Microsoft SQL Serverをシングルユーザモードで起動できないときの対処①

MSSQLではシングルユーザモードというものがあり、システムDB(masterDBなど)の復元をする際や、誰もMSSQLにログインできなくなってしまったときにこのシングルユーザモードというものを使って復旧を行います。
シングルユーザモードの詳細についてはググって欲しいですが、すなわちMSSQLを緊急メンテナンスモードで起動するようなものです。

で、今回はMicrosoftのドキュメント通りにやってるのに上手く行かないんだが?という際に私が解決した方法を記事にします。

参考にしたMicrosoftのguideは以下です。

Cloud not open error log file ''.

さて、1個目のエラーはこちらです。

何が起こってるのか

MSSQLのサービスをシングルユーザモードで使用しようとした際に、規定のERRORログファイルにアクセス出来なかったと言っています。
どこにERRORを吐いているのかはSQL Server構成マネージャ(以下の画像)から

SQL Server Services ⇒ SQL Server(インスタンス名) ⇒ 右クリックでプロパティ ⇒ StartUp Parameters

-eのオプションが付いているものを参照することで確認できます。
普通にインストールをしたならば、このエラーファイルは勝手に作られるはずですので、無いなどあり得ません。なので、アクセスしようとしたフォルダが存在してないことによるエラーではない、とこの時点で判断できます(ファイルエクスプローラから一応確認いただいてもいいですよ)

すなわち、「フォルダやファイルはちゃんと存在しているが、サービスを起動しようとしたユーザがフォルダに権限がなくてアクセスできなかったんじゃないの?」という仮説が成り立ちます。

じゃあどうするの

アクセスできるユーザでコマンドプロンプトを起動してください。具体的には管理者権限で。ちなみにWindows+Rキー ⇒ 「cmd」と入力してShift押しながらEnter で管理者権限で起動できます。
結果は以下です。

出来ましたね。エラーが消えました。
今回は以上です。

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