いていて広告代理店でもできるんじゃないかと思ったところもあるのですが、そちらの話をあまり聞いていないので保留ということで・・・。
ともかくいい社会勉強になりましたし、以前から興味のあった広告分野で面白い話を聞けました。いくつか本選考も受けてみようかな、という思いです。ただし自分はまだあんまり業界とか絞り込んでいないので、ここに決めた!ってわけじゃないですけどね。

得た知識を生かしたい

今回得た知見からたびサポについて話しますと、インターン中、「キャリア教育の重要性を訴えるPR映像」を制作するといいんじゃないか、という考えに至りました。
キャリア教育に関する理解や重要性が進んでいないからこその停滞感が漂う現状、そこの必要性がもっと知れ渡れば需要が伸びるだろう、という考え方です。

これも雑誌とか、ローカル新聞、番組とかで取り上げられたら一番なのですが、そう簡単にうまくいくはずもなく・・・。
これはすでに挙がっていて、目標にもなっていますが、府大の教育関係の教授に高評価を得るということはこの辺りに近いと思いますし、その意味を改めて論理的に確認できた次第です。

PR映像を自ら作り、そこからSNSなどでの拡散を狙う手法は実際にPR会社の事例としてあるようで、疑いなくPRであると言えるでしょう。
インターン中にPV制作にとどまった自分を省み、一年間タイムスリップしたいような、一年留年したいような、不思議な気持ちにさせられました。

就活が終わってからでも、チャンスがあれば制作してみたいですね。
割とその軸があれば構成は何とかなりそうな気がするので。

この話も含めてよりPRについて伝わりやすくなっていれば幸いです。
コメントとかついたら嬉しいな・・・と思いながら。

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玄徳
基本的に投げ銭待ちスタイルです。 よろしくお願いしたりしなかったりしています。