「好きな作品」の広告

玄徳です。

ALTER EGOのCMが放送されるそうで。
小さいメーカーの知る人ぞ知る良作、と思っていたものが、そういうのに全然明るくない人と共通言語になるかもしれない、と思うとなかなか面白いなと思います。

もはやステレオタイプとして語られることもあるテレビCMという媒体も、捉え方使い方なんだなと再認識しました。良い結果になることを祈ります。

そうそう、そのCM製作は、なるべく代理店を通さず開発会社の社長が直接関わった部分が多いそうです。そのミニマムな体制だからこそできる「手作り感」というのは、それが実際に感じられるかどうかは置いといてもファンにとって嬉しかったり、作品として良いものになりやすいと思います。
そう言った意味では、通称「ぬきたし」の宣伝もまたそんな感じで盛り上がっているなあと。

「ぬきたし」はとあるエロゲの略称で、正式名称はググって頂きたいのですが、まあ尖ったギャグ満載のエロゲです。といいつつ実は王道バトル展開らしかったりとそのギャップが人気を博している訳ですが、そのメーカーの第二作、「ぬきたし2」が夏頃発売予定です。

その広報ラジオが珍しく、Youtubeでの配信なんですね。自分はアニラジオタクなので音泉などのプラットホームでその手のものをよく聞いています。案外エロゲ宣伝ラジオって多いんですよ。

ただ、そう言ったところを通そうとすると、色々とお金がかかりますと。
その点を「ぬきたし」は文字通りの「手作り」で挑んでいることが特徴的に思います。
まあ「ぬきたし」という作品の話題性、人気がものすごいことに加え、「ぬきたし」のメーカーが新興メーカーであることもあるのでしょう。ニッチな話をすれば同人声優だからスカイプ通話(みたいなもの)での収録でコスト削減できたりするのかなあとか。

やっぱり広告は大切。
大切なんですがやっぱりその前にいい作品が必要という大前提を感じさせられますね。
いい作品を作れる人間にいつかなりたいなと思うと同時に、いい作品を見極める能力もどこかで養いたいなと思いました。