自分語り 最終学歴編⑤
さて。
無事に単品オーディオを手に入れたわたくし。
ワクワクしながら開封、軽くセッティングして、電源オン!ぎゃーーー!!
何聴きましょか。タカノリ(あ、西川さんです)行っときますか。
……何かが違う。クオリティは確かに上がった。でも……。思てたんと違う。つぎー!
オーディオマニアといえばジャズフュージョンでしょ(偏見)。リッピントンズ行ってみよ。
おお!!これや!!
大興奮です。
スネアの音が劇的に違う。こんなに天井抜けるみたいなスカッとする音だったのね。キックもこんなに締まった音だったのね。霧が晴れたみたい。こんな音で録音されていて、今まで聴こえていなかった音まで聴こえてきて、私はCDに入っている情報を7割くらいしか聴いていなかったのではないかと思いました。
それから毎日。朝起きた瞬間から電源を入れ、夜眠る直前まで音楽を聴く生活をしました。とても楽しかった。
そして改めて。レコーディングエンジニアって、カッコいいし、凄いなと思いました。バラバラの音たちを絶妙なバランスで曲に仕上げていく。最高にカッコいい。純粋にエンジニアになりたいと思いました。
同時に、難しさも感じ始めていました。
当時は今のようにサブスクが無く、知らない音楽でも検索すればすぐ聴ける時代ではありませんでした。
情報を蓄積するには、CDを買うかレンタルするしかなく、経済的な面では常にヒリヒリしていたし、そのヒリヒリが就職にも影響する事を、うっすら実感しつつありました。
さらに。
福岡県内(九州といっても過言ではない)のレコーディングエンジニアの求人、ゼロだったYo!
続きますぅ(°▽°)