憧れのお兄さんお姉さん的存在だった教育実習生は今や、自分の友達。19歳の春
小学校、中学校、高校、とどの学生時代でも、教育実習生が来るって一大イベントだったし、なんとなくかっこよさめな雰囲気持ってる教育実習生にはもれなくファンがいて、クラスの誰かはガチ恋してた。
それが教育実習生。
すっごい大人に見えたし、教育実習生も言ってしまえばただの大学生なのに、不思議と大学生だっていう感覚なかったなあと。
教育実習生って教育実習生っていう一種の生き物的な。
なのに、今やあの憧れのお兄さんお姉さんの教育実習生は自分の友達。
教育学部の友達が、今年は実習あるから忙しいなって。
一瞬私スルーしそうになったけど、ん?それって教育実習のことだよね?って思って。なーーーんかすごい不思議な気持ちになったんだよなあ。
もう自分そんな年というか、教育実習生にキャーキャー言う側じゃなくて、教育実習生側なんだなって。で、私が思ってたより教育実習生ってそこまで大人じゃなかったんだなって。
私の中の教育実習生って、立派なお兄さんお姉さん。社会人ってめんどくさそうで、みんな仕事に対する不満持って働いて、全然いいイメージないけど、教育実習生ってなんていうのかな、まだまだ未熟な学生の自分と、世の中の酸いも甘いも知り尽くして死んだ魚みたいな目してる大人たちのはざまで、キラキラしてたっていうのかな。うん、キラキラしてた気がする。
でも、今ならわかる。あの時の教育実習生も大学で授業だるーって言いながら、楽単教えて!って言ってるただの大学生だったんだろうなあって。(もちろんみんながみんなそうなんて思ってないけど)
こうして憧れのモノや人やことって、年を重ねていくうちに減っていっちゃうのかな?寂しいな、なんか、うん。ちょっとだけ、かなり、寂しいな。