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わたしの卵管造営検査体験談
卵管造営検査をしてきましたので、そのレポートです。
全部個人の見解なので、一例として捉えて頂ければと思います。
この検査には痛みというより、未知への怯えがとても強かったので、書き留めておくことで少しは誰かの気休めになったらいいな。
経験した結論としては、生理痛の方がめちゃくちゃ辛いです。
でも生理痛は勝手に来るものだけど、これは自ら飛び込んで痛みを請け負うので、その点でものすごく勇気が必要でした。
私の妊活歴
去年結婚した30代半ばの夫婦。
妊娠歴無し、10代からずっと生理不順。
PMSが酷くて、10年ほどピル(トリキュラー)を服用。
生理痛は重たいのか分からないけど、毎月初日だけ動けなくなるくらいは痛い。
タイミング法を取って1年経過したので、11月から不妊外来に通う。
血液検査は異常無し、夫婦ともに年齢相応の正常値。
検査までの流れ
治療の方針を決める際、自己流ではあるけれどタイミング法でやってきたので、初回から人工授精を選択。
結果は残念ながら至らずだったため、二回目の人工授精前に卵管造営検査をすることに。
先人のみなさまの体験談で痛みと衝撃に怯えまくっていたので、「痛いですか?」って聞いたら、お医者さんから「腹を括って来てください」と言われました。
私は今まで大きな病気無し、点滴も未体験。先端恐怖症なので注射も怖い。(初回人工授精の時、排卵誘発剤を腹に打たれると打つ直前に聞いて魂抜けるかと思った。)
当日は鎮痛剤として坐薬も出せますって言われたので、悩んだけどお願いしました。坐薬もやったことない。恐怖が追加されたけど痛みには代えられない。
あと検査日までのホルモン剤の処方がありました。私は内膜の育ちが遅いので服用の指示があったのですが、検査日に排卵していたら卵子が子宮外に流れちゃうとも言われたので、ギリギリを攻めるんだな…と思いました。
ここから、一人で体験談を調べまくり、あらゆる検索履歴が闇に染まりました。夫にも溜まったマイナス思考をぶつけました。
でもこの記事書いた後から、自分を客観視出来るようになり、落ち着きも取り戻せたんですよね。
怖いのは変わりませんでしたが、でも聞いてもらったり吐き出すのっていいね。
当日〜検査まで
午後からの検査だったので、3時間前には食事を済ませておくとのこと。
普通にもりもり食べる。
痛みに悶絶してもいいよう、握りしめるための大きめのタオルハンカチを用意。唸ったらこれで口を塞ごうと思う。
病院で受付を済ませて、先に内診。
先生からのOKが出ると、その場で事前にお願いしておいた坐薬を渡されました。
ロケットみたいなの渡されたらどうしよ…と思っていましたが、直径5ミリくらいの良心的なサイズでした。院内のトイレで入れます。
この時点で、持ってくるように言われたナプキンもつけておきます。
坐薬を仕込んでから、順番待ちの席に案内。20分くらいは待ったけど、緊張して何も手につかない。
最終的に、もう息だけしてよう…と諦めの境地になっていました。
番号で呼ばれていくので、次の次…次か…と自分の番が近づいてくる実感が湧きます。逃げたい。出てきた人を捕まえて、「痛かったですか!?」って聞きたかったです。
レントゲン室にin
子宮にバルーンを入れるのと造影剤と撮影はまとめてレントゲン室でやるとのこと。
レントゲン、立って撮るのしかやったことがなかったので、ガラスの台座に横になるタイプにまず面食らいました。
しかも内診台みたいな、足広げて固定するやつ付いてるじゃん…拷問台かな? と怯えながら準備。(服はワンピースにしたので、下を脱ぐだけでOK。)
台の上で寝転がって服をたくしあげ、足を台に乗せたらバンドで固定される。この時点で泣きそう。でも私にはタオルハンカチがある、もうやるしかない。頑張ろうね私。
心の中で己を鼓舞していると、服の上から血圧とパルスオキシメーターをつけられました。検査って感じが余計に私を追い詰めていくんだ。
いよいよ本番、膣内の洗浄から開始。クスコがとても苦手なので身体が強張り、「力抜いてくださいねー」と注意を受けましたが、む、無理です。
「器具で固定します」の声と共に、下腹部のピンポイントをつん、と突かれたと思ったら即ぎゅーっと膨らむ感じ。生理痛の進み方を早送りしたかのような感覚。
この痛み知ってる!なんならもっとMAXも経験ある!と、次第に理性が戻ってくる。
造影剤を流す時も声をかけてもらったけど、痛みのジャンルは生理痛そのまま、痛みが横に広がっていく。
生理では子宮あたりが満遍なく痛いので、局所的に痛い(造影剤を流しているところかな?)ことだけ馴染みがない。
でも、生理痛はもう楽になりたいとか、どうにでもしてくれ…という気持ちになるのに、それがない。終わりが見えてるからかな!
撮影は二回、その間もぎゅーぎゅー痛いけど、痛みを分析出来るくらいには余裕がありました。唸らないで済んだよタオルハンカチ、ありがとう。
撮影が終わって、器具を外されて痛みがすーっと無くなる。鈍い充満感だけ残ります。
処置自体は3〜5分くらい。呼ばれてから身支度〜を入れると、レントゲン室にいたのは10分ほど。
ラストに抗生剤の膣剤が入れられます。
看護師さんも処置してくださった先生も、とても親切でした。
レントゲン室では、内診台みたいなカーテンの仕切りはないので、看護師さんの目の前で身支度でした。ナプキン、トイレでつけておいてよかった。
結果は詰まりもなく、異常もなしとのこと。この検査を年単位で気にしていたので、肩の荷が降りたーー!!と不思議な達成感がありました。
そして自分の生理痛が、どうやらだいぶ重たい部類だったことも分かりました。毎月耐えてて偉かったね私。これからは大手を振って、生理痛重たいって自認するからね。
今回の料金は、保険診療で5800円ほどです。
卵管造営検査はどの体験談もとても痛いと書いてあったので、どんなものだろうと若っっっ干の興味もありました。
…その興味が、検査自体を引き寄せてしまったんだろうか。
ここから半年はゴールデンタイムだそうなので、赤さん来てくれたらラッキー✌️って思いながら、のんびり授かるのを待ちたいです。