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スーパーカーの低速スピン雑考


以下の動画の48秒辺り

運転手がどうのこうのじゃなくてさ
まずは、この車のスピンてはなくて、一般的なみんなが乗っている車のスピンについて考えてみる

発生メカニズムは以下の通り
①高速で突っ込み過ぎて、ステアしても曲がらない?
②本能的にステア切り増し
③ただでさえ前輪のグリップが怪しかったのに、切り増しで完全に前輪のグリップをロストしてしまう
④ビビってアクセル抜く
⑤アクセル抜いたので、急に、前輪が食いつく
⑥ステアは切った状態になっているのでステアの向きそのままに車がくるりんと回って一丁上がり
上記が発生メカニズム。一般的なスピン
  タイヤが横グリップを失ったことで発生するスピンだが動画のスーパーカーのスピンはタイヤの縦グリップが失われたために発生したスピンで様相はちと違う
発生メカニズムは以下の通り
①アクセル開けすぎで駆動輪が空転
②駆動輪(後輪)空転でリアが尻振り
③ビビってアクセル抜く
④抜いたことで駆動輪(後輪)が急に食いつく
⑤食いついた瞬間にステアが切れている状態であればその向きにダッシュ(ステアがかなり切ってある状態だったら、くるりんとスピン)

パワーあるクルマは怖いよねぇ~ったらそれまでだが、実はそういう問題だけとも言い切れない 

昔、二輪ロードレースが2st500ccでトラクションコントロールもない頃にエディー・ローソンはリアで路面に黒々とブラックマークを残してコーナーを立ち上がって来たりした。
マシンは傾いてるし、一輪しか接してないし凄くね?
つまりだ、後輪がスピンしてても尻振るとは限らないわけだ 。駆動輪にパワー掛けすぎても、トラクションが抜けないマシンだったなら、以下のようになる
①後輪(駆動輪)空転。ブラックマーク発生(ただし、お尻は振れない)
②ビビってアクセル抜く
③急に駆動輪が食いつく、猛烈ダッシュ(直進!!!)
④前車に衝突するかも
全然違うよね。ダサダサのスピンなどしないわけだ
では、ナゼにあのスーパーカー、ランボルギーニはトラクション掛からずに尻を振ったのか?
車体が悪い、いやサスが、タイヤがエンジン特性が等々色々あるのかもしれない
本当のことなど、素人の自分にわかるはずもない。一点だけ触れるとすればタイヤかな?
二輪でブラックマークを描いてマシンがコーナーを脱出できることを先に述べた。傾いているのに尻を振るでもなくトラクション掛かる!! 
凄いよね、だがマシンは直立してるよりもコーナー脱出時にアクセル開けている時の方が実は安定している
なぜならば、コーナーフォースと遠心力の合力でタイヤが、路面に押し付けられているから
一方、直進時は、マシンの重量(1G)しかタイヤにはかかっていない。
タイヤは荷重が掛かりすぎても掛から無さ過ぎてもグリップしない。スーパーカーは高速コーナーリング時に掛かる荷重でちょうどいいぐらいにグリップするように太いタイヤを履いているので直進時の1G状態では荷重が足り無さ過ぎてグリップし難い
よって、スーパーカーでは、低速でのスピンは割とよく有る。まぁ、イキって踏まなきゃいいのではあるが、
事故直後の動画↓



↓はクラシュは2分40秒くらい、直後リプレイ有り、さらにその後スローリプレイ有り


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