Doomsday ANT研究中
現状ANTの天敵である『指輪と放逐』
今回はこの2枚を越える術についてDoomsdayに着目して研究します。
【なぜDoomsdayなのか?】
結論から言うと現実的、簡単、採用枚数が少ないと言う要素を同時に含んでいるからです
(単純〜🫠)
昔のDoomsdayは《ライオンの瞳のダイアモンド》を4枚採用していたり《燃え立つ願い》のルートを使っていたりなど、今の ANTに近い動きをしていました。
また、Doomsday自体の強さも青黒テンポで採用されるなどして、今の環境を支えており衰えていません。
以上のことから現実的で簡単で採用枚数を抑えれることに繋がります。
《死せざる者への債務》との差別化点
現状の ANTでは『指輪と放逐』を越える手段として、《死せざる者への債務》が採用されています。
X=10で唱えるとライフ20点を一気に減らせる。
合計で14マナが必要(要練習!)
ANTは呪文を唱える回数には自信がありますが、大量のマナを作ることはとても難しいです。
(道中チューターにマナを使わないといけないため、差し引きのマナ総量は少しずつしか増えない)
この要素から、《死せざる者への債務》と《Doomsday》を比べてみるとDoomsdayの方が ANTと相性が良く簡単に勝てるのではないかという考えに至りました。
【注目のカード説明】
Doomsdayのルートを採用するにあたって使用するカードです。
《最後の審判》
ライフを半分にして好きなカード5枚を山札にするカード
昔は唱えた後《稲妻》で死ぬことが多かった
ライフ1で唱えると死にます
《燃え立つ願い》と相性⭕️
《神秘を操る者、ジェイス》
マナシンボルがゴミ
放逐と指輪を同時に超えるのが今回の趣旨なので《タッサの信託者》は放逐に当たるので論外。
《研究室の偏執狂》との差別化点は1マナ重くなった代わりに、自身の起動で山札を2枚掘りながらドロー可能。
追記(添削中):《研究室の偏執狂》の方が唱えやすい分、《Doomsday》テンプレの積み方以外に対応しやすい。
《留まらぬ発想》
《doomsday》を唱えたターンに勝利することが可能になるカード。
ゴミよりではあるが、使ってみるとマナフラの受けとして強い一面がある。
《Timetwister》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》を描かれたイラストレーターMark Tedin先生のイラストなので強いはず❗️
フレーバーテキストが効果と非常にマッチしてるオシャレカード✨
【現状のリスト】
最近のANTには、緑ANT、白ANT、5c ANT、グリクシス ANTなど多種多様な色のANTが存在します。
その中で私が選ぶのは緑ANT
メイン戦から《苛立たしいガラクタ》を《夏の帳》で簡単に越えることができ、《耐え抜くもの、母聖樹》や《突然の衰微》などの打ち消されないディッチャを積めるのが強みです。
緑ANT自体の詳しい解説は今回は省略します。
大まかに各種カード解説↓
【土地】
『フェッチ×7』
《汚染された三角州》×4
《新緑の地下墓地》×2
《霧深い雨林》×1
基本土地のカラーを意識しながらフェッチは選択
黒赤諜報ランドへアクセスできるフェッチを重要視した結果《新緑の地下墓地》を多めに採用
『基本土地×3』
《沼》《島》《森》
《沼》《島》は必須。
《森》関してだけど、不毛の当たらない土地の採用が増えてきてる今必要かどうか研究中…。
月置かれることが相手の1ターン目であることが多いため、フェッチから持ってくるのが遅いのが難点。
『デュアラン×4』
《Underground Sea》《Volcanic Island》
《Bayou》《Tropical Island》
赤マナを必要とするカードは《燃え立つ願い》《炎の中の過去》だけにしているので、《Volcanic Island》と《黒赤諜報ランド》で現状足りてます。
サイドに赤を必要とするカードを増やした時、デュアラン4枚の枠をどうするか研究が必要です。
『諜報ランド×1』
《大音声の劇場》(黒赤)
《冥府の教示者》と《燃え立つ願い》を両方唱えることができる優れもの。
青緑諜報ランドにすると赤マナの確保が難しくなるため黒赤諜報ランドを採用
『破壊不能ファクトランド×2』
《暗闇苔の橋》×2(黒緑)
採用理由として不毛環境であることと協約として使えるからです。
ここで、ほぼ同じ性能である《ヴァルガヴォスの住み処》は《まき散らす菌糸生物》のキッカーを防げるメリットがあります。
しかし、 《暗闇苔の橋》はファクトであることから《オパールのモックス》と相性が良く、その分ANTのコンボ速度を上げられるほか、《チャリス》x=1を超えやすくなります。
【ドロソ】
《渦まく知識》×4
《思案》×3
《留まらぬ発想》×1
ドロソは《Doomsday》ルートのコンボに必要になるため合計8枚と多め
《渦まく知識》は最強のドロソ。
時折5枚目が欲しくなる…
基本的には不要なカードをコンボパーツに変えるためのカード。
手札が少ない時や、手札に必要なカードしかない場合は無理して唱える必要はない。また、ハンデスを受けたからといって構えていた《渦まく知識》を無理に唱える必要もない。
ワンチャンを掴むプレイとして、LED設置から渦まく知識スタック起動でトップ3枚に賭けるムーブは忘れないように。(諜報ランドやドロソで確認してからやることが多い)
色々書いてはみたものの、例外が沢山あって解説が難しい。この記事より詳しく書かれているものはこの世に沢山あるのでそちらも合わせて参考にして下さい。
《思案》は採用枚数が減ってきて現状3枚
その理由として、良質なチューターが増えたことやタップイン土地の採用により唱えられるターンが少なくなったこと、《陰謀団の儀式》の採用枚数が減ったことにより墓地を肥やす意味が薄れたことなどが挙げられます。
よくサイドアウトするカードになるので、《燃え立つ願い》から持ってくるプレイもたま〜にあります。
《留まらぬ発想》は見た目以上に仕事をするカードです。
もちろん《Doomsday》ルートの要ではあるものの、その実力は単体でも発揮します。
破壊不能土地や基本土地を多く採用した結果、不毛環境であるにも関わらず土地が伸びるので、マナフラ受けとして非常に強力です。
【妨害札】
《強迫》×2
《思考囲い》×2
《夏の帳》×4
今の環境はハンデスが重要視されています。
その理由として《記憶への放逐》や《ゴジレックの命令》、《精神壊しの罠》といった《夏の帳》で防ぐことのできないカードを対処できるからです。
また、環境に豆の木コントロールが減ったことで《夏の帳》によりハンデスを防がれることが少なくなったのも採用が増えている理由です。
《夏の帳》を多く採用することは、《意志の力》に対処できるほか《苛立たしいガラクタ》を越えることができるためメイン戦での勝率を上げることにつながります。
緑ANTの強みを活かす構築にしたいのでメインに4枚採用しています。
【マナ加速】
『ファクト×10』
《ライオンの瞳のダイアモンド》×4
《水蓮の花びら》×4
《金属モックス》×1
《オパールのモックス》×1
《ライオンの瞳のダイアモンド》は暴勇の手助けをしながら好きな3マナ産む最強カードです。
特に《チャリス》x=1を避けながら3マナを出せる点が私は好きです。
《ガイアの意志》登場後は差し引き6マナを生み出したり、協約のコストとして活躍するなどぶっ壊れ性能と化しています。
《金属モックス》は刻印せずに出すことができる点が協約と非常に相性がいいです。
《オパールのモックス》はサイドアウトする必要がなく使える非常に強力な協約コストです。
条件の厳しさが《破壊不能ファクトランド》や《苛立たしいガラクタ》で軽減されているので、サイド後とても活躍します。
また、0マナファクトを多く採用しているので、《チャリス》x=1を割らずとも《むかつき》から越えやすくなっています。
『インスタント×6』
《暗黒の儀式》×4
《陰謀団の儀式》×2
ANTの《暗黒の儀式》は《ライオンの瞳のダイアモンド》の陰に隠れがちですが、実は《暗黒の儀式》も同じくらい強いです(そらそう)
分かりやすい点は《炎の中の過去》ルートを選択した時、《暗黒の儀式》は赤マナこそ埋めないものの墓地から再利用できる点が素晴らしいです。
最近だと《鏡に願いを》が登場したことにより黒3マナの重要性が上がりました。
《陰謀団の儀式》はANTの最大値を大きく上げるカードです。
《苛立たしいガラクタ》が流行っている現環境だと、《炎の中の過去》ルートが重宝されているので多めに取りたいカードではあります。
2マナが重くコンボのスタートに使えないことがあるので私は2枚にしています。
【チューター】
《冥府の教示者》×4
《鏡に願いを》×1
《燃え立つ願い》×2
《冥府の教示者》はANTのチューターを代表する《悪魔の教示者》です(大嘘)
最近は《外科的摘出》が環境に減っているため、手札にかさばっても気兼ねなく唱えれるようになってきました。
《冥府の教示者》から《冥府の教示者》をサーチしてストームを稼ぐテクニックは覚えておきましょう。
《冥府の教示者》スタックで《コジレックの命令》モード”対戦相手を対象にドロー”を選択されて暴勇をスカされないよう注意が必要です。
《鏡に願いを》は主に《ガイアの意志》を唱えるために使います。
黒トリシンは非常に唱えづらいですが、《鏡に願いを》からコンボをスタートさせると若干コンボに必要なマナ総量が軽減されます。
また、複数枚採用することでストームを稼ぐ手段になります。
《苛立たしいガラクタ》の上から協約で《苦悶の触手》を唱えた場合、本体は消えますがストームは残るので知っておくと便利です。
3テフェがいると協約して持ってきたカードが唱えられないので注意
《燃え立つ願い》は《鏡に願いを》ルートにつなげることができる優れたチューターです。
メイン戦からサイドボードのカードが使えるため、置物の妨害札に触れることから負け筋を減らすことができます。
コジコマの暴勇外しを回避したり、月を張られてもコンボを完走できたりなど強みが多くあります。
デメリットとして、赤マナをファクトから用意すると協約できなかったり、むかつきルートをとることができなかったりします。
そして、唱えた後追放されるため墓地ルートを選択した際、再度唱えることができないので注意
コジコマを使うデッキが環境に多いのと《Doomsday》ルートをとるために必要なカードであるため2枚採用しています。そのかわり《願い爪のタリスマン》が不採用になってます。
《願い爪のタリスマン》は《燃え立つ願い》と同じく墓地ルート時、再使用できないカードではあるもののむかつきルートをとることができます。
しかし、《燃え立つ願い》には似たような《深淵への覗き込み》ルートの選択が可能なので今回は採用しませんでした。
【その他】
《炎の中の過去》×1
《ガイアの意志》×1
《苦悶の触手》×1
《むかつき》×1
《炎の中の過去》は《苛立たしいガラクタ》を越えて、または自身が張ったまま完走できるため現環境では必須であると考えます。
基本の確殺ルートなので一人回しをたくさんしておきましょう!
《ガイアの意志》は《鏡に願いを》の協約から唱えることができる最強の《ヨーグモスの意志》です。
唱えた《ガイアの意志》はそのまま追放さるので注意
手札に来るとごみ、諜報で見えると絶望するカード,,,
《苦悶の触手》はANTのフィニッシュ手段の1つです。
最近では《記憶への放逐》が流行っているため安易に唱えてはいけません。
どのイラストを使用するかで個性を表せるカードの一枚で、私は最近白枠を使用して効率厨をアピールしていましたが旧枠Foilに戻しました。
《むかつき》はANTの主役カードです。
ライフ15以上あれば大体勝ちます。
ライフが4以下になるまでは死にません。
素で引けばwillのあて先として使うことができるので腐ることがありません(そのまま通れば勝ち)
現環境では《タミヨウ》がテンポデッキなどで使用されておりライフを詰めるスピード自体が遅い場合があるので唱えやすいです。(稲妻も少ない)
0マナファクトを多めに積んでると成功率が上がるので構築の際は少し意識しましょう。
【サイドボード】
《耐え抜くもの、母性樹》×2
打ち消されないデッチャ[1]。コントロールで最近流行っている《真昼の決闘》に対処するため、打ち消されないエンチャント破壊が重要視される。
緑シングルシンボルであるため非常に唱えやすく、後述の《突然の衰微》より多く枚数をとっている。
《三なる宝球》や《アメジストの棘》を置かれていても軽いコストで対処可能
《削弱》×1
《燃え立つ願い》シナジー[1]。メイン戦のデッチャを可能とするソーサリー。《母性樹》同様に緑シングルシンボルでありながら、最大2枚を対象にとり破壊できるのが強力。
サイド後はメイン投入も視野に入れるカード
《記憶への放逐》×4
エルドラージ対面がとてもつらいため《記憶への放逐》を4枚採用。相手のアクションを放逐で受け止めた返しのターンでコンボを走れると理想的。
構えるカード自体ANTで使うのが弱いため(コンボ走るターン暴勇のためにハンドを0にするから構え続けることが難しい)扱いが難しい。
《激しい叱責》×1
協約でうっかり使って負けることのないように。
《忍耐》や《敵対工作員》などの瞬足もちメタクリーチャーや《緑の太陽の頂点》から出てくるメタクリーチャー全てをこれ1枚で解決可能。
ナドゥの母数が減っているので1枚採用
《突然の衰微》×1
打ち消されないディッチャ[2]。マナシンボルが唱えづらくなった代わりにクリーチャーや3テフェに対処可能。
案外やれそうだが4マナカーンや白力線、黒力線に触れないのが欠点。
また、《夏の帳》で防がれる弱点もある
《苛立たしいガラクタ》×2
《夏の帳》を必ず通すために使うカード。
《Doomsday》ルートの時にはキャントリップが活躍するシナジーがある。
協約になったり金属術の達成にも一役買う、この構築ならではの強さがある。
『指輪と放逐』以外の妨害に今回は邪魔されたくないので多めに2枚採用。
増やす場合は《思案》1枚と入れ替え。
《鏡に願いを》×1
《燃え立つ願い》シナジー[2]。
《燃え立つ願い》で持ってくることが1番多いカード。
詳しい解説はチューターを参照。
《神秘を操る者、ジェイス》×1
詳しい解説は【注目のカード説明】を参照。
《最後の審判》×1
《燃え立つ願い》シナジー[3]。
詳しい解説は【注目のカード説明】を参照。
《深淵への覗き込み》×1
《燃え立つ願い》シナジー[3]。
ライフが半分になる代わりにデッキの半分を引く豪快なカード。
マナコストは重いものの《むかつき》と違って、ライフが1でなければ必ずデッキの半分を引きことができる。
半分引いて勝てないことはまあまあ起こるので時には諦めが大事ですね。
”引く”なので《オークの弓使い》をスタックで出されることが多いですが、《夏の帳》を引けば大丈夫です。(引けない…)
【Doomsdayルートの解説】
ここではテンプレートを紹介します。
応用については研究がそこまで進んでいないので止めておきます。
【《Doomsday》を唱えた後】
【山札】(上から順に)
《留まらぬ発想》
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《水蓮の花びら》
《思案》
《神秘を操る者、ジェイス》
【場】
《ライオンの瞳のダイアモンド》
+ドローに使うマナ
【手札】
《思案》or《渦まく知識》
(場に《苛立たしいガラクタ》がある場合は必要ない)
【Doomsdayルートの流れ】
[STEP1]
ドロソを唱える(or ガラクタ起動)スタックにLEDを起動(青3)
[STEP2]
《留まらぬ発想》を唱える。(青1)
[STEP3]
LED、《水蓮の花びら》を唱えて、思案スタックにLEDを起動(青3)
[STEP4]
《神秘を操る者、ジェイス》を唱えて+能力を起動→特殊勝利!
実際にやってみて、まずはテンプレートを覚えてください
【終わり】
長い文章、お疲れ様でした。
ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
『指輪と放逐』が現状の課題ですがあきらめてはいけません。
いつかは回答が見つかるはずです,,,!
その時はまた記事を書くのでよろしくお願いします。