【幸せのカケラ。】
「春の訪れと思い出の雛人形」
今日は雨水なんだそうだ。
冬の氷や雪が溶け水になる…雪から雨に変わる。
最近、まだ寒さは残るものの、
柔らかな陽の光や植物達の芽吹きに春の訪れを感じ、
じんわり優しい気持ちにさせられる。
厳しい冬の寒さの中でも、植物達はこうやって静かに淡々と、芽吹の光線の様に何かの合図がやってきた時に、外に飛び出せる準備をしてるんだなと思う。
植物の生きる底力を感じ、
チカラをもらう。
雨水の日にお雛様を飾ると
良縁に恵まれると聞いた事がある。
日曜日の昼下がり。
部屋を片付け、お雛様と対面。
18歳の春、私が東京に上京する際に
「幸せに恵まれます様に」と願いを込めて
持たせてくれた木目込みのお雛様。
「どことなく、あなたに似てるからこのお雛様にしたの」と、母が屈託なく笑いながら渡してくれたあの時の事を思い出した。
私の春に向けて、
私も大きな一歩を。
今だよって言われるタイミングで飛び出せるように。
春よ、来い!