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【シティリーグS4best4】イバラルギアのすゝめ【全文無料】


ポケモンカードプレイヤー各位

平素より大変お世話になっております。
熊本県在住ポケカプレイヤーのゴンヌと申します。

早速ですが、今期シティリーグのシーズン4にてベスト4入賞しました。
普段調整や応援してくれる皆さんのおかげです。
ありがとうございます。


今回、オリジナルのお気に入り構築でトナメに上がる事が出来たため、記念にnoteでも書いてみようと思い筆を取りました。

ただし本稿はあくまで当時のクリムゾンヘイズ環境の話であり、投稿される変幻の仮面環境では異なる部分も多い点についてはご留意ください。

以前CL福岡に参加した際にもルギアのnoteを執筆したためその際と内容が重複する部分もあるかとは思いますが、読んで頂けると嬉しいです。

さて、タイトルにもありますイバラルギア。
ルギア自体は環境デッキと呼ばれるもので、入賞数もかなりの数を誇ります(4/24現在)。

その中で今回の構築は一般的なルギアデッキとは大きく異なる部分がいくつかある為その差異が上手く働いたのではと考えており、本稿はその部分を中心にお話していきたいと思います。

それでは早速デッキリストを見ていきましょう。


シティリーグ(4/24)時点のリスト


よく見るルギアデッキとの大きな違いとしては
・ルギアライン各2枚
・テツノイバラex
・ボール枚数7枚
・アンフェアスタンプ
・ジニア3枚
・リバーサル2枚
・基本雷エネルギー2枚
といった部分になるかと思います。

そのあたりも含めてデッキの解説に入っていくとしましょう。




【各カード解説篇】

−ポケモン−

▶ルギアV 2枚
▶ルギアVSTAR 2枚


皆様ご存知、問答無用の格好良さ。
アッセンブルするのが最大にして最後の役目になることも多いので最低限の枚数で採用。この枚数で立てられるか不安になる方も多いでしょうが、詳しくは後述します。

▶アーケオス 4枚

皆様ご存知、最強のエネルギー加速エンジン。
ここは説明不要の最大枚数。

▶チラーミィ 4枚
▶チラチーノ 2枚


皆様ご存知、可愛い顔して殺意の塊。
チラーミィは序盤の展開に必須のため最大枚数。
チラチーノへの依存度が高くなりすぎないよう設計してあるものの、やはり必要な場面は少なくないので2枚採用。

▶ガチグマアカツキex 1枚

皆様ご存知、締めに出てくるデカくて怖くて強いやつ。
エネ管理が非常に重要なデッキなので、アッセンブルなしでも火力が出るアタッカーは貴重。

▶ミュウex 1枚

皆様ご存知、強いことしか書いてない幻ポケモン。
ジェット節約出来る、逃げ0。
手札細い時の味方、リスタート。
ロストインパクトやげっこうしゅりけん打ちたくなる、ゲノムハック。
縁の下の力持ちとはまさにこのカードのためにある言葉。

▶テツノイバラex 1枚

皆様ご存知、異世界転生してきた頂への雪道。
使わない対面もそこそこあれど、意外と仕事が多いやつ。
ルギア構築に採用されているのはあまり見かけませんが、このデッキにおける主な役割としては
【対ルギア】
・ルギアVSTARやネオラントVの特性を止め展開を阻害する
・ルギアVSTARをワンパンする
【対リザードン】
・リザードンexやピジョットex、ロトムVの特性を止め展開を阻害する
・ピジョットexをワンパンする
【対サーナイト】
・バトル場のアタッカーを倒しつつサーナイトexの特性を止めることで返しのアタッカーを準備出来なくする
【対サーフゴー】
・パルキアVSTARをワンパンしつつサーフゴーexやかがやくゲッコウガの特性を止め展開を阻害する
【対ロストバレット】
・終盤にミストエネルギー込みで出すことでトドロクツキex、テツノカイナex、ガチグマアカツキex、かがやくリザードンなどからワンパンされないアタッカーを押し付けられる
【対コントロール】
・ロトムV、ピジョットV、ピジョットexの特性を止め展開を阻害している間にダメージを重ねていく
【ワザ使用時】
ベンチのチラチーノにエネルギーをつけ替えることによって攻撃と同時に擬似的なエネ加速を行える
など、役立つ場面は少なくない。
基本雷+ダブルターボで手貼りで動きやすいのも評価点。

また注意点として2つ。
①自分のテツノイバラexがバトル場にいるとこちらも特性が使えずアッセンブルスターが出来ないので、アッセンブル前にテツノイバラexを使用する際は極力ジェットエネルギーを手札に抱えておきたい。
②ワザ使用時は「テツノイバラに残しておくべきエネルギー」を意識する。
倒されそうならギフトエネルギーをつけておくのはもちろん、エネルギーの準備が出来ないのにダブルターボや基本雷をベンチにつけ替えてしまうと次のターンワザが使えなくなりせっかく得たアドバンテージを失うことにもなりかねないので注意。

▶レントラー 1枚

皆様ご存知、突如として現れる2進化ポケモン。
このデッキはチラーミィを倒されるところから始まることが多く、ジニアでサーチ出来ることも相俟って出せるタイミングが多いポケモン。
エネ管理上リバーサルエネルギー1枚で180打点出せるのはとても助かる上にピジョットexやルギアVSTAR、ミュウexやネオラントexなど倒せるルール持ちポケモンが環境に一定数以上存在するのも追い風。
また基本雷エネルギー採用のため、一度場にさえ出してしまえば基本雷手貼り+プライマルターボでいつでも攻撃出来るようになった。偉い。

▶ハバタクカミ 1枚

皆様ご存知、古代のキャンセルコロン。
使用シーンは主にロスト系やテツノイバラ単、サーナイトを想定。
【ロスト系】
・キュワワー、ウッウ、ライコウV、ガチグマアカツキexなどの特性を止め展開を阻害しつつ、ダブルターボ込みでもキュワワーを倒せるので早い段階でサイドを取り進めていく。
【テツノイバラ単】
・このデッキはネオラントV不採用のためアッセンブルスター使用タイミングだけ特性を止められればOK。
またテツノイバラにダメカンを1つ乗せておくことによりストームダイブ圏内に入れられるのも偉い。
【サーナイト】
ベンチのキルリアなどを呼び出し残りHPが20以下になったフワンテやサケブシッポを下げることでサイド2枚取りが可能に。エネルギーがついていないサーナイトexを呼び出してバトル場に縛ることも可能。

−グッズ−

▶ハイパーボール 4枚

皆様ご存知、魔法の呪文「ハイボアーケアーケ」。
ルギアデッキにおいてはまさに汎用性の塊で、好きなポケモンを持ってこれる上に手札をトラッシュ出来るため、アーケオスをトラッシュするのにはもちろんセレナやリスタート、ギフトエネルギーを使いやすくするために手札を減らすことも出来る非常に偉いカード。何ならもっと入れたい。

▶ネストボール 3枚

皆様ご存知、いぶし銀の始動役。
ルギアデッキのボール採用枚数には諸説ありますが
・チラーミィ、ルギアを序盤に確定サーチ出来る
・盤面に合ったアタッカーを準備出来る
の2点は個人的に重要度が高く、序盤の要求が高いこのデッキにおいてサーチを不確定要素に頼るのは安定性を下げる一因になると考えたため採用。

▶ポケギア3.0 4枚

皆様ご存知、サポートサーチの代名詞。
とはいえルギアデッキにおいては基本的にこのカードではなくネオラントVが採用されます。
では何故ポケギアなのか。
・序盤のジニアやセレナ、終盤のナンジャモやボスなどサポートを引き込みたいタイミングが多い
・ネオラントVは戦闘準備や終盤のサイド2などで負け筋になりやすい上、テツノイバラ単に対して更に弱くなる。またベンチの空きも必要であり、テツノカイナにサイド3枚取られる要因にもなり得る
ことからポケギアの方が適当だと考えた。
特に確定サーチが多く山札圧縮を進めやすいため、終盤の当たり札を引き込みやすくなるため想定以上に仕事してくれるカード。
地味にポケストップ適正が若干上がる。

▶大地の器 2枚

皆様ご存知、いま一番使われている古代のカード。
基本雷エネルギーをサーチ出来るのはもちろん手札1枚トラッシュが偉く、グッズでのトラッシュ手段が欲しいこのデッキにおいてアーケオスをトラッシュ出来るのはありがたい。ハイパーボールと並んでマルチタスク出来る汎用カード。
欠点は「ひと粒で2度美味しい大地の器」とかいう粒なのか器なのか良くわからない日本語になること。

▶カウンターキャッチャー 1枚

皆様ご存知、捲り盤面の救世主。
前述の通りサイド先行されやすいため使いどころが意外と多いカード。特にジニアやナンジャモと併用したい場面が多いため採用。

▶アンフェアスタンプ 1枚

皆様ご存知、理不尽レベルの手札干渉。
ロスト軸に対して不利を取ることが多かったため採用。カウンターキャッチャーと同様サポートと併用出来ることが強みで、特にボスと併せられるとアドバンテージを取りやすい。

−サポート−

▶ボスの指令 3枚

皆様ご存知、ボスの権限乱用カード。
カウンターキャッチャーやセレナなど限定条件での呼び出し札も採用しているため3枚採用。

▶ジニア 3枚

皆様ご存知、進化を促す生物教師。
時々巻き起こるジニアヒナツ論争ですが、個人的にはジニア一択。
多少暴論ではありますが、ジニアよりヒナツが活きる場面としては
・チラーミィが前のターンに場に出ている
・トラッシュにアーケオスが1枚もいない
・手札にハイパーボールがある
・手札に1枚もアーケオスがない
の全ての条件を満たす必要があるという非常に限定的なカードにならざるを得ないので、安定感という意味でもジニア以外の選択肢はないと考えます。
序盤に必要なうえポケギアでの当たり方を考慮して3枚採用。
序盤はルギアやアーケオス、中盤以降はチラチーノやレントラー、余裕があれば余ったアーケオスなどを抜いてデッキを圧縮することもあります。

▶セレナ 2枚

皆様ご存知、キュートでポップな名バイプレーヤー。主人公だけど。
Vポケモン呼び出し、アーケオストラッシュ、手札補充など細かいところで次善の策を取りやすいカード。100か0かではなく常に70点の仕事をしてくれるため、地味に助かる場面多し。

▶ナンジャモ 2枚

皆様ご存知、名実ともにポケカ界でのマリィの後釜。
手札干渉や手札リセットが主な仕事ではあるが、ルギアデッキにおいては手札の特殊エネルギーを山札に戻すという大きな仕事があるため使いどころは考えたい。アッセンブル前だと直接的な効果がないため泣く泣く採用は2枚。

−エネルギー−

▶ジェットエネルギー 4枚

皆様ご存知、呼ばれて飛び出るエネルギー。
入れ替え札としても使いたいので、極力手札から出したい。テツノイバラ採用により重要度が更にあがったため4枚必須。

▶ギフトエネルギー 3枚

皆様ご存知、手札干渉どんとこいエネルギー。
手札干渉にも手札が細い時にも役に立つ素敵エネルギーだが、ワザのダメージ限定なのでミストエネルギーと合わせてあげたい1枚。相手の呼び出し札を1枚使わせられることも。
枠の都合上採用枚数は3枚。

▶リバーサルエネルギー 2枚

皆様ご存知、不意に輝く最強エネルギー。
レントラーと合わせるのはもちろんのこと、他のエネルギーを温存したい時にルギアやチラチーノに付けたり、アーケオスやチラチーノが1枚で動けたりするのも地味に偉い。特にチラチーノリバーサルころころ70点+ボスで勝負が決まる盤面がそこそこあるので、覚えておいて損はない。

▶ダブルターボエネルギー 2枚

皆様ご存知、デチューンダブル無色エネルギー。
主にルギアVSTARの攻撃用か逃げエネ、たまにガチグマexやミュウex、アーケオスにも付けちゃう。入れすぎるとスペシャルころころ用のエネ管理が難しくなるため2枚採用。

▶ミストエネルギー 2枚

皆様ご存知、殴り合い推奨エネルギー。
主にくるいえぐるやスターレクイエム、ロストマインを防ぎたいが故の採用。あまいわななどの「にげられない」効果も防げるのも偉い。
対面によっては全く使わないので2枚採用。

▶Vガードエネルギー 1枚

皆様ご存知、普段は使わないのに欲しい時は足りないエネルギー。
ギラティナVSTAR、ルギアVSTAR、マフォクシーVあたりを想定しているが、他のエネルギーのバリューが高いため1枚採用に留まる。

▶基本雷エネルギー 2枚
皆様ご存知、Vユニ謹製SR。
本当は3枚入れたいが、エネルギーの最大枚数は16枚想定でこれ以上特殊エネを減らすとスペシャルころころ運用に影響が出るため2枚採用。


【デッキ運用篇】

さて、ここからはデッキの運用方法などに触れていきます。

-ボール10枚説に投じる一石-


ルギアといえばボール系カードは最低10枚必要、といった旨の通説、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ルギアは序盤、ルギアVを場に出し、アーケオスを2枚トラッシュし、ルギアVSTARを手札に加えるというそこそこの要求を満たさなくてはならないためそれらのカードを持ってこれる「可能性がある」グッズを多く採用する、というのが定説となっています。

ただしハイパーボール以外は前述の通り確実性がなといった側面もあるため手札に引き込む+目当てのポケモンを持ってこれるかどうかは運任せという二重苦を背負ってしまうのです。ここも数ある「ルギア不安定論」の要因のひとつでもあります。

それでは確実性のあるカードに変えてしまえば良いのでは?という至ってシンプルな思いつきから今回の採用カードに至る訳です。

本構築におけるボール採用枚数は7枚。一見すると少ないように思えますが、
【進化ポケモン】
ハイパーボール1枚×4
ジニア2枚×3
計10枚分の確定サーチ能力
【たねポケモン】
チラーミィ2枚×4
ネストボール1枚×3
ハイパーボール1枚×4枚
計15枚分の確定サーチ能力
と十分なサーチ能力を有しており、他のデッキタイプと比べても遜色ない形で運用出来ると思います。

-先攻は本当に最適解か-


この話を始めるにあたって、前述の「よく見るルギアデッキとの違い」について「基本的に後攻スタート」という項目を付け足させてください。

これを聞くと「ルギアって基本先攻取るものでは…?」と思われる方がほとんどだと思います。それはひとえに「最速アッセンブルスターこそ最強」だと思っているからこそ。

果たして本当にそうでしょうか。

いや、厳密に言えば最速アッセンブルスターは確かに最強(当社比)なのですが、最速を「単に一番早く発動する」と認識しているのか、「最大効率を最速で発動する」と認識しているのかで話が変わってきます。

例として当時tier1だったリザードン軸とルギアが苦手とするカイナ軸を中心に考えていきましょう。
先攻2ターン目でアッセンブルした場合、リザードン軸が相手だと基本的に倒せるのはヒトカゲやポッポ、ビーダルなどの非ルールポケモン。その場合大抵ベンチにも同じポケモンがいることでしょう。
カイナ軸も基本的にはミライドンしか倒せず、ベンチにはエネルギーが数枚ついたテツノカイナが控えています。
そしてこちらのバトル場にはルギアVSTAR。

返しのターンでリザードンexにアーケオスやチラチーノを、テツノカイナexにルギアVSTARやアーケオスを倒され戦況が逆転します。逆転するためのリソースが足りず押し切られることもしばしば。

それは何故か。理由はみっつあります。

ひとつは「カウンターキャッチャー」があること。
ペパーからサーチが出来るため、比較的持ってきやすい部類に入ります。

ふたつめは「先2アッセンブルではメインアタッカーに届き辛い」ということ。
先2のターンではリザードンexはまだ場に出ておらず、テツノカイナexもベンチにいることがほとんどです。いないポケモンは倒すことが出来ませんし、先2で特定のベンチポケモンを呼び出せるのは安定性に若干の難があるルギア軸にとって基本プランではなく「上振れ」です。

そしてみっつめ。「倒されたアーケオスはリカバリー不可」ということです。
今の環境には色々なシステムポケモンがいますが、ルギア軸のアーケオスだけは場に出すためにVSTARパワーを使用する関係上「アーケオスが倒されたから次のアーケオスを出す準備をしよう」という動きが出来ないのです。

つまり先2アッセンブルスターは当時の環境において「旨味が少ない上にリソースを早い段階で削られる可能性が高い」ことが予測されます。

また構築上の理由もあります。
ルギア軸は安定性にやや欠けるため、先2アッセンブルスターを高い頻度で宣言出来ているかと言われると首を傾げる部分があるかと思います。それだけ頑張って先2を達成した結果が前述の状況なのであれば、勝率を上げる最適解ではないように感じていました。

そこで私は考えました。
「安定性上げたいなら、後攻は単純にサポート2回使えるしお得じゃね?」と。

頭悪そうな解決法ですがある意味真理でもあり、そりゃあサポート1回より2回の方が良いに決まってます。何ならワザも1回挟めます。

この「ワザを挟める」というのがまたミソで、このデッキでは「チラーミィでの後1なかまをよぶ」を基本プランとすることが出来ます。
これの何が偉いかというと、
・呼び出し前提のためボールやルギア現物の枚数を減らせる
・後攻のため相手のデッキタイプを判断してからアタッカーを準備出来る
といった構築上の自由度を上げた上でアッセンブル後のプランの準備まで進められるのです。

カードプールや環境によってもちろん最適解は変わりますが、「先2アッセンブルスターこそ至高」という先入観に囚われないことでこういった利点も見えることは覚えておいても損はないでしょう。

-アッセンブル後こそが本番-

さて、ここからは実際のプレイングなどについて触れていきます。

▶戦闘準備〜序盤
スタートの優先度はチラーミィ>テツノイバラ、ハバタクカミ>ルギア>その他の順です。逆にジェットエネルギーが手札にある場合はテツノイバラやハバタクカミを優先的に出しておくと相手の要求を上げられます。

後攻1ターン目のワザは基本的にはチラーミィでなかまをよぶを使っていきます。なかまをよばなくても盤面が整いそうな場合はかぜよみを使ったり、ワザを使わずに番を終わることもありますが、ネストボールは後半役立つので可能ならば温存しておくのも手です。

サポートに関してはジニア→ハイパーボールが一番強いのは明白ですが、相手の動きを見てナンジャモなどに切り替えても良いでしょう。ポケギアを採用することで「2種以上のサポートを手札に抱えている」状況を作りやすくなっているため、手札干渉されにくいデッキであれば1ターン目ジニア→2ターン目セレナでアーケオストラッシュのような合わせ技も使いやすいです。

サーチカードを駆使して後2アッセンブルスターを目指していきましょう。

中盤

ルギア軸はアッセンブル出来ればひと安心。
と言いたいところですが、状況だけ見れば漸く盤面が整っただけに過ぎないのでここからが本番です。

基本的には他のルギア軸と同じくルギアを押し付けつつチラチーノを育てることになるのですが、アッセンブル出来た時点でなかまをよんだチラーミィが倒されていることが多くレントラーやカウンターキャッチャーを使いやすくなっています。
レントラーで相手のピジョットexやルギアV、パルキアVSTARなどを倒していくのも良いでしょう。特にレントラーなどは使えるタイミングが限られているので、リソースに余裕を持たせるためにも積極的に使っていきたいところです。

意外とサポート必須ではないターンも生まれるので、余裕があればセレナやジニアでデッキの圧縮を進めていきましょう。

▶終盤
この頃合いになってくるとアタッカーとしてガチグマアカツキex、チラチーノを押し付けながら戦う形となります。
ガチグマで2回攻撃する必要がある場面はけっこう多いので、ジェットエネルギーはこのあたりまで極力温存しておきましょう。

そしてお待たせしましたテツノイバラex。
序盤の展開妨害にしか使えないと思われがちですが詰めにも役立ちます。
具体的にはネストボールから
・フワンテ等を倒しつつサイコエンブレイスを妨害
・パルキアVSTARを倒しつつボーナスコインを妨害
・ミストエネルギーを付けることでロストバレットから一撃で倒されることがほぼ無くなる
・傷ついたリザードンexを倒しつつピジョットexや次のリザードンex、かがやくリザードンの特性を妨害する
など、奇襲性のある盤面ロックという他のデッキにはあまり見られない運用が出来ます。ナンジャモやボスの指令と併せるとより効果的でしょう。

またこの頃になるとある程度圧縮が進んでいることも多いので、ポケギアで当たり札を引きやすくなります。ポケギア採用の利点はまさにここで、序盤から終盤まで明確な役割があるので単発のネオラントでは足り得ない運用が出来るという点に尽きます。
枠は割きますし確実性に若干の難はありますが、デメリットに勝るメリットがあるためルギア軸のポケギア採用はオススメしたいところです。

こういった「安定性に裏付けられた奇襲性」はロストバレットに通じるところもありますので、ロスト軸を良く使う方は意外と合うかもしれませんね。

【最後に】

すでに新環境に突入しており、状況が異なるため参考になる部分は少ないかもしれません。

ですが「デッキは選ぶ時代」と言われる昨今において、情報が最適化されていくがゆえに構築なおいてもプレイングにおいても「先入観を持ちやすい」という弊害が生まれているような気がします。

私自身がカードや環境の研究を進めることが好きということもありますが、今ベターだと思われているものを「疑う」ことは時に思いも寄らない発見をもたらしてくれることもあります。

是非皆さんもカードプールとにらめっこして、面白そうな組み合わせを試してみて、そこから生まれる新しい構築を楽しんでもらえると嬉しいなと思っています。

ちなみに本稿はリポストするとお得に読めますが、リポストしなくてもお得に読めます。全文無料です。

そこそこボリューム出ちゃいましたが、まだまだ実績も足りないですし有料記事にする気も特にありませんでした。

ルギアに御祝儀くれる方がいれば有り難く頂戴しますので是非頂けると嬉しいなと思っています。

何卒宜しくお願い申し上げます。

とりあえずCSPではJCS届かなかったのでお祈り運だけJCSの結果待ち。来季はもっと結果出せるよう、試行錯誤しつつ全力で楽しんでいきます!

また自主大会含め色々なところに顔を出したいと思っていますので、もしこの不思議ないきものを発見したらお手合わせ頂けると喜びます。

それではこのあたりで。
最後までご覧頂きありがとうございました!

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