シーズン12ランクマッチ 環境分布と相剣について
1か月ぶりです
今期も無事ダイヤ1に到達したので、その構築と環境分布について語りたいと思います
DCカップの参考資料となれれば幸いです
環境分布
環境は群雄割拠の様相を呈しています
毎回違うデッキと当たって飽きがこないのは良いですが、汎用カードの選定が悩ましくなりますね
データ数が少ないので偏りはありますが、なんと環境トップと目されたデスピアのシェアをアダマシアが抜いています
アダマシアは15件(12%)、デスピアは14件(11%)と極僅かな差ではありますが、環境トップが安定しないこの環境を象徴していると言えるでしょう
3位(8%)のヌメロンは月初めの好例なのでノイズと処理し、それ以下を見ると展開系の魔術師やエンディミオン、ミッドレンジの相剣やマリンセス、罠ビのエルドリッチとデッキタイプが万遍なく分布する環境となっています
烈風の結界像の禁止で誘発のスペースが狭い展開系が幅を利かせることは予想されましたが、デッキ選択の幅がかつて無いほど広がった環境となったようです
デッキレシピ
ガンマと強貪の同時採用はリスクもありますが、後手では基本的に腐らず、先行ではゴードンを後打ちすればケアできるので採用しています
また、相剣はそれなりに事故るデッキです
初動(=赤霄が出る)の確率は7割程度であり、また劉淵とコストが居なければ泡かヴェーラー1枚で止められてしまいます。事故率を減らせる壺系の採用は必須でしょう(三戦の才の採用も同じ理由)
そしてガンマは烙印デスピア以外の環境デッキに非常に有効な誘発です
アダマシアは場に岩石が居なくなれば展開が伸び悩み、魔術師は場にモンスターを減らしてエレクトラムの成立を難しくし、ヌメロンはワンキルを防ぐことができます
相剣は剣現へのうらら、先出し劉淵へのG,エクレシアへのうららG等先行で使える機会が多いためというのも採用理由です
誘発というより追加効果のある指名者としての運用ですね
ヌメドラワンキルセットはExの枠を3つ使いますが、8シンクロが2体、つまり剣現と何か莫邪の効果で見せるカードがあれば9000打点を出せるので、かなり使いやすく感じました
展開ルートは以下の通り
また、ヌメドラはこれまで暗転しか無かったメガトンゲイルへの回答を増やす意味も有ります
今回の構築は相剣テーマの強みを生かす方向に組みました
天威は2枚初動要求かつ竜鬼神の1妨害しか立たず、アーダラやシュターナの素引きが弱いためヴィシュダ以外採用していません
七星劉淵は烙印対面で何一つ有効な働きをしない点、EXの枠が無い点を考慮して抜きました
そもそも劉淵は先手札なのに現環境ではバロネスに妨害の質で負けています。烙印融合を止められないしアダマシアは魔法罠を除外されても困りません
エルドリッチや幻影騎士団などが増えたら採用するかもしれませんね
トロイメアケルベロスは魔術師が苦し紛れに出してくるバグースカやニビルトークンの処理用に採用しました
採用以来約60回やって2回使いましたが一番抜いていい枠です
横並びが苦手な相剣では、これで1体処理した所で展開が止まることが多いので
誘発については、烙印メタでわらし、魔術師・マリンセス・ヌメロン・相剣等のメタとしてうさぎを、被りを嫌って1枚づつ採用しました
泡は2枚採用になっていますが、これは泡を重く受ける対面が相剣とドラゴンリンクしか無い(魔術師にも有効だがうさぎの方が強い)こと、Gツッパの時に弱いことを考慮しました
…嘘です。Gツッパされてニビル引けなかったので衝動的に入れたニビル2枚目の代わりに抜けました
とは言えニビルを入れる場合、真っ先に抜けるカードであるので間違った選択はしていないと思います。環境に魔術師やアダマシアが増えれば2枚採用で良いでしょう
プロートスは真っ先に抜けました。烙印対面以外先手で出してもほぼ置物であり、しかも後手ではミラジェイドに除外されるかそもそも出せないパターンがほとんどでした
おわりに
現環境では相剣はミッドレンジでは一番強いデッキと言えるでしょう
妨害の質が他より高く、自由枠も22枚と環境デッキでは最大です(一応純デスピアも並ぶ)。誘発耐性の高さやワンキル能力の高さも持ち合わせています
また、展開系が環境に増えるとミラーマッチが運ゲーとなり、勝率が50%に近付きます。そのため、展開系を誘発でメタれる優れたデッキだと言えるでしょう