物を増やすのが怖い病

自分の管理範囲に物を増やすのが怖いと感じている
なのに欲しいものがたくさんある

すっきり片付いている部屋と好きなもので溢れかえっている部屋なら、
後者が好き
素敵だな 居心地の良さそうだな と思うのに、自分にはストップがかかる

それはたぶん
物を増やす=捨てる時がくる 
ということがセットだからだと思う

これは実体験に基づく事実なのだが、
例えば人が亡くなったとき、狭い部屋に引っ越すとき、管理ができなくなったとき、汚したり壊したりしたとき、気持ちが変わってしまったとき
など、必ず捨てる時がくる

単純にアップグレードするための入れ替えはいい
私も長年連れ添ったベッドフレームを新調しようと計画中だ

そうでないもの
なくても生活できるが、あると心が嬉しいもの・思い出との別れ(ちょっと大げさな書き方かも・・)は、とても辛い
捨てる前に写真を撮ったり、感謝の言葉を伝えたり、キャラクターグッズ系(特にぬいぐるみ)は燃えるごみの袋に塩を入れて供養の真似事をしてみたり

両親が亡くなって、実家の整理をしたときに大量に物を捨てた
断捨離は、精神的に安定するもの、心地良いものだと見たことがある
しかし、他人のものを捨てるという行為はとてもすり減った
一度も使ったことのないものを捨てたり、思い出のあるものを捨てたりして
物に対しても故人に対しても自然環境にたいしても罪悪感が押し寄せる
(捨てる対象が家族のものというのも大きかった気がする)

罪悪感を何度か経験していくうちに、
物を増やす・持つのに躊躇するようになってきた
本当は、可愛いグッズがあれば実用的でなくても欲しいと思うし、
くつろぐ用の椅子も欲しいし、カーペットだって買いたいし、
使わないけどタイルだって欲しいし、使いにくいけど可愛い調理器具やインテリアも欲しい、変な置物も欲しい

でも同時に頭の中から「椅子は仕事用の椅子があるから困らないでしょ」とか「キャラクターものは捨てる時に悲しい」とか「今生活できてるから買わなくてもいいのでは」という声が聞こえてくる

頭の中は大忙しだ
物を増やさない勢が優勢かと思いきや、物に執着できるのは生きている内だけだし今の好みは今しかないから好きに生きようよ勢もやってくる

youtubeで理想のインテリアコーディネイトを実現するために部屋を作っている人がいる
その人は、購入して組み立ててインテリア全体のバランスを見て、イメージに合わない家具は即退場にしていた
衝撃を受けた

購入⇒捨てる(売る・譲る)までのスピード感
その人の動画をみると私は良くも悪くも「気」を込めすぎていると感じた
もっと軽く生きてもいいんだなと思える

こんな私だが良かったこともある
購入=捨てるがセットになっているからか、物を買うときは捨てやすいかどうかを検討してから買うようになった
いろんな素材が混ざり分解できない構造のものはなるべく除外するようにしている
(プラに金属が埋め込まれているものとか、、、)

物を増やせない病はQOLと相談し、折り合いをつけ、もう少し解禁していきたい
そしてこれからも素材に注意して捨てやすい構造のものを選んでいきたい

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