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「地元」と呼べる幸せを噛み締めて

私は、長徳(ちょうとく)区に住んでいます。
広川町では、自治会単位を「区」と呼びます。
その長徳区の方々が「氷室けんたろう長徳後援会」を組織し、陰日向で私を支えてくださっています。

広川町 長徳公民館

「地元んもんがはりこまんなら、なんのよそんもんがはりこもうか。」

私が覚悟を決め、長徳のある方に相談したときに、この言葉をいただきました。
念のために翻訳すると、「地元の人が精一杯やらないで、どうして他所の人が動いてくれようか」という意味です。
私の決意を受け入れ、「よし!やるぞ!」と一緒に立ち上がってくださったのです。
あの時を思い返すと、今でも胸に込み上げてくるものを感じます。
涙が出るほど嬉しい言葉でした。

私は八女市の生まれです。
そのことに対し、何も恥じることはありません。
故郷に誇りも持っています。
一方で、広川町の人々にいただいた御恩に報いるため、残りの人生を懸けて、広川町の地域づくりに取り組む覚悟も決めています。
それでも、私は長徳で生まれ育ったわけではありません。
子供の頃から私を知る人はいません。

しかし、そんな私のために、長徳の人たちは「地元」の後援会を立ち上げてくださいました。
「私たちの地元からリーダーを出そう!一緒に応援をお願いします!」と、私と一緒に地域を回り、一緒に頭を下げてくださるのです。

移住した町で「地元」と呼べる幸せを、なんと形容すれば良いのでしょうか。

氷室けんたろう後援会 

「地元でん応援されん人間ば、よそんもんが応援するわけなかやんか。」

これも念のため翻訳すると、「地元ですら支持されないような人間を、他所の人が支持するわけがない」という意味です。
「地元」の人たちが労力を惜しまず、気持ちに寄り添ってくれる幸せ。
ただただ、毎日、感謝の気持ちを伝え、心からの幸せを噛み締めています。

優しさに溢れた言葉の一つ一つに勇気をもらい、今日もまた頑張ります。
これからもよろしくお願いします!

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