飛鳥川ちせ!飛鳥川ちせ〜〜〜!
本投稿はアニメ「SSSS.DYNAZENON」映画「グリッドマンユニバース」のネタバレを含みます。
飛鳥川ちせ。これはSSSS.DYNAZENON(以降ダイナゼノンと表記させてもらいます)と呼ばれるアニメに出てくるキャラクターの名前だ。
ダイナゼノンのキャラクター達は大なり小なり過去に拭いきれない後悔を抱えている。
それぞれの問題と向き合いながら成長していく群像劇と、かっこいいバトルシーンがダイナゼノンの魅力といえるだろう。
しかし、私の所謂推しである飛鳥川ちせ。彼女に降りかかる問題はアニメ内で他のキャラ程描写されることがなく、こちらとしても悶々と日々を過ごしている。
その憂さ晴らしとして飛鳥川ちせに関する考察を綴らせて頂こうと思う。見にくい(醜い)文章となるだろうが、最後まで見てもらえるとありがたい。
先程、拭いきれていない後悔を抱えていると表現したが、飛鳥川ちせは過去ではなく、現在も問題の只中にいる。
年齢には諸説あるが中学1.2年生だと思われる。そんな思春期真っ最中の彼女は現在学校に登校していない。
彼女が抱えている問題は彼女が不登校であることだ。
不登校と聞くとどうしても「いじめ」という単語と結びついてしまう人も多いんじゃないだろうか。
そして、飛鳥川ちせといじめと言えば
『いじめだったら証拠は出ませんよ。だっていじめなんスから』
という6話のセリフが思いつくのが必然。私はこのセリフで飛鳥川ちせのことが好きになったと言っても過言では無い。
そこで私は「いじめ」の語源について調べて見た。
いじめは現代社会でも問題になっているため定義の幅が広いが1つ面白い説にであった。
「いじめ」を「陰譏悶」の訛り読みしたものという説だ。
「陰譏悶」は簡単に訳せば「陰口を言い相手を苦しませる」という意味で、そこに暴力やその他の嫌がらせは含まれない。
さらに回想の中の飛鳥川ちせに暴力的な跡や、その他いじめられていると視聴者が判断する「証拠」が出てこない。
その事と例のセリフが余計に飛鳥川ちせが、いじめにあっていたのではという推理を拡大するものになっている。
そのため、個人的にはいじめが原因かなと思っているが断定は出来ない。
長々と語ったが、少なくとも事実として飛鳥川ちせは学校では浮いており、友人と呼べる存在もいなかった。
次はなぜ性格にも身体的特徴にも難がない彼女が学校で孤立したのかについて考えたいと思う。
考えられる可能性は2つある。1つは彼女の家がお金持ちである事。もう1つは趣味。
9話冒頭で初めて飛鳥川ちせの自室が公開された。
簡潔に表現するならばめちゃくちゃ広い。ピアノ1台とダブルベット大のベットを置いて、なお余りあるスペース。
少なくとも1話で山中暦、4話で麻中蓬、南夢芽の自室を確認できるが、だいぶ手狭にデザインされており、いくら飛鳥川ちせの部屋に家具は少ないと言っても明らかに差別化されていると考えられる。
さらにその部屋にはピアノの他にもギターやアンプがあったりもします。
ピアノギターアンプ、家にあるのではなく自分で買って貰ったのであれば家は相当裕福と言えるのではないだろうか。
裕福で気さくな性格とくれば友達も出来そうなものだが、逆に裕福なことが気に食わなかったのかもしれない。
飛鳥川ちせの趣味はなんだろう?と聞くと、絵画と答える人もいるんじゃないだろうか。
しかし個人的には違うと否定したい。
写真を用意できないのが申し訳ないが、飛鳥川ちせの部屋に机はなく、よく通っている山中暦の部屋も机の上ごと大惨事の為、普段から絵を描くためのスペースが無い。
「ちせは左腕へのボディペイントしかしない」と屁理屈をこねる方には、9話でちせの私物が散乱した時にペンが見当たらなかったという言い訳で許して頂きたい。
絵じゃないのは分かった。じゃあなんだ?
音楽だと考える。中でもロックが好みだったんじゃないだろうか。
9話で登場する怪獣ゴルドバーンの名前は自分の部屋に飾ってある「Gold Burn」と書かれたバンドのポスターをみた飛鳥川ちせが名付けた物だ。
隣にイギリスの国旗のようなポスターもあるため現在は恐らく海外のロックにご執心であると考えられる。
さらに前述した通り、部屋にはピアノ、ギター、アンプなど聞くだけでなく、そこそこの演奏も出来るかもしれない。
私が小学校の頃はOneDirectionが流行っていたが、飛鳥川ちせの周りには残念ながら洋ロックを楽しむ文化がなくむしろ変なやつ扱いされて浮いてしまったのかも。
個人的には趣味説の方が納得はできるかなと感じている。がピンとは来ていないのが正直な所である。
飛鳥川ちせの学校で何が起こったのか明示されてるものや仮説だけでもいいので、あれば教えて頂きたい。
よし前説終わり
絵も無ければ図もない。しかも、ただ飛鳥川ちせが学校で孤立していたと言う事を証明するのに約2000文字を使ってお送りしてきました本noteもここからが筆者の言いたかったことになります。
改めて言わせて頂きますが私は飛鳥川ちせが好きなんです。9話まで作中ずっと不穏なの本当に耐えられんかった。
でもゴルドバーンとの出会いが寂しがりな女の子を救った。
ここからが孤独な少女とその友達の戦いだ。
いくぞ!!!
私は確かに飛鳥川ちせにとって絵は趣味ではないと断言した。
では飛鳥川ちせにとって左腕の蝶はなんなのか。
学校の休み時間に友達と喋らない陰キャは知っている。
俺たちの味方はいつだって、読書か落書きだけなんだ。
私は左腕の蝶を孤独の象徴だと考える。
飛鳥川ちせが学校にいる時にすることが無く、仕方なく教科書に書いてあったデザインを丸写ししただけの絵だと私は考える。
左腕を晒すことは彼女にとって、私はひとりぼっちですと大声で叫んでいるのと同義だったんじゃないだろうか。だから隠した。
しかし、そんな彼女の元にゴルドバーンは訪れた。彼女の暦たちと戦いたいと思う心がゴルドバーンを生み出した。
平時には飛鳥川ちせを背中に乗せて散歩に繰り出し、戦闘時には盾となり味方を守ったり、翼となり空を飛んだ。
かくして、世界を守り1人の少女を救った龍は『最高の友達』となった。
ゴルドバーンと別れた3か月後には、彼女の左腕は『最高の友達』と共に日の本に晒されている。
左腕の絵画は孤独の象徴ではなく自慢の友達に文字通り塗り替えられた。
ここまで読む人が居るかは存じませんが、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。マジで全部妄想ですが、そこそこの説得力は持たせることが出来たんじゃないでしょうか。
考えれば考えるほど味しかしない飛鳥川ちせの良さを少しでも知って頂けたら嬉しいですが、こんな駄文で、ちせにゃん...失礼。飛鳥川ちせの良さは1/10も伝えれていないことでしょう。
まだこんな文を読んでいる暇があったら、さっさとAmazon primeに加入してグリッドマンシリーズをみて公開中の映画を見てきてください。
既に見た方はグリッドマンシリーズの感想を赤裸々に綴ってください。栄養になります。
先輩(山中暦)との関係性も良すぎるのでその辺についても語りたいけど、これ以上文の質を落とすことも、文字数を増やす訳にもいかないのでここら辺で〆とさせていただきます。
次回がいつになるかは分かりませんがその時が来たらよろしくお願いします。