バックス3連敗を喫する。

ボストン・セルティックスに119-108で敗れたバックスはこれで3連敗となった。

ヤニス・アデトクンボとデイミアン・リラードという得点力のある選手を擁しながらも、全体的なバランスを欠くバックスは強力な得点力を活かし切れず、厳しいスタートダッシュとなっている。

ブルズ・ネッツ・セルティックスの3チームとのゲームを10点差以上離される形で敗戦し、上記の主力2選手の得点力だけが目立っているバックスは、ゲームの最後まで強度を維持することが出来ていない印象。

かつての再建チームや若いチームがいくつかのシーズンを超えて、チームとしての強度を伸ばしてきたことに加え、強豪チームは欠けていた要素を補いながらさらに全体の完成度を高めて来ている。

このポジティブな変化を促す成長速度と強い状態を保つための新陳代謝に付いて行けないチームは、新しいシーズンで早々に出し抜かれることになるかもしれない。

まだ開幕から数試合しか経っていない状況ではあるが、東はバックスが西はナゲッツがスタートの走り出しに苦労している。

どちらも近年に優勝を経験している強豪チームだが、柱となる選手だけの活躍に偏ってしまっているのか、新しいシーズンをまだ上手く戦えていない。

ただ両チーム共にこのまま沈んでいくとは思えないので、開幕10試合を終えた辺りで全体の順位がどうなっているのか。

まずはそこが気になるところ。

ウエストの上位チームは今年も熾烈な争いを繰り広げていくことが予想されるので、そこに下位のチームがどう食い込んでいくか、またシーズンを過ごしながら成長を見せていくチームどこになるのか、それ次第で勢力図が変わることもあると思うので、その変化に期待と興味が注がれる。