Midjourneyによるポートレイト+効果4種
1.基準となる写真の描画
まずは、いろんな効果を試す前に、基準となる写真を描き出してみます。Midjourney(以下MJ)は、多少雑なプロンプト(指示文)でも、美しく撮影してくれます。
MJではなく、実際に撮影するとしたら… 海外のモデルさんのオファーからはじまって、メイクさん、衣装さん、カメラマン、照明さんの手配にスタジオ費、と撮影自体が大仕事。少なく見積もっても、数十万円から三桁万円の費用が掛かることでしょう。
余談はさておき、プロンプト。
さすがMJ。このままでもいい気もしますが、ここからいろいろ効果をつけていきます。
2.F値を設定してみる
ピントの合っている幅(被写界深度)を狭くしてみましょう。「 f1.4」を書き加えます。fはフォーカル(forcal/絞り値)の頭文字です。
ピントの合っている幅が狭くなって、左肩がボケています。比較的うまくいったようです。ただ、F値を細かく変えて試したところ、あまりよい結果を得られることができませんでした。
3.ピントを外す呪文
細かくF値を変えてうまくいかなかったので、今度は、思い切って、ピントを外してみました。スローシャッターと似た効果なのかも知れませんが、モデルさんの動きや、ブレが出て、なかなかいい感じになりました。いかがでしょうか?
4.フレアを追加
次は、フレア(flare)を追加してみます。フレアとは、レンズやボディのなかで光が反射することで、画面にカブリやムラが出る現象のことです。
やんわりとではありますが、フレアがつきました。
5.光漏れを追加
なかなかうまくいかなかったのが「ノイズ効果」でした。かなりいろんな呪文を試したものの、求めていたノイズは得られませんでした。Adobe フォトショップだと一撃でできますので、諦めることにします。その途中で発見したのが、次のプロンプトです。「add light pinhole leaks, glitchy,」ピンホールは、大昔のカメラのことです。グリッチーは〔機器に発生する〕故障や不具合を意味する俗語になります。
6.まとめ
前回に引き続いて、MJをカメラに見立て、いくつかの効果をご紹介しました。本物のカメラのように、厳密には動作しませんが、それなりに面白い効果が得られるように思います。まずは、お試しあれ。
AI-ARTIST / 作家紹介
nuag_aiさん
AIが生成した美女と野獣のポートレートを制作
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