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書籍感想 〜比べて悩んで落ち込んで〜

どーもKUMAOです。

「KUMAO」が、予測変換で出なくなるくらい間が空いてしまったようですが、私は元気です。
最近作業中(note書いたり読書したり)は昔のスーパーファミコンのゲーム「MOTHER2」のサントラを聴きながら作業しています。

ゲームをプレイしたのは確か小学生。
ちゃんとクリアしたのは確か中学生になってから。

3番目の街スリークでオバケが大量に出てきて一度やめちゃったKUMAO少年。(わりと序盤)

ゲームの主人公ネス少年は本当に勇気の塊だったと思います。


さてさて、


https://note.com/gentle_zinnia83/n/n86ed469a072b


先日こちらの記事(ブログ??)で書いていた本を読み終えましたので感想なんかを。

この本は、著者の「人と比べてしまう」性格はどこから来たのか、そして、どういう経験を経て折合いをつけられるようになったかを漫画にしたエッセイ本です。

漫画になっていますので、1冊1時間〜2時間で読み終える事ができると思います。

危惧していた「自己啓発」的なものではなく、こんな事があってこういうふうにして、こうなった。
という事がただ書かれています。押し付ける事もなく、正しさを説く事もなく。
夢は諦めちゃだめだ、とかそういう強いメッセージもありません。
ある程度受け取るメッセージは読み手に委ねられている気がします。著者の性格がそういうところ(人それぞれ違う事を認める事や自分が人と違って苦しんだ事)から垣間見えるのが、なんとも好感を持てました。

もし、今何かに躓いて、立ち止まってる最中なら、この本に少しヒントが書かれているかもしれません。ぜひどうぞ。


皆さんは諦めてしまった夢はありますか??
職業でもなんでも。

ちなみに私は、中学生の頃に吹奏楽部に入り、「将来は音楽に関わる仕事をしたい」と思っていました。

高校の途中で、全道大会に出場したKUMAO少年は現実を知る事になります。

お金のある人の行く高校があって、
お金のある人はとっても良い楽器を持っていて、
そこには優秀な指導者や先生がいて、
コンクール自体もそんなにフェアじゃないって事。

青春は誰しもに平等に与えられるものであっても、
選べる進路は生まれた環境で決められているものだって事。特に音楽の世界はそれが顕著だって事。

現実を知った自分と、理想を追いたい自分とで葛藤が始まる。
でも最終的には「大人びた意見を持ってたほうがカッコいい」という考えの自分が勝ち、

音楽は趣味でいいじゃないか。現実を見ろ。という思考になっていきました。

そうしてシングルマザーの環境で育ったKUMAO少年は高校を出てすぐ就職の道を選ぶ。

今から思えば、サラリーマンをしながらだって音楽は続けられたはずだし、作曲をしてみるとか、違う角度で音楽をやる事だってできたはず。
明確に「よし、諦めよう」って思った訳じゃないけど、音楽に対しては徐々に熱が冷めていった。
子供の頃のヒーローが、アンパンマン→ウルトラマン→ドラゴンボールというように、カッコいいと思う対象が変わっていった。そんな感じ。飽きた、とはちょっと違う。多分音楽じゃなくても良かったんだと思う。自分が輝ければ何でも良かったのかもしれない。

小さい頃の夢が「アンパンマンになること」だった人はたくさんいるけど、マジのアンパンマンになった人は一人も知らない。警察官になったりするのかもしれない。
そんな感じ。

本の話に戻ると、
この本の筆者は私と違って一貫して、「漫画」というものに向き合ってきた人生だったらしい。

純粋に楽しいと思った事を続けた、と言うことが彼女の成功に繋がったんだろうと思う。
もちろん、周りの支え等もあった様だし。
ラッキーが重なったとは言え、続けたのは立派な事だと思う。
この本を読んで何事においても、継続が成功の鍵なのは間違いなさそうだなと思った。


一方就職してから早20年の私。
私は、今まで続けられた事は特にない。転職もしまくりだ。

そう考えると自分をダメな人間だと思えてくる。
自分以上はあんまりいないと思うけど。大多数がそうなんじゃないのかな??

まぁでも、それでもいいと思うんです。
読んで再認識した。比べても意味がないって事。

私だって、最低限「生きる」を続けているんだから。立派であることは間違いない。

例え何かしらの成功に至らずとも、筆者のように人と比べるのをやめにしたら、それは自分の軸で物事を判断したり行動が出来るようになる気がします。

そして、それすなわち、「自由」と言うのだと思います。人生において一番重要な事です。

自由を十分に用意されているのに、人と比べてあえて自由を手放して、自分の頭で考えないで生きていくのは非常に勿体ないよな、と私は思う訳です。
筆者はもしかしたら自由を諦めなかったから成功したのかも知れない。


皆さんはどう思うでしょうか。

わたしは、
なるべく人間らしく、適度に太陽を浴びて、筋トレして、自分に優しく、そして必要な時には勇気を振り絞れる準備はしておこう。
と改めて認識させられた本でした。


そしてそして、この本の中で
群ようこさんの「レンゲ荘」という本が出てきていたので、それも読んでみようと思います。

ではまた!!

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