昭和のサーフィン物語 11
「『日立市長杯』開催を市議会議員にお願いする」という決議をした翌月のHSA定例会議・・・
ホーガンさん 「先月の日立市長杯の件で、ブル若君から報告が有ります。 ブル若君 どーぞ! ブヒョ!!」
機嫌が良さそうなので OKの返事を貰ったに違いない!!
ブル若 「近所の酔っ払い・・・、じゃなくて市会議員さんにお願いしたところ 2つ返事で了承を頂きました。 取りあえず 教育委員会のスポーツ振興予算の枠から 持ち回りの優勝カップを作って貰えることになりました。エッヘン!!」
ホーガンさん 「市提供の優勝カップさえあれば 日立市長杯と胸を張って言える訳だ!! ギャハハハハハ・・・ で 大会当日には 市長が挨拶に来るのか??」
ブル若 「その件なんですが・・・ 実は 市長杯と言う話は本人には話してないらしいんですよ!!」
ホーガンさん 「ハッ!? 話してない!??? どういうことだ!???」
ブル若 「え~~とですね!! そのオヤジ(議員さん)が言うには 市長まで話を上げちゃうと『議会の承認を得なくちゃならない』らしいので オヤジの一存で決めたとか・・・ どひゃ!!」
ホーガンさん 「一存??? そんなこと勝手に出来るのか???」
ブル若 「『市長が気が付かなきゃ 問題無いだろ!!』 と言ってました。 ギャハ!!」
時代は昭和・・・、すべてイケイケの時代であった!!
どひゃ!
ホーガンさん 「そりゃそうだろうけど・・・ それじゃ 大会の挨拶は誰がするんだ!??」
ブル若 「代理で その議員さんがするそうです!!」
ホーガンさん 「大丈夫なのか?? 」
ブル若 「心配無いですよ!! いくら酔っ払いとはいえ 議員さんですから・・・ 挨拶はプロですよ!! ブヒョヒョヒョ・・・」
ホーガンさん 「いや 最初は大丈夫だろうけど 毎回 そのオヤジに頼む訳には行かないだろ!? 次の選挙で落選するかもしれないし・・・」
(そう言われれば そうである・・・)
ブル若 「それは全然問題ないスよ!! 代りの議員なら いくらでもいますよ!!人前に出て話すのが商売の人達ですから・・・」
ホーガンさん 「ふ~~ん・・・」
と言う訳で 市長が知らないところから『日立市長杯』は始まったのであった。
ギャハハハハハ・・・
「いつも嘘ばかり書いてんじゃね~~よ!!」と思って読んでいる人も多いだろうが、この話は事実である。
今から17~8年前に 当時の市長に「スポーツ広場建設」の署名を持って行った際、『日立市長杯』の話になり 「そんなサーフィン大会が有ったんですか??」と目を丸くしていたのだ。
本人も知らない大会が 堂々と20年以上も行われていたのである!
その後は 事後承諾という形で今に続く・・・
さすが昭和・・・
今から40年以上前の話なのであった。
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