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学生の今だから

学生の今だからこそ感じられることってたくさんあるのかな、そう思う瞬間がたくさんある。
中学生の時はそんなに思わなかったような気もするが、高校生になってからよく思うようになった気がする。
”青春”という言葉をよく耳にするようになったからだろうか。中学の頃よく話していた先生の1人に、高1の夏休み前に会いに行った時に「青春をしないと」と言われたからかもしれない。でもそれだけじゃない気がする。普段の友達との会話とか、部活とか、それこそ高校の先生とする雑談とか、休日に高校が離れてしまった友達と会って話す時とか、”青春”ってこういうことを言うのかな。なんて。
何気ない会話をして笑って、少しだけバトりかけて(会話で)、それこそ回りとの差を感じて落ち込んだり、色々なことで悩んだり怒ったり……、でもそういうプラスの出来事や感情だけじゃなくて、マイナスの出来事や感情もいつか「そういうこともあったな」と懐かしく思えるようなプラスの思い出になっているような予感がする。
確かに高校生の今、小学生の頃の記憶を思い出したら黒歴史はあるし、思い出したくない思い出もあるし、今はもう乗り越えたトラウマもあるし、色々あるけど、その中にもやっぱり楽しい思い出もそれなりにあって。だから小学生の頃のマイナスの思い出だって、プラスに変えることだって不可能ではない。根拠なんてどこにもないけど、そうなるはずだ。
トラウマのことはここでは書けないが、そのトラウマは中学で出会った友達やよく話していた先生(複数人いるよ-)が、私の背中を押してくれたことで乗り越えられたのだ。トラウマがなかったら、その友達とも先生方ともこんなにも親しくなることはなかったのかもしれない。そう考えたら、こんなにも素敵な人と仲良くなれたなら、トラウマなんてあまり関係ない。ずいぶんと過去の出来事になったから、それもあるかもしれないが、色々なプラスの思い出が増えていくうちに、なんとなくそう考えられるようになった。
たしかに今だってマイナスの思い出もある。忘れ去りたい思い出だって後悔だって、でもそれも自分の一部で……、全ての自分を受け入れられるわけじゃない。受け入れらたらいいけど、それは理想だ。現実と理想は別だし、頑張ったら頑張った分だけ結果として残るっていうのも理想だ。じゃあ自分は頑張ることを辞めるの?そんなことはしない。何のためにやるのかわからないけど、やりたくないわけじゃない。「何のためにやるかわからないことをやる、それでいい」これは少し前の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のセリフだ。このセリフは私の座右の銘の1つになっている。

夏休みが始まる。
ということは、高校生活の折り返し地点。大学受験も迫ってきている。
学生の今だからできること、感じられることをたくさん経験していきたい。

#エッセイ部門
#創作大賞2024


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