【マッシュル】一巻のあらすじ内容は?登場キャラ・読んだ感想をご紹介
【マッシュル】は、週刊少年ジャンプの2020年9号から2023年31号まで連載した作品。
原作者は、甲本先生で小学生のときにギャグ漫画の王道である「ボボボーボ・ボーボボ」「銀魂」を読んで夢中になったことで、漫画家を目指したそうです。
一度は漫画家を諦めた甲本先生ですが、2年以内に連載することができなければ漫画家になることを諦めると両親に伝えています。
内容は、魔法が当たり前に使える世界の中で、生まれつき魔法能力が使えない主人公・マッシュが鍛え上げた筋肉のみで、敵を倒し神覚者(しんかくしゃ)を目指す物語。
個性のある仲間たちや敵も多く登場し、ギャグをまぜながらバトルが展開するのでとても面白い漫画です。
ギャグ漫画が好きな甲本先生が描いていることから、ファンに人気と言える作品ですが、2年以内に連載できなければ漫画家を諦めるという覚悟があったから、ここまで大人気となった作品と言えます。
今回は、2020年6月4日に発売されたマッシュル一巻についてご紹介します↓↓
この記事を読んでわかること
・マッシュル一巻のあらすじと内容
・登場したキャラクター
・一巻の見どころ・感想
【マッシュル】一巻のあらすじ
魔法界の人々は、使えて当たり前のように魔法を使用して暮らしています。
また、魔法は神様が与えたものとされ、能力に応じて身分が決まってしまう世界です。
魔法世界に反対するかのように、生まれつき魔法能力を持たない者も存在します。
それが、主人公のマッシュ・バーンデット。
人が訪れない森の中で、一人でモクモクと筋トレをする彼です。
筋トレを終えた後に、大好きなシュークリームを食すマッシュ。
シュークリームを食べながら、帰宅するところから物語がはじまります。
【マッシュル】一巻の内容
あらすじをご紹介しました。
ここからは、どんな出来事が起こるのか?
内容についてご紹介していきます。
第一話 父親の約束を破って街へと出かけるマッシュ
森の奥にある、小さな家の中でコーヒを飲みながら息子の帰りを待つ父。
父の名は、レグロ・バーンデット。
椅子でくつろぎながら、75歳という年齢になってから、ある程度はイライラしなくなったと思いながらコーヒを飲んでいます。
男一人で息子を育ててきたことから、しつけにイライラしていたようですが、積み重ねてきた経験のおかげで対処する方法を見つけたので、あまり怒らなくなったのでしょう。
入り口ドアを破壊して、中に入るマッシュに父は怒りをみせます。
ドアを破壊したことを謝り、素直に反省するマッシュの姿をみたことに、怒りをおさえる父。
父は、筋トレをこなしたこと聞き、用事があると告げ出かけようとします。
留守中に、街へ行ったりするな!ときつい言葉をマッシュに言います。
街に出かけない!と言ったマッシュでしたが、本日限定のゴブリンシュークリームを食べたいと思っていたことで、父に嘘をついて街に出かけることに。
久しぶりに街に来たマッシュは、魔法を当たり前に使う人々の様子を見て、魔法を使用しなくても手を使ってできることばかりとつぶやきます。
魔法という能力があるのだから、その能力を使って人の役にたつことに使えばいいと思っているマッシュと言えるでしょう。
目的の店についたマッシュは、シュークリームを購入するのですが、手に力を入れすぎたため小銭を折り曲げてしまいます。
力を入れて、折り曲がった小銭をもとに戻しますが、風が吹いたことでフードがぬげてしまい素顔をさらすことに。
素顔にアザが無いことで、魔法警察に追われてしまうマッシュ。
追われるマッシュを助けたのが、父のレグロ。
父は、マッシュをつかんで、森へと逃げて行きます。
魔法警察は、アザが無いマッシュを捕まえれば、出世のチャンスと思い居場所を捜索します。
家に帰ったレグロは、魔法警察に存在を知られてしまったことで、急いで対策を考えますが、居場所を知られてしまい拷問をうけてしまうことに。
拷問の痛みに耐えながら、過去を振り返るレグロ。
レグロは、魔法が使えましたが劣等(れっとう)で家族や職場の上司に必要とされない人間でした。
不出来で必要とされない人生を終わらせるため、建物の屋上から飛び降り自殺をしようとするレグロ。
そこに、アザの無い赤ん坊が捨てられていることに気づきます。
赤ん坊に、自分が必要と気づき血のつながりがなくても、父親であり続けると決意するレグロ。
自分は、どうなってもかまわない!と叫びマッシュだけが助かることを願います。
そこに、警官の顔を力強く押しながら、登場するマッシュ。
マッシュに、何故?逃げることをしなかった?とたずねるレグロに、「たった一人の家族だから」と話します。
その言葉に、驚きを隠せないレグロ。
血のつながりがありませんが、「父親としてや家族の一人」として認められていることを嬉しいと思っていることでしょう。
拷問して酷いことをした魔法警察に、マッシュは「全員地獄に落としてやる!」と宣言します。
ドラゴンを追い払った最大最強の魔法で、マッシュを倒そうとする魔法警察。
その魔法を片手で、振り払うマッシュ。
マッシュの強さに驚き敗北を認めた魔法警察は、取引を提案します。
その取引とは以下のとおり
・魔法学校に行って神覚者に選ばれること
・神覚者に選ばれることを否定して国に一生追われること
マッシュは、レグロと平和に暮らしたいと思っていることで神覚者に選ばれることの提案にのります。
父親と平和に暮らせない世の中なら、壊すしかない!と決心して魔法学校に編入するマッシュです。
第二話 貧乏少女レモンと出会うマッシュ
レグロと平和に暮らすため、神覚者に選ばれることを目標にしてイーストン魔法学校に編入することになったマッシュ。
編入するには、超難関(ちょうなんかん)の試験に合格しなければなりません。
魔法を使わず筋トレをするマッシュを見た、担当のクロード・ルッチは変な奴と思い、マッシュを編入させないために、試験に落とそうとします。
マッシュは、己の筋肉パワーを使って試験に合格していきます。
ふざけたマッシュが気に入らないことで、最終試験の迷路で不合格になることを思いつくルッチ。
迷路に入った直後に、貧乏魔法少女レモンと出会うマッシュ。
とても不安そうな顔をしながら、レモンは「一緒に同行してもいいですか?」と話します。
どうして?と疑問に思うマッシュに、二人で協力したほうが効率的で早くゴールができると提案するレモン。
人を疑うことを知らないマッシュは、確かにといい同行することを決めます。
変なところをつまずきながら、明らかにマッシュをゴールさせない行動するレモンに「効率的ってなに?」といいレモンを置き去りして先を急ぐマッシュ。
魔法を使ってレモンは、マッシュを動けないようにします。
諸事情(しょじじょう)があって騙していたことを謝るレモン。
しかし、マッシュは自慢の怪力を使って魔法を解き、先を急ぎます。
置き去りされたレモンの前に、スフィンクスが現れ襲われるレモン。
騙していたことを反省しながら、スフィンクスの罰を受けようとします。
そこに、マッシュが現れたことで、助けられるレモン。
マッシュは、諸事情が自分みたいな感じだったらとてもかわいそうと思ったので助けています。
レモンを助けたことで、付きまとわれてしまう展開になるとは今は知らないマッシュです。
第三話 イーストン魔法学校の校長と面接するマッシュ
レモンを助けたことで、時間切れとなって不合格となったと思われたマッシュ。
しかし、迷路の壁を怪力で破壊してゴールをします。
壁はいかなる強力な魔法も防ぐ壁ですが、怪力は別です。
まさか、怪力を使ってゴールするとは考えていなかったルッチ。
面白くないという顔を見せるルッチですが、怪力を使ってゴールするマッシュを見て「なかなか面白い子だな」と興味をもつ校長。
壁を壊してゴールしたマッシュに、イカサマ扱いをし、「帰れ!」とヤジを飛ばす受験者たち。
イカサマをしたことを、認め反省するマッシュです。
帰りたいと悲しい顔をするマッシュを見ているととてもかわいそうに思えてきます。
レモンを助けたことで、しかたなく壁を壊したことを話そうとしないマッシュを庇うように、レモンは「彼は悪意があってやったわけではない!」と伝えます。
マッシュが、ゴールできないように邪魔するようにとルッチに命令された真実を話すレモン。
命令を聞いた理由は、貧乏な家族を救うためイーストン魔法学校に編入する必要があり、マッシュを足止めすることができれば、合格者にしてやるとルッチに言われたからでした。
真実を聞いた受験者たちはヤジを飛ばすことを、やめて黙ってしまいます。
全ての企みを、知られてしまったルッチですが、「私は試験官だよ」「悪いのか?」と開き直る態度を見せる悪教師。
文句を言うルッチの杖を折るマッシュ。
言い過ぎに、我慢できなくなり杖をへし折ったのでしょう。
そこに、ウォール・バーグ校長が登場。
校長はルッチに、後で部屋に来るように伝えます。
この後のルッチについての詳細は不明ですが、悪質なことからかなりの説教を受けたことが想像できます。
そして、マッシュは校長が監督を務める最終面接を受けることに。
果たして、合格することができるのでしょうか。
第四話 ほうき対決することになったマッシュ
校長の最終面接に、合格となりイーストン魔法学校に編入することができたマッシュ。
見習いの生徒たちと共に、魔法を学ぶことになります。
魔法が使えないマッシュは、鍵を力ずくで破壊したことで、教師に怒られてしまうことに。
教師に怒られるマッシュの様子を見ていたフィンは、今年の編入生は「へんな奴がいる」と思い関わりを持たないことを決めます。
運悪くマッシュと一緒の部屋になってしまったフィン。
分からないことがあれば、何でも聞いてといい接しますが、内心は嫌だと思っていたに違いないでしょう。
マッシュは、「神覚者」になるためには、どうすればなれる?とフィンに尋ねます。
課外授業や学校生活の全て評価対象で「金・銀・銅」のコインが与えられると伝えるフィン。
簡単に言えば、テストや授業だけではなく学校で行われるイベントなどで良い成績を残した生徒が「神覚者」に選ばれる可能性が高くなります。
ほうきの乗り方を学ぶ授業で、飛べと念じるマッシュですが、魔法能力がないので飛ばして掴むことができません。
その様子を見ていた生徒の一人が、マッシュを馬鹿にします。
マッシュは、地面を踏みつけてその反動でほうきを掴みます。
イカサマをしたことに文句を言う生徒の一人。
ほうきを使ってタイム測定(そくてい)を提案します。
負けた奴は、何でもゆうこと聞く条件付き。
マッシュはほうきを勢いをつけて飛ばし、追いかけて飛び乗るという超人技で勝負に勝利します。
勝負に勝利したマッシュの前に、魔法局に務める高官の息子であるロイド・キャベルが現れます。
さわやかな笑顔を見せるキャベル。
内心はマッシュのことを気にいってはいないキャベルなので、どんな嫌がらせをするのでしょうか。
【マッシュル】一巻の登場キャラは?
マッシュル一巻・前半内容をご紹介してきました。
ここでは、一巻の前半に登場したキャラクターをご紹介します。
マッシュ・バーンデット
本作の主人公で、魔法世界に生まれながら魔法が一切使えないというデメリットをもつ少年。
魔法が使えないというハンディがありますが、鍛えた筋肉のみで何事も解決させる能力をもっています。
とても素直で、学園で知り合った仲間には微笑みを見せる一面も。
大自然の環境で育ったため、野菜や豆しか食べないマッシュ。
しかし、父親にシュークリームを食べさせて貰ったことがきっかけで大好物になってしまいます。
シュークリームだけは何故か?自作ができてしまうマッシュ。
学園生活でも、調理室に無断で入ってシュークリーム作りに専念しています。
筋トレとシュークリームのことしか頭にない!主人公です。
レモン・アーヴィン
本作のメインヒロインである、レモン。
得意とする魔法は、拘束系。
実家が貧しいため、家族を救いたいという思いからイーストン魔法学校に編入しようとします。
しかし、編入するお金がないため、試験官のルッチにマッシュを邪魔して不合格にすることができれば合格してやるという条件を受けるレモン。
最終試験でスフィンクスに襲われてしまうところを、マッシュに助けられ「恋に落ちて」しまうことに。
作中では、マッシュのことが好きすぎてストーカー行為をしてしまうレモン。
作者の甲本先生は、これまで女性キャラを描いた経験がなく、マッシュルにも「ヒロイン」が必要と担当者から提案されたことで、仕方なく描いたそうです。
フィン・エイムズ
アドラ寮1年生で、神覚者の一人であるレイン・エイムズの弟。
物を位置移動させることができる固有魔法を得意する少年。
普段は、天然ボケをするマッシュのギャグにツッコミを入れるなどしていますが、基本はとても大人しいです。
大人しい性格から、ロイドによるいじめ(嫌がらせ)を受けていましたが、マッシュに助けられたことから、フィンは彼の初めての友達になります。
レグロ・バーンデッド
マッシュの育ての親。
何をしても上手くできないことから、親・周りの人間に必要されていないことから自ら命を絶とうしたレグロ。
捨て子だったマッシュを拾い、この子には自分が必要と知り、育ての親になります。
マッシュを成長させるために、色んな努力をしてきたと言えるレグロ。
血の繋がりはないですが、本当の息子として魔法警察に知られるまで育ててきました。
魔法が使えないマッシュに、自衛のためと考え筋トレを学ばせるのですが、ここまで超人的になると予想がつかなかったレグロです。
ブラッド・コールマン
元魔法局直属の警備隊の経歴をもつ、魔法警察官。
ドラゴンを追い払うほどの魔法力をもっていますが、マッシュに筋肉パワーを使われたことで、驚きドラゴンを追い払った力を見せることができませんでした。
マッシュに敗北しますが、このままいると国に追われることになることをマッシュに伝え助かるには、神覚者になることをすすめたブラッドです。
ウォールバーグ・バイガン
イーストン魔法学校の校長で元神覚者だった人物。
編入試験の最終面接で、自分を犠牲にして他人を助けようとするマッシュの行動に驚き、彼を編入させることを認めています。
中には、自分の都合でしか考えない教師もいますが、ウォールバーグは人間が支配する現在の人間社会に危機意識を感じています。
学園だけではなく、世界のことも考えている校長なので、この先でもマッシュの力になる人物と言えるでしょう。
【マッシュル】一巻の見どころ・感想
マッシュル一巻の見どころは、小学生でも通用するギャグが満載しているところです。
魔法使い相手に、ギャグを平然と使いながら倒すという新しい戦い方をするマッシュに魅力を感じます。
普通では、魔法なしで魔法使いを倒すのは無理だと思いますが、超人的な力に魔法が負けるというところも、マッシュルの面白さと言える漫画です。
【マッシュル】一巻のあらすじ内容は?登場キャラ・読んだ感想のまとめ
マッシュル一巻についてご紹介してきました。
父レグロの言いつけを守らずに、シュークリームを街まで買いにいったことで、アザがないことが、人々に知られてしまい警察に追われてしまうことになってしまったマッシュ。
家族と幸せに暮らすには、神覚者に選ばれるしかないという選択肢しかありません。
勉強が苦手なマッシュは、神覚者になることができるのでしょうか?