好き、だけど、嫌い【台本】
少しの価値観の違いから
溝はどんどん深くなって
気付いた時には
もう手遅れでした
好き、だけど、嫌い
矛盾した気持ちが広がって
じわりじわりと身体を蝕んでいく
嫌な部分ばかりが目に付いてしまう
私ってこんなに嫌な人間だったっけ?
知らなかった
嫌いになんかなりたくなかったな
嫌いになんかなりたくなかったよ
貴方のことも
こんなことを思う私のことも
胃の辺りが痛くなる不快感が止まらない
それでもまた今日も言葉を飲み込む
貼り付けた笑顔の下には私の冷えた心がある
気付いてる?
気付いてないだろうな
だって、貴方は自分のことしか見えてないもの
考えてないもの
私のことなんてどうでもいいんだもの
なんて馬鹿馬鹿しい
心は止められない
嫌いのその先にある無関心に向かって
ゆっくりと
堕ちてゆく
次会った時にはもう
私は貴方のことなんて
何も思わないんだろうね
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