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シン・オトメロードへの道

オトメロードからグランドオープンしたAnimateへ

サンシャイン60に用事があって、オトメロードから新しい Animateへ行ってきました。

池袋のアニメおたくの新たな聖地になんなんと、グランドオープンしたばかりの世界最大級のアニメ館、Animateです。
秋葉原はオタクとして有名ですが、こちらはアニメ乙女の聖地。
池袋といえば豊島区。手塚治虫、赤塚不二夫たちの「トキワ荘」。漫画の聖地のあったところ。
豊島区は池袋のアニメを核に町おこしをしています。
行ってみて自分とのギャップに驚きました。アニメイトの1階ロビーに、作者の色紙が並んでいたのですが、誰一人知っている人がいないのに愕然。
いや、一人だけいました。「森口博子」。 なぜ、おまえがここにいる?

なぜ、おまえがここに。

本当に、手塚治虫も、大友克洋も、諫山創(私にはこの辺が限界です)もおりません。
あとで知りましたが、森口博子は声優やアニソン歌手をやっているとのこと。申し訳ありませんでした。それさえ知らない。

Animateの隣は、懐かしの区民センター。おそろしく変わってしまっています。(30年前、私はこの近くで働いていた)
なにせ、名前も「Toshima Civic Center」とのこと。
この中には、コスプレーヤー用のパウダールームがあります。しかも、男性用も。
前の「池袋中公園」は、以前は、「菊展」など、じじくさい企画ばかりでしたが、Animateカフェなる店が出店しています。
おそらく、それ様の企画が展開されるのでしょう。
隣には豊島公会堂があったはずですが、Brillia HALL だと~!
40年前に豊島公会堂でコンサートを企画したことがあるのですが、音響・照明を頼んだ業者に、「ここの照明は博物館もの。東京区部にはここにしかない。こんなところでプロはコンサートなんかやらない」といわれました。
石黒ケイと、早稲田、慶応、日大のビッグバンドです。

かつての区民センターと豊島公会堂

打ちのめされてばかりいてはいけません。
ちゃんと、角のタイ焼き屋はありました。
ホームレスか疑うような老人もおりました。いいですねぇ。いろんな人がいて。
(ちなみに、東京都のホームレスは昨年調査で403人しかおりません。こんなところにいるはずがない。もっとも多かったのは平成13年の5,613人。当時、失業率も5.5%、失業給付受給者も最大の時期でした)

大戸屋は池袋東口が発祥。探しましたが、どこだったか、見つかりませんでした。
30年前の池袋勤務時、安くて古びた変な定食屋(ふりかけ、小梅、コーヒー、佃煮のボトルキープ)だったのが、通っている間に急変して、隣の店も吸収してメニューも変わり、大きくなるのがわかりました。

「消滅可能性都市」豊島区の逆襲

2014年、日本創成会議がまとめた「消滅可能性都市」が衝撃を与えました。若年女性人口が2040年に5割以上減少する市町村を「消滅可能性都市」と位置づけ、東京23区で唯一、豊島区が消滅可能性都市とされたのです。
それを聞いた時、私はある数字に思い当たりました。
豊島区は住民の外国人比率が東京都で最も高く、その多くが中国人であるということです。
長くなってしまったので、このことは別の機会にします。
豊島区は日本創成会議のリポートから、1週間で対策会議を立ち上げ、さまざまな対策を真剣に取ってきました。
「『消滅可能性都市』からの逆転」
これが最近の豊島区を讃える論調です。成功モデルとして讃えられます。

しかし、しかし、しかし、
なんと、豊島区がこの「消滅可能性都市」であるとされたリポートの根拠が間違っていたのです。
これを知った時、私の10年余りの豊島区に対する大切な偏見は何だったのだろうと、笑うしかありませんでした。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? (西條八十)
~~ 脱力 ~~


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